今週のデジタル書籍トピックス 2023/11/5

デジタルブックトピックス

合成音声のトピックスが芋づる式にありましたので、今回は合成音声特集といたしました。芋づる式になったのは関連記事が出てきただけの話なのですが。

エーアイ、進化した新世代DNN音声合成エンジン「AITalk6」を発表。品質が向上し、自然で豊かな表現が可能に

 音声合成ソフトの老舗エーアイのリリースです。DNNの何たるかはわかりませんが、商品サイトのデモ音声を聞くと違いがはっきりわかります。これはテキストには何も設定しないで文脈で抑揚やピッチを処理してくれるということなのでしょうか。進歩を感じます。リリースからコーポレートサイトに移るとさまざまなサービスラインがありますが、ざっと見た限りではオーディオブックのボリュームだとかなり料金的にも高くなってしまうんではないかと思いました。あと商用利用のハードルもあるようですね。


日本初AI音声合成によるオーディオブックアプリ7月25日開始

 7月25日のリリースを今になって発見いたしました。日本初AI合成だったら「ビジガク」があるじゃないかと思いましたが、現在はブラウザ版だけでしたね。ではSmartbooksはアプリ版がリリースされているではないですか、と調べたら準備中でした。リリースにもある通り、合成音声で生成されたデータをオーディオブックとニュースをアラカルト・定額で提供するとのことです。このニュースの部分がポッドキャスト的な役回りなのでしょうか。30日無料でお試しができるとのことなのですが、もう少しラインナップが増えてきたらにしようかな、などと思っています。貴重な新ストア登場のニュースに驚きました。これからストアのレビューなどもひろっていきたいと思います。サービス名は『VICKE Audiobook&News』ということで、世代的に私などは小さなバイキング ビッケを思い出してしまいます。


「著名人のデジタルツインを実現」から始まった、音声合成のマーケットインから社会実装への道のり

 サイバーエージェントの自社スーパーエンジニアを紹介するオウンドメディアなのですね。正しく理解できているかはわかりませんが。まず「デジタルツイン」を検索するところから始めました。デジタル技術を駆使して、双子のように本人と瓜二つのコピーをデジタル上で生成するということのようです。少し前に美空ひばりさんがデジタル映像で甦る、みたいな試みが話題となりましたね。賛否分かれた記憶がありますが、あれに近いのでしょうかね。冨永愛さんのデジタルツインが登場するCMが記事中に埋め込まれていますが、見流していたら気づかないかも。本人はバケーションでデジタルツインが猛然と働き続ける、なんていう時代が来るのでしょうか。パーマンのコピーロボットのようですね。年をとらず、全盛期の外見を続けることもできるわけですよね。そして技術的にはコピーに何をやらせることもできるわけで、この辺りのマネジメントや、フェイク対策などもこれからの課題になる気が、もうなってますね。。


あなたの声がひろゆきボイスに 無料のAIボイスチェンジャー登場

 ああ、こちらは本当に平和な話です。いいのではないでしょうか。自分の声をまずアップするんですね。テキスト変換より精度が高くなるのでしょうか。間とかもひろゆき氏のものに調整されるのですかね。

Kindle Direct Publishing Launches ebooks to audiobooks using AI Voices/KDPでAIが電子書籍をオーディオブックに変換するサービスを開始

投稿してから見つけたので後付けで追加です。USの話です。タイトルそのものズバリなのですが、KDPという著者が出版社を介さずKindleで直接販売できるサービスで、自身の電子書籍をAIが音声化してほぼ自動でオーディオブックが作成できるとのこと。調整等は著者がすることもできる。完成後はそのままオーディブルのストアで販売可能で40%のロイヤリティも受けられるという話です。米アマゾンはこのようにKDPを実験的に使うことが多いですね。果たしてどう出るでしょう。これ、含むところ多いような気がするので、別記事にすると思います。聴き終わったオーディオブックもたまっているんですけどね。。

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