読書メモ:発言禁止 誰も書かなかったメディアの闇

オーディオブック読書メモ

本書の感想文を書くにあたって、「そういえば以前に『ザイム真理教』の感想文も書いたっけな」と思い、関連するように書けるかな、とこのブログ内を検索してみました。
ところが、著者名で検索しても、タイトルで検索しても出てこない。どうやら読んだのに書いていなかったことが判明しました。

たまにこういうこと、あるんですよね。うっかりしたなあと振り返ってみて思い出しました――書きにくいんです。書き出せなくてやめちゃったんですよ確か。

森永さんが、その穏やかな風貌とは裏腹に、強い使命感を持っている方だというのは、これまでの発言からなんとなく理解していました。そして、シンクタンクで経済の専門家として働いてきたというバックボーンも信頼できます。私がこの書籍の内容を理解できても、扱われている世界があまりに大きく、どう消化していいのか分からないのです。

本書もまったく同じで、財務省に関わる話は『ザイム真理教』と重なる部分もあり、テレビや報道への圧力に関するくだりは恐怖でしかありません。
また、テレビでの発言によって潰された人物や企業のエピソードも、その“やり口”が同様で、強い説得力を感じます。さらに、余命を宣告された立場で「この事実は書き残さなければ」という森永さんの志が、本書を通じて一貫して伝わってきます。

事実をたくさんの人に知ってもらいたい、という動機はもちろんあると思いますが、それと同時に森永さんは、マスコミや報道の在り方に対して警鐘を鳴らしています。サラリーマン感覚ではなく「使命感を持って戦ってほしい」という強いメッセージが込められていました。

私は周囲のことを知らなすぎるため、財務省まわりの話については知識として受け止めきれていないところもあると思います。それでも、少なくとも情報を提供する仕事に携わっている者としては、このメッセージは受け止めたいと感じました。

最後に――やはりこのような書籍を毅然と出す出版社はすごいな、と思いました。
三五館さんすげー、っと思ったら本書は実業之日本社さんからの刊行でした。かっこいい。
(本書はオーディブル版で聴きました)

著:森永 卓郎
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『発言禁止 誰も書かなかったメディアの闇』
森永 卓郎 (著) 実業之日本社

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