今週のデジタル書籍トピックス2024/03/10

デジタルブックトピックス

今週のデジタル書籍トピックス:

アングル:電子書籍貸出ブームの米国、図書館と出版社が「所有権」で対立(REUTERS)

まだ配信全盛になる前のこと、図書館でCDを借りるのをちょっと後ろめたく感じたりする感覚がありました。私はユーザーとして電子書籍を借りたことはありませんが、ピュアな感覚で捉えられるかは自信がないですね。僕は図書館はやはりローカルな「場」がメインだと思うのですがね。。館内Wifi閲覧フリーで貸出はそれなりの規制みたいな。


オトバンク提供の「audiobook.jp 法人版」「社内ラジオ」両サービスが経済産業省「IT導入補助金2024」対象ITツールに採択

このリリースとかを見ると逆にですね、企業図書館の導入にも補助金はつけられないのかと思ったり、でもそういう筋の話とは違うかとも思ったりもしたりして。欧米は一つ上の記事と関連して図書館でのオーディオ普及も大きいのであわせて揉めているんだろうなと推測しますが。


米Spotify、オーディオブック特化プランを発表。毎月9.99ドルで15時間リスニング可能

音楽は聞かないよという人はこちらを、ということですが、ターゲット不在との批判も出ているとか。これもユーザーと権利者で価値観が分かれるプランなのだろうなと思いますが契約条件がどうなのか、によりますねえ。


教育現場で読み上げ機能などを備えたデイジー図書の作成・活用が可能なデジタル図書館「Chatty Library」がオープン(EntechZine)

なるほど、デジタル図書館そのものの存在もそうだけど、試験や諸々の連絡などデイジー図書を作成するインフラも必要だったのですね、確かに。


韓国ネット2強のネイバー、カカオのウェブトゥーン海外進出戦略(JETRO)

韓国が国策としてコンテンツの世界展開に力を入れている中で、ウェブトゥーンも日本をはじめ各国に展開している。コンテンツだけではなくピッコマ・LINEマンガのアプリ・プラットフォームごと展開しているとのことで、これが長い目で大きく効いてくるのだろうなと感じずにいられません。ウェブトゥーンのファイル仕様って統一されているんでしたっけ?割と基本的なところから知らないですね。。


どの世代が最も本を読んでいるでしょうか?/Which Generation Reads The Most?(Good E Reader)

マクロなトレンドを変えるのはあまりに話が大きいので、書籍の情報をどこで得るか、どのような動機で読もうと思うか、そこならできることはありますね(仕事モード)。


【デジタルトレンド】58 アクセル・シュプリンガー、セマフォーなど先行 重要性増す生成AI企業との「関係」(文化通信)

ニュースメディアが生成AIとビジネスとしてどう向き合っていくか、いくつかの事例を紹介した記事です。どちらかというとクリエイティブとしての利用ではなくマーケティングやユーザ分析(それはマーケか。。)への活用の視点ですね。組むところで組んで、一方組めないところは訴えて、っていかにも彼の国っぽい関係ですね。


新しい出版社は著者への新しい利益配分を約束した/New Book Publisher Promises Authors Creative Control, Profit-Sharing(The Hollywood Reporter)

業界の手練れが立ち上げた新しい出版社が著者に宣言した新しい条件とは?という記事です。いわゆるレベニューシェア(Revenue Sharing)というやつですね。利益が出るまではお互い我慢で頑張る、利益が出たら分け前ま従前の契約よりは多くなりますよ、という形です。もちろん具体的な条件までは書いていませんがある程度名前と実績がある著者ならこちらを選ぶ方も多いのでは。このようなポリシーで預ける出版社を選ぶ、という判断も出てくるのかなあ。


フクロウは人気の「ホストバード」に変身 日本の創業百年以上の書店、有隣堂は YouTube を通じてどのようにして数億のビジネス チャンスを生み出しているのでしょうか?/貓頭鷹變身爆紅「主持鳥」 日本百年書店有鄰堂如何靠YouTube創造上億商機?(天下雜誌)

デジタル書籍トピックスではなく国内ネタの海外記事です。人気Youtubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」が台湾のビジネス誌「天下雑誌」で記事になっています。出版業界トピックではなくいわゆる経営に関わるビジネス記事、という扱いのようです。


今週のオーディオ読書メモ:

「ストレス、パニックを消す!最強の呼吸法 システマ・ブリージング」


「中学生からの勉強のやり方(新学習指導要領対応・改訂版) 」

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