読書メモ:中学生からの勉強のやり方(新学習指導要領対応・改訂版) 

オーディオブック読書

生涯学習、学びは一生、学び直しブーム、リスキリングなどとはいわれますが、だからといって今年53歳になるおじさんが「中学生からの勉強のやり方」じゃないだろうというツッコミはもっともだし私もそう思います。でも楽しく学びながら読み終えてしまったので、これは読書メモものだろう、と自信を持って記すことにいたします。

まさか私も通道するつもりではなかったのです。audiobook.jpの新着情報を見ていて本書の情報を見つけ、「VOICEPEAK男性2」という聞きなれないナレーターの名前を発見して気になり、聴き放題対象でもあったのでダウンロードして聴き始めたのでした。このナレーター氏はAIの合成音声であるというのは察しがついたのですが、audiobook.jpの商品版としてAI音声が使われているのははじめて見ました。AI音声の進歩については見聞きしていて、英語の完成度には至らないもののAI特有の平べったさというか、すぐにそれとわかるくせ、AI方言みたいなものが気にならなくなってきています。どこをどう直しているかはおそらく機械学習での調整なのでしょうが、すごいなあと感心しつつも、AIがナレーションに取って代わるイメージは想像できずにいました。音声ガイドやニュースのように実用情報的ところから徐々に使われていくのだろうなと、そういう順序じゃないのかなとぼんやり思っていたのですが。

で、聞いてみたわけですが、私はデフォルトで1.5倍速に設定しているのでそのまま入ったのですが、あらなんの違和感もありません。言われなければわからないぐらい自然に聞こえます。途中で、自然に聞こえるのは倍速だからかもと気づいて等倍に切り替えました。そうすると、倍速では感じなかった「合成っぽさ」は確かに出てくるものの、どちらかというと等倍でのもっさり感の方が優っていて合成っぽさが気になる、聴きづらいという違和感はなかったです。1.5倍速に戻したらいつもの調子で普通に聴き始めて、ナレーションのお試しのつもりがしっかり読了してしまった次第です。

本書は中学生に向けた「今の」勉強の意味と、科目別の対策をやさしく丁寧に解説した一冊です。私のこの読書メモが現役中学生に届くとは思えないので私の目線からの感想になりますが、中学生の親を持つ身としては、探究や読解力を求められ、受験の変化の対応など目先の情報に気を取られがちな中で、教科ごとにその必要性と「その教科がある理由」「学ぶ価値」を俯瞰、そして長い目で考えるスタンスはそのまま使わせていただきたく思いました。勉強の意義や目的をこういう風に理解できていたら自分も、という思いがどうしても差し込んでくるのですが、悲しいかなジャンクでとんがって自分よりの情報しか受けつけなかったからなあ。。清水先生の説明力が冴え渡る一冊でした。

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