デジタル・海外・AI出版ニュースまとめ:2025/11/15

デジタル書籍・AI・海外版権

今週のピックアップ

アマゾンのサブ画像をPDFからサクッと切り出すツールを作ってみました(book-on.labs)。

サブドメインで安全領域を確保して、また遊びを始めました。WPを登録したんですけどWP上ではなく直接アップしてます。なんかテーマとか整えるのとか無理な感じに思えてきました。こっちの方がサイトっぽくていいでしょう。
出版社のアマゾン書誌登録担当者専用のツールです。せま!ちなみに図版とか入り組んでいるのは全部読み込めないことが多いです。棒組はほぼ大丈夫です。棒組の本のサブ画像って何って気もしますね。すいません、改善してまいりますが期待はそこそこに願います。

デジタルブックトピックス:

オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係

SpotifyがデジタルオーディオブックのRecapsを開始/Spotify is launching Recaps for digital audiobooks(Good E Reader)

Recapsとは、ニュアンス的に(調べればいいのですが)ついていくみたいな感じですかね。要するに、どこまで読んだかをアプリが覚えてくれているので、はいここまでの話はこんな感じね、って振り返ってくれるということなんです。これは、ユーザーとしては便利な機能ですね。しかしなあ、もうなんでもこうなっちゃうんすかね。いやー、学校の授業の復習とかもこんなんなるんですかね。すごいなあ。


「オーディオブック大賞2025」授賞式レポート【受賞作品・登壇者様からのコメント】(audiobook.jp)

オーディオブック大賞、出版クラブ会館で行われたのですね。ああ、私がいった時は飯田橋だったですよね、え、そんな昔?何年前?
コメント揃っていていいですね。地面師ライブラリ上で積読になってるんだよな。記事を見たら読みたくなりました。


小説は音から入る時代? Amazonオーディブルで音声先行が続々(朝日新聞)

オーディブルの、オーディオファーストに関する記事です。そうですか、もう30点になりますか。ノンフィクションの、目で読むか耳か、による違いと、フィクションのそれは違うように思えますね。声優を揃えたりのリッチな作品はまた別ラインになるでしょうし、バラエティというか、これがプルーラリティか、増えてくればいいと思います。


Audibleで村上龍&恩田陸の2作品を朗読 俳優・濱田岳が明かした「オーディオブック」ならではの挑戦

俳優の 濱田岳さん が、オーディオブックサービス Audible 日本語版の10周年を機に、作家 恩田陸 の『Q&A』および 村上龍 の『イン ザ・ミソスープ』の朗読に初挑戦したインタビュー記事。声だけで多数のキャラクターを演じ分ける難しさや、映像演技との違いを語っています。ラジオドラマではなく小説の世界を大事にする、とか演じ分けの工夫と「やりすぎない加減」など面白い。このような発言によってユーザーの耳が肥えていくことはいいですね。


Speakiesの最終候補: 子供向けオーディオプラットフォームYotoの急成長/speakies-shortlistee-the-meteoric-rise-of-yoto-the-childrens-audio-platform(The Booksellers)

2017年に Drury 氏と Filip Denker 氏によって設立され、子ども向けに「画面を使わずに音で楽しむ」オーディオ体験を提供するプラットフォーム「Yoto」の創業者インタビュー。子供のスクリーンタイム増加の懸念と、教育と。Yotoは主なハードウェアとして「Yoto Player」と「Yoto Mini」があり、物理カード(オーディオカード)やデジタルコンテンツを使って、子どもが自ら操作できるように設計されています。

電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ

note、韓国のNAVER社と資本業務提携を締結。AI時代の創作のエコシステムをグローバルに展開します(note)

子会社設立、googleとの提携に続きNAVERですか。でも、提携先と目的はぶつかっていないように感じられます。具体的にどのように進んでいくのか楽しみですね。「AI時代の創作のエコシステムをグローバルに展開します」うむ、要素全部入りですね。


Amazon、KDP著者向けAI翻訳サービス「Kindle Translate」提供開始(IT Media)

AmazonがAI搭載翻訳ツール「Kindle Translate」を発表/Amazon introduces Kindle Translate, an AI-powered translation tool(Good E Reader)

はい、満を持してといいますか、あれ、まだなかったんでしたっけ?という気すらしてしまいますね。GoogleのnotebookLMなどをみてもファイルをガツンとアップしてさまざまなアウトプットができて、という世界になってきていますし。オーディオの方では同時通訳(!)で複数言語にほぼ同時にポッドキャストが配信できる機能が実装されていたり。ただ書籍の求められる正確さもありますのでそのあたり著者自らが直接判断できるKDPから、、と。KDPが色々試されちゃってるなあ。


