心穏やかに生きる哲学。いいですね。
ストレスフルな時代を心穏やかに生きる。
本書は翻訳書ですが、コロナ明けの出版ということなんでしょうか、パンデミックのことも入っていますので英国で出版されてすぐに日本でもでたということなんでしょうね。
英国ガーディアン紙の人気コラムニストである著者が人生・キャリアで悩んだり迷ったり、そんな中で見つけたストア哲学の講義。最初はなんとかついていくばかりだったが食らいつき、知人も巻き込み実践していき体得した考え方の型についてルポのように書かれた書籍です。
自己啓発書で、メンターをつくるとよい、といわれますね。心の師匠を持つ。苦しい局面にぶつかった時、ああ、こういうとき心の師匠だったらどう考えるだろう?と普段から師匠のメンタリティを染み込ませていって、振る舞いや感情の遷移を照らし合わせるのです。
著者もストア派のメンターを振り返るわけですが、大師匠たちは当然鬼籍に入っておられるわけで、ここで哲学のお勉強と想像力と、友人との哲学問答で学びを実践していくわけです。
落語の一門に弟子入りするのは、所属するということになりますが、哲学は現実組織ともまた違うので宗派みたいな違いこそあっても自由に学んで自由に実践すればいいわけですね。実際社会に出て、働きながら学び、そしてストア派でいうとこれはどのように解釈されるだろう?と深めていく著者の哲学の実践は、類書もあまりないであろう奇特でユニークなものです。アカデミックではなく生活実践書みたいに読めるのは貴重。文字通りストイックでありながら、でも自由。
本書はaudible版で読みました。
『心穏やかに生きる哲学 ストア派に学ぶストレスフルな時代を生きる考え方』
ブリジッド・ディレイニー (著),D21


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