デジタルブックトピックス:
オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係
【オーディオブックに関する調査】直近1年間にオーディオブックを利用した人は約6%。利用場面は「自宅でくつろいでいるとき」「移動中(通勤・通学以外)」が直近1年間利用者の各3割弱(マイボイスコム株式会社)
純粋に「オーディオブックの利用」に絞ってのアンケートは珍しいかもしれませんね。また、ライト層からも広く取ってるのでなるほどなあ、そんな感じかなあと思いつつ見ました。料金を気にするのは当然として、「無料で聴けるコンテンツの充実度」ってどこの何を指しているんでしょうね。海外は図書館もアプリが統一されていて一定の認知がありますが。
【AI本人オーディオブック『物語思考』配信】著者・けんすうさんに聞く、「やりたいことが見つからない人」のキャリアの組み立て方と音声コンテンツの未来(audiobook.jp公式)
『物語思考』の著者けんすうさんと、AI本人オーディオブックを提供するオトバンク久保田社長の対談記事です。本書は私も読んで読書メモを書きました。
キャリアの話と、AI本人オーディオブックに関連してテクノロジーのお話です。お二人は同世代なんですねえ。
新しいBookfab AI AudioBook Creatorでオーディオブックを簡単かつ迅速に作成できます/New Bookfab AI AudioBook Creator Allows for Creating Audiobooks Easily and Quickly(Good E Reader)
記事を読むと「Bookfab AI AudioBook Creator」というパッケージのソフトウェアが発売されたということですね。日本でいえばエーアイのAITalkが近いでしょうか。英語と日本語対応というのも奇特です。調べてみたら日本版のサイトもありました。 BookFab AudioBook 作成 テキストのボリュームによって従量制になるようですね。なるほど。10万字とかのコストはどれぐらいになるんでしょうね。
ポッドキャスト収益化の可能性は?YouTubeポッドキャスト部門の責任者が語る現在地(AUDIO MARKETING INSIGHTS)
ポッドキャストが何か、YouTubeとは何かという話なんだと思うのですが、要するにポッドキャストはファイル関係なく購読者のフィードに送るシステムということなのかと思います。プラットフォーム側に広告が挟まるのか、それともコンテンツの方なのか。それはクリエイターが選べる裁量が大きい方が、まあ、いいとは思います。
Amazon、AIで広告制作を簡略化。新ツールで画像・動画・音声を一括生成(Audio Marketing Insights)
最近目にする「広告を自動で作るAIサービス」ですね。広告批評を定期購読していた私などはしんみりしてしまう部分もありますけど。
Spotifyが出版社に実際に金銭を支払っていることが記事で確認される/Story Confirms That Spotify Is Paying Real Money to Publishers(publisher’s lunch)
なんか随分と失礼に見える見出しですが、Spotifyがオーディオブックのサブスクローンチ後、着実に市場を伸ばし出版社にも還元しているということのようです。払う気なかったとか踏み倒してやろうとかそういう話じゃありませんので(そらそうだ)。
オーディオブックの売上がついに電子書籍を上回った/Audiobook sales have finally surpassed e-books(Good E Reader)
米国の出版指標です。
オーディオブックは、8 月および今年最初の 8 か月間で初めて電子書籍の売上を上回りました。
記事中には円グラフでハードカバー・ペーパーバック・電子書籍・オーディオブックなどの構成比が示されています。電子書籍とオーディオブックは約11%で拮抗も、オーディオがわずかに上回ったという結果となっております。日本では同じように比べると電子書籍のほうが圧倒的にシェアが高いと思いますが、文字ものだけで比べると実際はどうなのかなあ、ちょっと知りたいですね。いずれにしても、書籍売上の10%をオーディオブックが占めるというのは存在感ありますね。
Spotify、恐怖指数を備えた背筋が凍るような新しいオーディオブックハブを導入/Spotify Introduces New Spine-Chilling Audiobooks hub having Fear Index(Good E Reader)
Spotifyが提供するオーディオブックサービスで、ハロウィンにちなんでホラー作品を集め、それぞれの恐怖指数をつけて紹介しているとのことです。聴き放題なので季節感のあるフェアなどは楽しいですね。セール情報まみれだと回遊するのも疲れるので、企画が中心に構成されるストアはホッとするかもしれません。