“新しい電子出版社”マンガボックスがTBSと共に挑んだ5年間とこれからについて──唯一無二のIP創出体制で世界を目指す(マンガボックス)

DeNAの新規事業としてスタートした電子マンガアプリが、本体からの離脱とTBSとの合弁、そして出版社として制作体制を強化しIPを増やしていくーーという歴史が丁寧に綴られたインタビュー記事です。ベンチャーと出版の相性や、作品の創出と価値の最大化についても。

週1回配信の文芸サブスク始動 ブンゲイデリバリ、収益の7割作家に

メールによるサブスクコンテンツ発信。これはやはり電子書籍のカテゴリに入るのでしょう。違うのはわかっているんだけど、cakesを思い出しました。なんでだろう、違うんですけどね。

出版とAI

この本、AIではなく人間が書きました。「文学のオーガニック認証」が英国で始動(Ideas for Good)

英語圏の記事ではこれまで何回かご紹介してきた(Books by people)の記事です。そうですね、でもassisted by AI 透かしみたいのもAIの生成文に練り込まれていたりして。やだSF。

グローバル・各国事情

BookAIプラットフォーム「Miva」フランクフルトで旋風:15カ国から出版関係者が殺到、版権取引の常識を覆す(BookAI)

サービスサイトをちらりと見たのですがAI読書サービスがメインであって、その仕組みを使って版権の内容紹介に利用するという感じなのかな。それはそれでまた学習とかさほれそういうプロセスを経ないとみたいな話もあるからなあ。


大型書店での本の運搬もロボットに…教保文庫江南店が「ベラボット」を導入(KORIT)

コロナ前、ソウルのブックフェアに行っていた頃はカンナムの近くのホテルに泊まって、教保文庫江南店も近くなので毎回ゆっくりみていました。懐かしいなあ。こちらはお客様受け取り口に客注本を届けたりしてくれるってことですね。店の広さを考えるとかなり効果があるのでは、と思います。

その他のトピックス:

ゲイツ氏予言「コンテンツが王様」30年越し実現 取り残されるマスメディア(日経ビジネス)

コンテンツが王様になるのに時間がこれだけかかったのは、広告モデルが確立したからなのか。広告を得るための、PVを稼ぐための道具になってしまったから主役になれなかったということなのか。そして、検索エンジンがAIでユーザーを連れてこなくなったから慌ててペイウォールを構築するに至るという。いってみれば外圧によって初めてコンテンツが直接対価を得るものとなった、ということなんですかね。いやさペイウォールが立ち塞がっているので記事内容の予測をしておるですよ。なかなかに新しい試みでしょ。


カドカワの出版部門、今後は「本の価格改定」「漫画ラノベの注力」検討へ 業績低調を受け方針発表(オタク総研)

印刷・流通に関して自社リソースででほぼ完結させるという、日本の出版社ではほぼ類を見ない仕組みを構築してきた同社ですが、今回の業績を受けての打ち手というのが、私たちも日々こうしないと、と考えているようなことでホッとしているといいますか、ホッとするのはおかしいだろとか。


僕は奴隷じゃない(宇野常寛)

そうだ『庭の話』は色々考え事多き時に読み始めてこりゃ今はダメだと途中になっていたのでした。難易度が高い本は脳内漢字変換でもリソースを使ってしまうので没入できないと本当に入ってこないんですよね。


ヤマト運輸、ベトナム人運転手500人採用へ 27年から長距離輸送で(日本経済新聞)

在留資格は最長で5年就労できる「特定技能1号」となる。幹線輸送と呼ばれる長距離の運転を担い、宅配のラストワンマイル輸送は検討していない。

とのことです。500人、最長5年か。割合でいったら、軽微なんでしょうがいやほんとに。


サナエノミクスはBENUS 新たな国家戦略投資の時代に(馬渕磨理子)(日本経済新聞)

高市政権が掲げる指針から2銘柄をピックアップ。そうですね、このようなマクロなアプローチの記事で出版銘柄が出るのってかなりにレアなことだと思うんですけどね。違う業界のことのようにしか見えないというあっち側とこっち側の話。

読書メモ:

『すごい壁打ち』
石川 明 (著) サンマーク出版


『それいけ!平安部』
宮島 未奈 (著) 小学館

コメント

タイトルとURLをコピーしました