今週のデジタル書籍トピックス2024/03/03

デジタルブックトピックス

本日は耳の日です。耳に感謝。雛飾り、こっちのヒナできたか。やられましたね。

【3月3日はオーディオブックの日】「audiobook.jp」が、ユーザーのおすすめ本を紹介する「わたしの本棚フェア」を開催(PR TIMES)

3月3日はオーディオブックの日なんですね。ひな祭りの裏ということですね。特設サイトでユーザーの皆さんのおすすめ本をジャンルというか目的やシーン別に紹介してもらうという企画ですね。私個人的には、「この本はオーディオブックで聴くのが一番のおすすめ」という角度でみなさんの推しを聞きたいですね。


出版物流の再発明をはじめます | SeLn(note)

POD(print on demand)の印刷や物流も手がけるSeLnさんのnote記事です。PODとかDSR(digital short run)とか小ロット印刷とかデジタルプリントとか様々な呼び方やそれぞれの違いもあるかと思うんですが、書店数減や流通費の高騰などでどんどん印刷してどんどん儲けるというスタイルが成り立たなくなってきている今、多品種を維持するにはこのような仕組みで小さくても利益を間違いなく作っていくモデルは一つの生き残り方だと思います。このブログは基本デジタルコンテンツの話題を取り扱っておりますが、私の感覚ではPODはデジタルコンテンツと同じ感覚なんですよね。原価も物流もあるのですがスキームとしては。


【「学研サウンド文学館パルナス」CD集がオーディオブックで厳選復刻】Amazonオーディブルにて1月19日より順次配信開始し、2月27日(火)に26セットを配信開始しました。(PR TIMES)

錚々たるラインナップを錚々たる方々が朗読したコンテンツがオーディオブックとして復刻開始とのリリース。学研さんがこのような作品を作っていたのは知りませんでした。これまで出していなかったのは権利面がクリアできていなかったのでしょうか。芥川龍之介セット!?セットって、と見てみたら短編で30分程度のコンテンツなのですね。聞き放題対象ですが、アラカルトでも昔の文庫の価格とお手頃になっていました。


Nextory、フィンランドで「過剰使用」を取り締まり、無制限のオーディオブック購読の議論に火をつける/Nextory Cracks Down on ‘Excessive Use’ in Finland, Sparks Unlimited Audiobook Subscription Debate(BNN)

フィンランドのオーディオブックサブスクリプションサービスの話題です。ユーザーとしては完全な聞き放題は歓迎なのですが、メーカーにとっては新刊を最初から投入するなどはためらうのではないでしょうか。売れた単行本がしばらく後に普及版として文庫化されるという道筋があるように、聞き放題もそのような形になるのが自然な気はします。実際Kindleのunlimitedはそのような形になっていますしね。ただ音楽業界は新譜もサブスクにほとんど入っているんですよね?(新しいアルバムをすっかり聞かないので疎いのですが。。)そこを比べると「なんで最初から入れないんだ」と思われるかもしれませんね。


クリエイターに過度な負担が…「韓国の縦読み漫画業界」で起きている「意外な現状」(現代メディア)

日本でも漫画家さんが締め切りに追われてブラックな働き方をしているというのは本人のネタも含めてでしょうけど昔からありました。昭和の漫画家の破天荒なエピソードは伝説的にありますね。アニメ業界もひたすら多忙で、今は分かりませんが昔は給料が安いというイメージがあったと思いますが、どうしても重ねてしまいますね。このブログでも知ったかぶってコメント書いたことがありましたが韓国のウェブトゥーンは完全に工房化・分業化されているのかと思ったらそんなことないんですね。いい加減なことをいってしまった。。


CTEE、日本市場に参入しクリエイターエコノミーの支援へ (RTB SQUARE)

このあたりって事情があって調べて探したことがあるんですけど、デジタルコンテンツならなんでも販売できますよ、というサービスってあんまりないんですよね。動画や音声のような大きいデータがどかどか上がってしまうのがサーバ負担になるのか、それとも形式を問わないファイルを扱うことでウイルスなどセキュリティの心配があるのか、事情は分かりませんがないんですよね。noteとかは取り組んでいますけどやはり記事やマガジンを売るという印象が強く「ストア然としていない」というところはありますし。韓国発のこのサービスはデジタルコンテンツ全般を販売もできるし、クリエイターに発注もできるというプラットフォームです。なるほど、確かに。いいかも。


流しっぱなしの音にも需要 音声コンテンツ、市場規模4倍に (日本経済新聞)

冒頭の一文。「イヤホンのつけっ放し需要の広がりは、音声コンテンツ市場の盛り上がりも後押ししている。」の意味が理解できなかったです。


おまけ:2/11のブログでご紹介した

日本初の“AI本人オーディオブック” をaudiobook.jpで配信 第1弾は著者・キングコング西野亮廣さんの声で読む『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』(PR TIMES)

オーディオブックで聴了しました。レビューをアップしました。

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