今週のデジタル書籍トピックス2024/6/2

デジタルブックトピックス

今週のデジタル書籍トピックス

Amazonのオーディオブックプラットフォーム「Audible」では約4万冊ものAIナレーションの作品が公開されている(au webポータル ニュース)

米Audibleの話です。このブログでも幾度となくご紹介してきましたが、米AudibleではKDP(Kindleの個人出版サービス)から出している書籍は、合成音声によるオーディオブックの商品化が認められています。アマゾンで、ePubから合成音声へのコンバートができるのか、ACX内にそのようなサービスが実装されているのでしょうね。AIに雇用が奪われる、というのももう、おなじみのフレーズでございます。そして、日本では独自路線なのか、実験なのか。。日本の状況についてはかつて単独で記事を書きましたので、よろしければご覧ください。


オトバンク、父の日キャンペーンとして『一生読書を楽しみたい人のオーディオブックMasterBook』をプレゼント(オーディオスタートニュース)

タイトルの通りです。先着100名とのことで、ひょっとしたらもう塞がっていたらすいません。老眼のお父さんに、すすめてあげてくださいませ。多分自分用でも申し込めちゃうんじゃないかしら(ボソリ)。


【書店ソリューション特集】MR技術活用「ボイスフレンド」 最新デジタル技術の活用で 書店への集客と売上アップを実現(日本出版販売)

美術館とかでの音声ガイド端末を導入する企画展示、増えましたよね。学芸員さんがつきっきりで解説してくれるツアーも、ありがたいやら自分のペースで見たいやらというところもありますので、そのライト版みたいな位置付けという感じなのでしょうか。本記事の話はそれに近いですが、もう一歩踏み込んだ感じです。店頭でガイドを申し込み、料金を支払いイヤフォン付きの端末を受け取るまでは美術館と一緒なのですが。

ストーリーに合わせて店内を進んでいくと、自然なタイミングでコンテンツが耳元から流れてくる。そして、棚から棚へと移動しながら店内を一周。いつの間にか、どこに何があるのかが分かる仕組みだ。

ストーリー!どういう内容なのだか興味は湧きますねえ。大型店舗で文芸の棚はどこでしょう?みたいな問い合わせは毎日相当の数になっているかと思いますが、逆に体験型で有料の無人書店ツアーとはかっこいいですねえ。思いつきですが買い物カゴつきのペッパーくん的な子があれもいいよ、これもおすすめだよとキャディさんみたいについてくれるのも、それはそれでいいかも、とか。


ユーザーの“耳活”をAIで高速化。スイス発のポッドキャストプレーヤー「Snipd」

耳からの学習効率支援を目的としたスイス発のアプリの紹介です。ポッドキャストプレーヤーとのことなのですがお気に入りを再生するだけではなく、AIの支援で内容の文字起こし・要約などもやってくれたり、コンテンツ選びや保存などのユーザビリティにも新しい機能があるようです。パッケージで販売されているオーディオブックは現状そのまま横展開できないかもしれませんが、あまり日本では光が当たってこなかった「再生アプリ何使う問題」の活性化は更なる普及のいいきっかけになるとは思います。


iPhoneで読書が10倍はかどる! 本を読むためのアプリとガジェットたち(BCN+R)

オーディオブック・電子書籍・読書ログに、周辺ツールなど。私の読書メモなどは、読み終えたその勢いで書くわけではなく、つん読の逆で読み終わったまましばらく寝かしていたりするので思い出すのに時間がかかったりするのです。そもそもが「ながら聞き」なのでメモも取らないし流している感じです。でも一つのアプリに読書ログを統計として入れ込んでいくのは後で振り返ったり統計をネタにするにもいいことだろうなと思います。


教育書が電子書籍で読み放題!×教育現場に講師を派遣!先生の学ぶ機会を確保する自治体向けサービス『Education Palette(エデュケーションパレット)』の本格提供開始。(PR TIMES)

教育書老舗の東洋館が教育現場向けの新サービスを開始するとのお話です。冒頭の「教育書」とは教師向けの書籍です。「教育現場に講師を派遣」は、自治体の教育委員会や学校などに研修講師を派遣するということだそうです。リクルートやデロイトとかではなさそうですもんねえ。


終活や事業承継に活用できる書籍制作サービス「エンディングブック」をcom-textがスタート(PR Times)

編集という機能をどうビジネスに広げていくか、という事例。「終活や事業承継」に活用ってtoBもCもやりますよっていいたいってことですよね。振り幅が広すぎてサービス全体がイメージできませんが。各社自分のリソースを縦にしたり横にしたりしながら新しい展開に知恵を絞って試行錯誤していくと、ますますボーダレスになってまいりますね。


U-NEXT、絵本や図鑑が約1300冊「キッズ読み放題」スタート(CNET)

U-NEXTと学研の提携ということなのでしょうかね。U-NEXTの会員は追加料金なし、と。たまにしか使わないけどあれがあると便利なんだよね、ってサービスやコンテンツがちょこちょこあるとサブスクサービスは強いですね。例えは古いですが読売新聞とってると巨人戦のチケットもらえるとかね。古すぎるか。


Beelinguapp: 新しい言語を学ぶためのオーディオブック/Beelinguapp: Audiobooks to Learn New Languages

英語の学習に洋書を読むという勉強法も昔からありましたが、外国語を学ぶのにオーディオブックは間違いなく有効でしょう。それに特化したアプリとのことです。こちらも選書が楽しかったり耳と目両方を使ったりの工夫がされているようですね。


書籍価格の高騰:ブックネットカナダの調査/Growing Book Prices: BookNet Canada’s Survey(Good E Reader)

価格高騰というから日本のように定価の値上げトレンドの話かと思いきや違いました。カナダの人々が定価で買うか、セールやクーポン、まとめ買いの活用での価格無料をどれぐらい活用しているか、という話でございました。ディスカウントの程度やクーポンの利用法までは書いていないのでお客さんがどのあたりを判断基準にしているかはわかりません。でも、仕方なく定価で購入する場合も概ね満足(納得?)しているとのことで、よかったよかった。


Amazon Audibleを一旦、やめました(note)

Audibleサブスクから一旦ご卒業したユーザーの退会理由。私も他のサブスク抜ける時こういう割り切り方をするのでわかります。

今週の読書メモ

「糖質制限の真実 日本人を救う革命的食事法ロカボのすべて」

「ブロークン・ブリテンに聞け Listen to Broken Britain」

「ビジネス小説 もしも徳川家康が総理大臣になったら」

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