今週のデジタル書籍トピックス:
集英社が音声専門レーベル「shueisha vox」開始!まず2つのポッドキャスト番組を配信へ(AudioStart News)
大手出版社の集英社が音声専門レーベルを立ち上げ、書籍や雑誌とは別ラインのオリジナルポッドキャストを配信するとのこと。ビジネス・文化系ラジオという位置付けになるのでしょうか。記事を見る限りタイアップとかPRではないように見受けられますが、どのような方向でマネタイズされていくのか注目です。
<スマートゲート>100作品以上を一括作成できるコミック用電子書籍制作ツールが、タテヨミマンガに対応しました。(dream news)
電子書籍制作会社スマートゲートのリリースです。コミックに関しては横読みも縦読みも仕様がどのようなものなのか不勉強で知らないのですが、基本的にはフィックス型電子書籍に近いんでしょうかね。印象としては話売りでコンテンツ数が莫大になるので販売・集計の管理や無料公開などのマーケティングが大変そうだなあという印象がありますが、印象しかないです。遠いところからの物言いすいません。
オーディオブックで本に触れる社員が増えた。全社員の自己学習を支援する三井住友トラストクラブの人的資本投資(audiobook.jp note)
オーディオブックサービスの法人契約を採用した企業の人材育成担当の方へのインタビュー記事です。企業ライブラリなどはリモートで利用されなくなったり、ということも影響しているんでしょうか。勤務中に聴きながら、はいいんでしょうかね。それは採用した会社によって違うか。。
地下900フィートの坑道でオーディオブックを録音した方法/How I Recorded My Audiobook—in a Mine Shaft 900 Feet Underground(PW)
何を思ったか著者が出版社と交渉して自らの著書のオーディオブックを地下約300メートルの坑道で自ら朗読し録音した、というお話です。クレイジージャーニーですね。音質は良かったとのことでめでたしめでたし。
日本を代表するIPエンタメコンテンツが集まり、ファン同士がつながる空間『SHIBUYA TSUTAYA』6階に「IP書店」が4月25日(木)オープン(PR TIMES)
新しく生まれ変わるSHIBUYA TSUTAYAの一角に「IP書店」がオープンするとのことです。IPって言葉はこういう風に一般的に使われるようになるのでしょうか。推し活動寄りのワーディングの方がいいのではないかなあ、などと思いながら、並ぶであろうコンテンツやファン層のイメージが把握できておりませんので無責任な発言は慎みたいと思います。
ロンドン ブック フェア 2024: AI から広告までオーディオブックの現状/London Book Fair 2024: The State of Audiobooks, From AI to Ads(PW)
今月ロンドンで開かれた国際的な展示会ロンドンブックフェアでのオーディオブックのカンファレンスが記事化されていました。ポイントは非英語言語(地域)へのマーケット開拓、spotifyが提供を開始したサブスクサービスへの懸念、そして最後にAI音声という感じのようで、それぞれについてはこれまでも議論されてきた話かと思います。動画に各国語の字幕がつくようにオーディオブック(電子書籍も、ですね)がワンソースで流通する時代にいきなり変換することはないように思いますが、どこかで大きいブレイクスルーがあったらすぐそこまで来るのは早いかもしれません(すいません何をいったことにもなってませんけど)。
今週のオーディオ読書メモ:
AIガバナンス入門: リスクマネジメントから社会設計まで (ハヤカワ新書)
死ぬこと以外かすり傷
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