読書メモ:次のテクノロジーで世界はどう変わるか

オーディオブック読書

最近、聴き終わって書誌情報を見ると講談社現代新書だった、ということが多い。電子書籍もそうですけれど、 デジタルコンテンツは新書カテゴリがあるわけでもないし、本のサイズ感もないので気がつかないんですよね。でも結果手にすることが多いのは、オーディオブック化する数が増えているのもあるでしょうし。 私のように新着情報をざーっと見てぽんぽんカートに入れていくような選書(ともいえない)スタイルですと、ワンテーマで知識を得られるというタイトルを選ぶと結果、そもそもがそのような企画で作られている新書になるということもあるのかもしれないです。

本書は2020年に発売された書籍ですので、まさに5G時代に突入する直前位の頃までのことが書かれています。5Gへの期待とdeepラーニングAIが成し得たこととこれからの期待が語られています。また、それらの進化によってPCやデバイスがコモディティ化し、コンテンツ・ソフトウェアの時代が来るとの示唆があります。うんうん。また私がとてもためになったのは、これからもそうなのですが、これまでのテクノロジーの進化の歴史の部分でした。これまでがあってのこれからということで、コンピュータの黎明期からどのような意図でどのように進化してきたかという歴史や、そのテクノロジーの進化が人々の生活や仕事、産業にどう影響したかというところが簡潔かつ丁寧にまとめられていてよかったです。

タイトルは『次のテクノロジーで世界はどう変わるか』ですが、まさにそれと思わせるようなテクノロジーが今世界を席巻しています。生成型AIといわれるあれですね。 このようなテクノロジーをどのように捉えて、世の中がそれを取り込み、どのように変化するのか、本書の続きがあるとしたら生成型AIは結果どのように語られるだろう、という目線で先を予測するというのもありかと思います。

このブログも生成型AIを使った画像生成サービスを使っているわけですが、大規模言語モデルを学習してプロンプトの答えを算出するという構造から、こんなにリアルな架空の画像がサクッと作れるのは私の頭の中ではずいぶんな飛躍があって、今でも正直、どうなってるのか全然分かりません。えへ。

『次のテクノロジーで世界はどう変わるか』
山本 康正 (著) 講談社現代新書

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