今週のピックアップ
いつも通り記事のリンクをペタペタ貼っていたんですが、結構記事数が多くて、こりゃ大変、とエントリを分けました。開催週に多くの記事が出ているのはカンファレンスや講演が盛り上がっている証拠でしょうからええことだと思います。まあ、明るいニュースの方が多いわけでもないと思いますが。問題が、業界全体どうするもありますが、オーディオや海外ライツやAIなどは、方針を出版社が「選べる」部分だと思います。いよいよ本気で向き合うステージですね(誰にいってます?)
デジタルブックトピックス:
オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係
Audible、11の新市場でサービス開始へ (Good e-Reader)

ベルギー、オランダ、スウェーデン、ポーランド、アイルランド、シンガポール、南アフリカ、トルコ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプトの11国でのローンチ発表。Audibleは、2015年から2025年にかけて会員数を800%増加させ、今後3年間で会員数をさらに倍増させると。すごい発表するなあ。デジタル音声は翻訳にも強そうですしね。商品調達コストがスケール大きく下がる可能性がありますね。
オーディオブックの日を祝う (note(ノート))

先週もたくさん記事がありましたが、3月3日は「オーディオブックの日」として、耳で聴く読書の普及を目的とした記念日です。多くの出版社が特別な企画を実施しました。ということで各社の発信のまとめ記事です。後パブ、大事ですね。
Audibleとディズニーがオリジナルオーディオブックを配信開始 (プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)

Audibleは、ディズニーパブリッシングと協力し、オリジナルオーディオブックの日本語版4作品を2月25日より配信開始。ディズニープリンセスとスター・ウォーズをテーマにした完全オリジナルストーリーとのことで、すごいですよね作品が作品ですからね。
全然関係ないんですけど「オリジナルといえば」の話で。このコンテンツが新着のランキングに入っていたんですけど、かなり受けるんじゃないかと思ったんですが、あまりプッシュはしていないのかなあ。
耳で楽しむ読書「オーディオブック」が大人の味方。ラインナップも学術、童話、漫画まで拡大中!(LEE)
そっか雑誌のLEEか。スパイファミリーの小説版か、2周回って戻ってきた感じですが、いいかも。
「聞く読書」の可能性 出版3社がオーディオブックの合同イベント(日本経済新聞)
朗読聞くのって気持ちいいですよね。ばけばけ終わっちゃうけど、怪談とかってイベントとしても面白いと思う。
オーディオブック制作における声の表現の本質 (note(ノート))

ナレーターや声優は単に文字を音声にするのではなく、書き手の意図を汲み取り、視聴者の心を動かすことが求められます。声の表現は技術と熱意の闘いである、と、どこのどなたかは存じ上げませんがこのnoteを書いている人物像をいつも想像しちゃうんですね。
電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ
マンガ業界ニュースまとめ(3/8) (note)

メディアドゥが米国のSeven Seasを買収。国内電子コミック市場の頭打ちを受け、KADOKAWAが池袋にアニメスタジオを集約、月刊コミックガーデンの休刊など。Seven Seasの米国でのサイズ感?などまったく感覚わからなかったところなのでありがたし。
アメリカの出版社が海賊サイトに対して訴訟 (The Bookseller)

アメリカの13の出版社が、海賊サイト「Anna’s Archive」に対して訴訟を起こした。この訴訟は、著作権侵害を主張するもので、出版社はこのサイトが無断で書籍を配布していると訴えているということでおんなじような話が続きますねえ。一つ積んでは母のため・・
出版とAI
メタとニューズ・コーポレーション、AIコンテンツライセンス契約を締結 (Media Innovation)

メタ・プラットフォームズがニューズ・コーポレーションとAIコンテンツライセンス契約を締結。契約規模は年間最大約75億円で、期間は少なくとも3年。この契約は、大手メディアとテクノロジー企業間でのAIライセンス契約として注目されています。ニューズ・コーポレーションって聞き慣れませんがWall Street Journalのとこ。チャットや言語学習ありでここまでビッグな話は確かに注目に値しますが、自社記事が契約処理されているというのが大きいのかなあ。
0秒で読書が可能なアプリを試してみた (gizmodo.jp)

