SEO的にかなりビッグワード揃えてきたよねの一冊。ビッグすぎるワードですが。
オーディオブックで読んだので最初は意識していなかったのですが。この本エンドレスだなあとは思っていたのですが、紙では450ページ以上ある本だったのですね。ごつい。
でもこれが私にとっては絶妙にちょうどいい感じでした。もちろん難しいところ、何いってんだかわからないところ、興味がわかずにすーっと気絶していたところもあったんですが、ああもういいややめようじゃなくてすぐに戻ってくるのですよ。文系でAIやプログラミングの根っこの理解はほぼゼロですが、ユーザーとしての好奇心と実務での可能性については期待値高く持っているぐらいのおじさんにとっては頑張ればついていけるし、翌日しっかり筋肉痛にはなるけどなんとか挫折せずに続けられる、やっぱ体動かすって気持ちいいね、ってぐらいの感じです
IT批評の編集長が生成AIに関係する各界のキーパーソンにインタビュー。ご本人の専門領域の最新の知見もそうですが、ここまでに至るキャリアや興味などもしっかりボリュームでお話を聞いているのがとてもいいかんじなのです。やはり鉄腕アトムにドラえもんがいた日本はロボットや人工知能に影響していたんだなあ、とか。パーソナルコンピュータがやってきた時の感覚とかで世代の感じがうかがえたりとか。
それにしても豪華なメンバーです。アカデミック寄りの方が多いですが、人工知能や言語モデル、ロボットの開発、そして普及に関しての不安や問題、政治や経済への影響、そしてどこまで進化するか、それぞれの立場から語られとても刺激的です。登場する方々はネット書店の書誌情報には載っていないので、版元サイトでご確認ください。
下にアマゾン等リンクをいつも通り載せますが、本記事公開次にはaudible版はありません。オーディオブックはaudiobook.jpでどうぞ。

『生成AI時代の教養 技術と未来への21の問い』
IT批評編集部 (編集), 桐原永叔 (著)
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