今週のデジタル書籍トピックス 2023/12/31

デジタルブックトピックス

今年は20年ぶりぐらいにブログを始めました。結構楽しくやっています。2024年もよろしくお願いいたします。

Spotifyのオーディオブックへの進出で著者らの間に懸念が広がる/Spotify’s push into audiobooks sparks concern among authors (the Japan Times)

そう、米国はまだガッツリと聴き放題メインのオーディオブックサービスに直面していないんですよね。audibleも一部分だしscribdも冊数は月3冊とかしばっているわけで。Spotifyは音楽と地続きでのサービスなので著者団体が懸念を表明。出版社は救世主だわーいと喜んでいるような記事もありましたが、著者がエージェントと組んでいる米国は日本とはそもそもの座組が違うためこのような声の出方も違いますね。この辺りの動向は来年も追っかけたい部分です。
この記事オリジナルは要サブスクライブでさわりしか読めなかったんですがJTさんの記事はOKでした。感謝。


際立つScribdの代替サービス登場 — でも注意すべきこと /Storytel Review: A Standout Scribd Alternative — But With a Catch (BookRiot)

両方日本ではサービスを提供していないので馴染みはありませんが、電子書籍とオーディオブックを定額制で提供する米国の老舗サービスscribd、一方ヨーロッパ・アジアで展開する同様のサービスstorytelを対抗サービスとして紹介しています。米国では使えないので、storytelいいなあといいつつもやはり各国でコンテンツの数も違い、この国では読めるけどこっちでは読めないというフラストレーションもあるようで。まあ、ありますよねえ。王者audibleがあるとはいえ米国ではコイン制でいわゆる聴き放題ではないという事情から、なるたけリーズナブルにデジタルコンテンツを楽しみたいという願望は常にあるのでしょうね。spotifyでどうなる、という動向はこのブログでもしつこくご紹介しておりますが、この記事で興味深いのはそのstorytelが米国のaudiobooksを買収したということ。グローバルな群雄割拠は続く。。


お願いオーディオブックからレシピを削除しないで下さい /Please Stop Removing Recipes from Audiobooks! (BookRiot)

食べ物本愛好家からの切実なメッセージ。文字通りのレシピ本もそうですが、小説に出てくるレシピを地続きのコンテンツとして朗読で聴きたいのにPDFで見ろというのは切ないです。PDFの提供も不十分だったりしてもう!と訴えています。私もオーディオブックを聴いているときは散歩にゲームにと忙しい(?)ので付属PDFはほぼ見ないです。見なきゃもう意味をなさない、という本もたまにありますが、それはもう私のスタイル向きではなかったもの、として途中でやめることもあります。オーディオブックは目的買いではなくザッピング的に色々読みたい、という目的なのでそれでいいんです。


私の読書はオーディオブックに救われました/How Audiobooks Saved My Reading (BookRiot)

教師が書いた記事です。忙しすぎて読書なんてとても無理!な状態だったのですがオーディオブックと出会ってスキマ時間にながらを活用して読書時間が増えました。さらにこれまで読んでこなかったジャンルの開拓もできましたよ。とのこと。私は老眼で本当に読書無理、からでしたが正直その前から漫画しか読んでなかった気もします。。仕事で目を通す本がそれなりにあるのでそんな気になっていたのかもしれません。


ビデオゲームとオーディオブックのベストペアリング 9 選/9 of the Best Video Game and Audiobook Pairings (BookRiot)

はあ、こんな切り口もあるんですねえ。文字が要素として重要なゲームが相応しくないのは、書き物が絡む仕事のBGMに歌詞のある音楽やおしゃべりのラジオが向いていないのと一緒でしょうね。私だけでしょうか。外国語、洋楽とかだと入ってこないんでいいのですが、メール書きながらラジオとかダメなんですよね、手が止まってしまうんです。私はもっぱらPokemonGOなのでほぼ脳は使わず歩行記録アプリみたいなものです。ペアリングという発想はなかったですね、なるほど(興味はあんまない)。

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