私も懸念が膨らんでとりあえずあんまよくないすよねと繰り返しネットでも人にも話題を出すようにしているんですけど。それに意味があるのかはまあ、ほとんどないんですけど。この記事は佐々木俊尚さんがシェアしてかなり話題になっています。
私が以前書いた、本サービスのグレー度を考えてみた記事はこれです。

0秒読書は電子書籍をスクリーンキャプチャし、PDF化→OCRにより、テキスト情報を含むPDFが生成され、AIに要約を依頼することも可能。使用料は1ヶ月4,980円、1年12,980円で、著作権保護の範囲内での個人利用が前提。
グローバル・各国事情
KADOKAWAのグローバル戦略と海外売上 (The Bunka News デジタル)

KADOKAWAは、海外売上が600億円に達し、12カ国・地域に拠点を展開するグローバル戦略を進めている。各国への展開は存じ上げておりましたが、出版社でありエージェント機能も持っている感じですかね。通貨とか原価のコントロールも融通できるとしたらかなりの強みになりそうな。長い記事ではありませんが濃い。
北米エンタメニュースまとめ (note(ノート))

メディアドゥが米国の独立系出版社SevenSeasを買収したことを筆頭に、このブログ取り上げても実のところどうなんでしょなどと思っていたことが答え合わせされました。SevenSeasの件もそうですし、パリのAmazonのスポンサードの件もそうですね。勉強になりました。
国際出版界の最新ニュース(2026年3月9日) (Publishing Perspectives)

スペイン政府が提供するAenaの文学賞。スウェーデンでは2025年の書籍売上が記録的な55.4億SEKに。講談社はRobloxでのマンガIPの展開を進め、オーストラリアでは書籍市場が3.2%成長した。ロシアでは物理書店が厳しい状況にあり、教育書の売上が減少している。などなど。
グレッグ・グリーリーがS&SのCEOに就任 (PublishersWeekly.com)

このニュース、別に作ったロンドンブックフェアのまとめでも複数の記事が入っていました。かなり話題になったんですね。その話題が、ブックフェアでさらに拡大したみたいなところもあるのかもしれませんね。サイモン&シュスターは、グレッグ・グリーリーをCEOに任命した。彼はアマゾンで19年間の経験を持ち、メディア部門のVPや欧州消費者ビジネスのVPを歴任した。グリーリーはアマゾン・プライムや読者発見プログラムの立ち上げにも関与しており、最近はエアビーアンドビーやラボ自動化企業のオープントロンで役職を務めていた。
東京国際ブックフェアの試行錯誤 (The Bunka News デジタル)

この記事では、東京国際ブックフェアにおける20年以上の試行錯誤の歴史を振り返る新連載。今企画された意味など、ゲスはね、しっかり勘ぐっちゃうんですよね。何かのムーブメントが始まるきっかけになるのか、それとももう何か仕込まれているのか。どうなんでしょうか?
その他のトピックス:
無書店自治体に再び文化の灯を。「書店=人と情報が集まる場」と気づき、動いた行政(今どきの本屋のはなし)

「本屋、パン屋、花屋、美容院のない街に、若い女性は帰ってこない」
町営書店とか、NPOとかにね。全然他人事ではないんですがせつない。
月刊エンタメ情報誌『とぶ!ぴあ』2026年4月創刊、東宝「TOHO-ONE」と連携しデジタル版無料提供
ニュースとしては聞いていたけど、私の書棚にこの本があったことを思い出したです。
『及川正通イラストレ-ションの世界: ぴあの表紙を飾った1000の顔』
「ぴあ」の表紙はいやでも目に入る、コンビニでチラ見しても印象に残る。点描で緻密な部分と遊びごごろ、極端な強弱、ビビッドな色。この人が今芸能界でぐんと目立ってきている、まさにその時の勢いとかがそのまんま出ていて面白いのです。絵としてもやっぱり不思議。どうやってるんだろう。脱線したまま終わります。
読書メモ:
『戦わずして売る技術 クリック1つで市場を生み出す最強のWEBマーケティング術』
木下 勝寿 (著) 幻冬舎
『AI時代の質問力 プロンプトリテラシー 「問い」と「指示」が生成AIの可能性を最大限に引き出す』
岡 瑞起 (著), 橋本 康弘 (著) 翔泳社







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