今週のデジタル書籍トピックス 2024/1/28

デジタルブックトピックス

1月が終わってしまいますね。今週は10本ご紹介します。

紙の本、電子書籍、オーディオ・ブック。どれで読むと一番頭に残るのか?(ナゾロジー)

ナゾロジーさんははじめてのご紹介となりますが、科学好きを増やしたいメディアですって。いいですね!さてこのブログにとてもふさわしいテーマの記事ではないでしょうか。といいつつ個人的にはもう紙の本をじっくり読めなくなったところからのオーディオシフトなのでメインは崩れない感じになっています。この記事のエビデンスは米国かと思いますが、コンテンツの理解度をメディア別に比較する場合、日本語の音声コンテンツは漢字がある分英語より不利になるような気がしています。


オトナル、音声マーケティングの最前線をお届けするウェブメディア『AUDIO MARKETING INSIGHTS』を公開

音声広告を扱うベンチャー、オトナルさんが音声マーケティングに関するオウンドメディアを始められました。音声広告といえばラジオのスポンサーは昔からあるわけですが、最近人気のポッドキャストはまだあまりお金のにおいがしませんよね。逆にいえば急成長するポテンシャルは十分あるわけで、期待しておりますし、お仕事方面の私としても大いに注目している次第です。このブログも巡回したいと思います。


音声広告の効果とその可能性とは?拡大する市場規模(オトナルブログ)

というわけで早速オトナルブログの記事を紹介いたします。名刺がわりの記事といいますか、同社の機関事業である音声広告とはどのようなものか、どのようなところに出すものなのか、効果はどうなんだ、そしてどうやったら音声広告が出せるのか?というところまで簡潔ながらしっかりとエビデンスも交えて説明されています。完成度が高し。


講談社がCrunchyrollと協力して独特なイニシャルDマンガのカバーを制作/Kodansha teams up with Crunchyroll for a unique Initial D Manga cover(good e reader)

ちょっと情報が多くてちゃんと理解できていないような気がするんですけど、なつかしレース漫画『イニシャルD』の米国・カナダでの再販に力を入れるべく講談社と提携して特装版のカバーを用意する。アニメ版もサブスクで視聴できるんですね。そして実写版の映画も期待されているとのことで、名作は国を超えてみられ続けるといういい話でした。クランチロールはアニメの配給会社としてのリリースなのでしょうか。その辺の立ち位置が肌感覚的によくわかりませんが、スジ的にはソニーピクチャー系で実写版映画が制作されたらクールですね。


Libro.fmがベストセラー作家とのコラボレーションで苦戦している書店に支援を拡大/Libro.fm extends support to struggling booksellers in collaboration with best-selling authors(good e reader)

オーディオブックプラットフォームのLibro.fmが有名作家3人と提携して、作家の特定の作品から発生する売上・印税を独立書店を支援する財団に寄付するということになった、という記事です。Libro.fmはユーザーが登録した「行きつけの書店」に売上を分配する仕組みがあったり、地域コミュニティとのつながりも大事にする文化があるのは他の記事で知ってはいましたが、かっこいいですね。書店支援の基金、規模などはわかりませんがいかにも米国らしい動きですね。


音声コンテンツ配信を変えるBluetoothの新機能「オーラキャスト」(forbes日本版)

「オーラキャスト」全然知りませんでしたが面白そうですね。bluetooth技術を使って特定の方々に同じ音声コンテンツを届ける仕様とのことです。カンファレンスや空港などの想定が書かれていましたが、美術館や博物館、アミューズメント施設やお城などの展示にもいいのではないでしょうか。アクセシビリティの強化としてもありでは。


2035年の出版業界のビジョンとは?/Visions of the book industry in 2035: Part three(book net canada)

なんで2035年なのか、パート3とあるけれども2と1のリンクがすぐに見当たらないけどどうなんでしょう、というツッコミもありますが、どうなっているかな?という記事です。コンテンツのグローバル化に関する展望について見解が述べられております。ここのあたりはですね、自分の会社での仕事そのものなのですねえ、でも本当にAIがグッと進化した今、ここがアクセル踏めるところだと思うです、ええ。


SpotifyがApp Storeを迂回する新しいEUアプリをプレビュー/Spotify previews new EU app with App Store bypass(AXIOS)

EUのデジタル市場法改正を受けて、SpotifyがAppStore決済を回避する新アプリをリリースすると発表した模様でございます。そして、ソースは違いますが下の記事に続きます。


Spotify、App Store新税による「恐喝」でAppleを非難/Spotify accuses Apple of ‘extortion’ with new App Store tax(the verge)

iPhoneのAppStore経由で決済すると当然アップルに手数料が入るわけですが、その手数料まわりのルール改定や、開発者側のApp Store回避の動きや、その回避に対する規制の動きなどは両者のビジネスにとっても大きい話なのでやはり、ドロドロしてしまいますね。Spotifyも、これがはじめてのことではないと思いますが、また勃発しているようです。音楽はもちろん、そして今回オーディオブックもappleと競合しているので、これが平和的に解決される日が果たして来るのか、どうでしょう?(ニコニコ)。


魅力的なオーディオブックが小さい読者に喜びをもたらす/Captivating audio books bring joy to young readers(good e reader)

子供がまだ小さい頃、本屋の片隅ににぎやかな音がする一角によく吸い込まれていきました。本というよりはボードブックのような感じで、ソフトなボタンが埋め込まれており、動物を押すとその動物の鳴き声がスピーカーから再生されるようなものです。ひらがなや、英語学習のような学習系のものもありました。結構買わされましたね。。この記事で紹介されているのは絵本に朗読コンテンツが仕込まれているシリーズのようですね。みた感じではシンプルに電源とボリュームとスタートボタンで、統一された仕様になっているようです。図書館でも扱っているとのこと。アナログな本の体裁はしっかり保っているのがいいですね。調べたらVOX publishing というところに突き当たりました。他社で出た本のVOX publishing化をしているのかな、オリジナルでしょうか。仕様が統一になっているのは色々な意味でメリットだと思います。

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