電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ
【先着100社限定】Sharelotで電子書籍100冊をプレゼントします!(mochi)
法人向けに電子図書館のシステムを提供するmochiのSherelotというサービスがローンチ。企業図書館もリモート等で形態を変えないと本来の目的を果たせないところもあるかと思います。一方で福利厚生としての側面もあるのかと思います。同社は図書館業界でも福利厚生業界でもない独立系のようで、100社100冊プレゼントはパンチありますが、果たしてどうなりますか注目です。
講談社、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールでKマンガアプリを開始/Kodansha Launches K Manga App in Canada, Australia, New Zealand, Singapore(Good E Reader)
500作品以上にアクセスできるスマホアプリで、新作は日本と同時に配信されるとのことで時差もありながらガンガン制作しているわけですな。シンガポールも英語なのかな、2ヶ国語か。
『ハイキュー!!』も縦読みに 集英社「ジャンプTOON」で目指すもの(日経クロストレンド)
集英社は、縦読み漫画アプリ「ジャンプTOON」を2024年5月に立ち上げた。“新たな読書体験”を目指す同アプリでは、オリジナル作品のほか、『ハイキュー!!』や『金魚妻』といった既に人気の作品も縦読み、カラー化して配信する。
縦読み化、という仕事もあるですね。
【読書の秋】本の要約サービスなぜ人気?タイパ時代に求める「効率的な出会い」(大手小町)
ご存知井手隊長の、ラーメン方面ではなくフライヤー方面の記事です。マッチングアプリ、まさにです。そしてビジネス書が敷居低いは全く同意で、欲しい情報を読むというのはまさにマッチングで必要系読書は検索リテラシーのような技術は持っておいた方がいいと思います。
Amazon、Kindleの自費出版ユーザー向けの連載プラットフォームを2025年2月に閉鎖へ(やじうまWatch)
日本にローンチすることなく終わっちゃったんですね。ああ、cakesのモデルかっこいいと思ったなあ。正直いってnoteより全然攻めて・・いや、何をいっているのか。そういう話じゃないんだよ。
新日本出版社、電子書籍販売をスタート(新文化)
ニュースになるんだ。
出版とAI
AI企業とパブリッシャーを結びつけるプラットフォーム「TollBit」が2400万ドルを調達(Media Innovation)
出版社もAI時代に貢献しているんだ。人類の叡智がこれからはこのようにして残るんだ!という感じでしょうか。それとも我々が足で稼いだ情報や記録、ノウハウをキロなんぼで売られてゆーくーよー、ドナドナドーナー、なのかドーナんでしょう。
マイクロソフトがAIアシスタント「Copilot」でニュース配信を開始、パブリッシャーへの支払いも(Media Innovation)
ドーナんでしょう。
その他のトピックス:
NewsPicksに「読書」タブ開設 25年度、「BookPicks」構想実現へ(新文化)
Smart Newsの読書タブとはまた違う感じで。その後の構想もあるとのことで。ビジネス書ジャンルのこのような「場」は今や貴重な存在ですので、プラットフォームとしても広告媒体としても存在感を築いていただきたいです(仕事目線)。
メディアのトラフィック源が変化中、新興勢力も登場【Media Innovation Weekly】9/30号
Google Discovery知らなかったんですか私大丈夫でしょうか。大きな変化の、今どこいら辺なのだろうか。
Amazon、ラストワンマイル配送の起業家を育成する「Road to Ownershipプログラム」を開始(アマゾン合同会社)
amazon物流のUber化なのか?もっと法人相手な感じなのかな?
Amazonが2024年第3四半期の業績を発表、新しいAlexaのリリースが2025年に延期されたとの報道も(GIGAZINE)
amazon好調、アレクサAI刷新は遅れているとの話です。10月リリースだったということですので、クリスマスシーズンの売上を断念する決断は大きかったことでしょう。ああ、怖い。prime videoの広告の話もありましたが数字への貢献はどないになるのでしょ。
読書メモ:
『商売心得帖』『経営心得帖』『社員心得帖』
『ガチャガチャの経済学』
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