今週のデジタル書籍トピックス2024/5/5

デジタルブックトピックス

今週のデジタル書籍トピックス

日本ではあまり馴染みがないが…いまアメリカで急成長している「電子図書館」の実態(現代web)

特定の方面の方々は「予算が増えています」「補助金もあります」と熱心に語られるのですが、いち地域の住民としてみれば最寄りの図書館に電子書籍サービスは無いのです。書店がない自治体から進めている、わけではないですよね。というか物理的な本だから蔵書とかいう概念があるわけで、電子書籍は蔵書フラグ関係なくアクセスできる利点をベースにサービスを考えたらどうでしょう。すいません、記事と関係ないひとりごとでした。


KinoDen 大学図書館向けに講談社電子書籍をサブスクリプションモデルで販売開始(紀伊國屋書店)

このニュースはあまり大きく大きく採り上げられていないように思われますが、個人的には激しく同意な話です。電子図書館、うーん電子図書館なんてものは今ないじゃないですか。学校もしくは地域の図書館があって、電子書籍も扱っているわけですよね。需要に応じてアーカイブを閲覧できることを図書館の目的とするならばこの形式が一番ふさわしいと思います。一旦ここまでにします。寝かせます。


韓国でヒットすれば日本でも人気」…日本トップ「カカオピッコマ」の秘けつ(AFPBB News)

見出しはキャッチーなんですけど、大きかったのは粘り強くコンテンツを増やし続けた努力と、一日待てば続きが無料で読める「待ち受け」でユーザーを獲得したことですね。カカオピッコマが広告モデルに振っていたら、話もの業界はさらに出版と遠くなっていたかもしれない、と思いました。


エイベックス 音声AR「SARF」のコンテンツ制作機能を無償提供へ。「SARFクリエイティブパートナーズ」プロジェクトを開始(PR TIMES)

このようなエンジンって普通はどうなっているのでしょう。エイベックスもこのあたりのプレーヤーなんだ、というところが私の驚きポイントでして。わかってないのです。ここもインフラの奪い合いなのでしょうか。


米国以外でのGoogle Podcastsアプリサービス終了時期は20224年6月中旬〜下旬(audiostart)

日本では7月に終了とのことです。このようなニュースを見ると思い出すのがRSSリーダーがひとつまたひとつとサービス終了していってあわてたことです。こんなこと覚えている方も少ないと思いますが、ルーチンで使っていた私は困りました。ポッドキャストアプリの各社サービスの特徴や違いなどは私わかってないのですがやめないで署名運動など出るサービスなど出てくるのかなあ。


米Audacy、ポッドキャスト向けに文脈でターゲティング可能なコンテクスチュアル広告を開発(AUDIO MARKETING INSIGHTS)

テキストではすでに馴染みきっている技術だとは思いますが、音声でもコンテンツの内容にマッチした広告を挿入できるシステムが開発されたとのことです。テキストと音声の垣根は無くなっていますね。日本では音声広告を出稿する場所や制作ノウハウがまだ見えてこない感じがありますが、盛り上がってくるのでしょうか。


SpotifyとSubstackが提携。有料ポッドキャストをSpotifyでも公開可能に(AUDIO MARKETING INSIGHTS)

有料ポッドキャスト配信ができるサービスSubstackと、有料も含めたポッドキャストSpotifyが提携したという話です。日本では有料購読のサービスそのものをやっていないので関係ないですが、とのこと。やはりユーチューバーという言葉、そして職業名として認知されるのは収入が得られるから。視聴数・再生時間偏重には賛否ありますが、有料コンテンツが敷居低く配信できる環境は当たり前に用意されてほしいですね。


音楽の次は本? Spotify、有料会員の25%がオーディオブック利用(Musicman)

ご承知のとおり日本の話ではなく、欧米豪などプレミアムプランにオーディオブックを聴く時間も提供されたことに関しての記事ですね。これも25%が多いのか、そうでもないのか。肌感覚だと結構多いのかなと思います。私もradikoは毎週決まった番組を聞くために開きますし、apple musicアプリも毎日のように使いますけどポッドキャストは使ってませんし。聴きたいものが現れてから「これでいけるじゃん」ってなるのではないでしょうか。


「オーディオブック」の内容が頭に入らない 原因を調べて得た“気付き”に「なるほど!」(大人んサー)

聴覚優位と視覚優位、私はどちらなのでしょう。どちらで受けたことを覚えているかというと、耳のような気もします。視覚の方は、うまくフォーカスできないというか余計なところが気になっちゃう、というか集中できていないだけかもしれません。画像として鮮明に覚えている、という記憶のバッファが少ないように思います。いずれにしても、自分がどちらが強いということが意識できていると勉強などが有利にはなりそうですね。


デジタル読書報告書に見る、全民読書の「新トレンド」(japanese.china.org.)

全民読書大会で発表された中国のデジタル読書の統計です。堅実に伸びているという数字ではございます。一年でこんなに数値が変化するものなのでしょうか。やるとなったら一気に進むお国柄が出ているのでしょうか。


調査を受けた中国若者の9割近く「本を読むのが好き」(人民網日本語版)

SNSで集めた情報、ということも前段としてあるのでしょうが、特に都市部では情報をうまく集めてコミュニティも活用して意識高く楽しんでいる、というニュアンスなのでしょうか。中国も相当なスマホ社会なので、時間の奪い合いですね。一年間で本を5冊読むという数が多いのか少ないのか、どれぐらいの線引きに今なっているのかもあやふやになってきました。


今週の読書メモ

『1973年に生まれて: 団塊ジュニア世代の半世紀』速水 健朗 (著) 東京書籍

『白亜紀往事』劉 慈欣 (著), 大森 望 (翻訳), 古市 雅子 (翻訳) 早川書房

オーディオブック聴き比べてみました『成瀬は天下を取りにいく』宮島 未奈 (著) 新潮社

コメント

タイトルとURLをコピーしました