デジタル・海外・AI出版ニュースまとめ:2025/08/30

デジタル書籍・AI・海外版権

今週のピックアップ

世界の約450万タイトルの書籍を1冊から国内で製造するサービスを Amazon内店舗「外濠書店」で提供開始(DNP)

本当に。このような規模感ですよね。こういうリリースにどきんとするですよね。ネーミングは、ちょっと不思議ちゃんな感じですが。

デジタルブックトピックス:

オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係

米国出版社のオーディオ収益、過去5年で80%増 複数フォーマットでも「好調な伸び」/American publishers’ audio revenue booms 80% over five years with ‘encouraging levels’ of multiple formats(The bookseller)

アメリカ出版者協会(AAP)がStatShotの年次報告書を発表し、デジタルオーディオが5年間で80%増加し、2024年には出版全体の収益が4%増加して325億ドル(2,370万ポンド)に達すると予想されていることを明らかにした。

ここまでしか無理。

電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ

「楽天Kobo」タンブリンCEO 日本でのサブスクサービス「出版社との交渉開始」 Rakuten AI Optimismで公表(文化通信)

交渉開始ですか。条件はあるとは思いますがサブスク自体はもう競合サービスでやっておりますのでそんなに難儀はしないと思われますが。これだけ他国でたくさん提供しているのに、日本がこの順番はやっぱり不思議です。


Instapaperが楽天Kobo電子書籍リーダーに登場/Instapaper is now on Rakuten Kobo e-readers(Good E Reader)

Pocketのような「あとで読む」系のサービスであるinstapaperが、koboのリーダーに転送して読むことができる機能を実装したとのこと。e-paperでもいけるのかなあ。kobo端末でカラー版の占有率ってどれぐらいなんだろう、とかちょこちょこ気になります。

出版とAI

Qurekaの書籍QAサービス「Bookleverage」がNTTドコモと連携、読書体験の革新を実証開始(Voix biz)

Qureka株式会社は、書籍データに基づくAIがユーザーの質問に即答する書籍QAサービス「Bookleverage」の実証を、NTTドコモの「本読みプロジェクト」と連携して開始します。

書籍の内容そのものは学習させず、RAGで結果を出すサービス。専門書とか参照系の書籍は相性がいいように思います。究極的には、辞書とか。


読書体験をアップデート!BookAIが運用を開始した読書AIアシスタント「Miva」とは?

先の記事のサービスに近いものを感じますが、bookleverageは特定の購入(レンタル?)した本の内容についてAIがアシスト。Mivaの方は蔵書されている書籍群の中からアシストしてくれる感じでしょうか。モニターのキャンペーンもあるとのことなので申し込んでみようかな。でもこれ、5社って日本の出版社なのでしょうかね、台湾ではなくて?


朝日と日経、AI検索のPerplexityを提訴 44億円請求(impress watch)

今週一番華やかに拡散したニュースだと思います。もちろん経過は見ていきたいと思いますが、まあ和Kんないですね。スルーしちゃうかもしれませんね。国も方針にも関わってきますんでね。本当に見守らなければ。。







グローバル・各国事情

国内初 円建てステーブルコイン発行の見通し 貿易などで活用へ(NHK)

この件、電子書籍の話も確かにそうなんですが、版権売買の小口な取引にこそこのようなステーブルな仕組みが必要とされていると思うです。法人の国際間取引がpaypayとかwechatpayでできればいいのになとか本当に思う。本当にインフラだというのならば。いや、そんな簡単にできませんよねってそうですけどいうのはただだから。

その他のトピックス:

国内書籍の1割を直接取引へ 紀伊国屋書店など主導、取次依存を脱却(日本経済新聞)

amazonの直接取引を入れての一割ではないですよねそうですよね。


独立系出版社の生存戦略―協同組合という選択肢/Collective and Co-op Publishers Find Strength in Numbers(PW)

深い見出しだなあって思うですよね


多様化するコンテンツマーケティングの現在地〜期待する効果と評価指標のあり方〜|第10回クオリティメディアコンソーシアム オンラインセミナーレポート(Cステーション)

ここでご紹介するからには禁じ手にしている魔法の言葉があるのですが、使ってしまいましょう。「後で読む」。きゃ、いっちゃった。


読書する人は20年前より40%減少している(GIGAZINE)

研究チームはアメリカ人を対象にした時間使用目的調査「American Time Use Survey」に含まれる2003年から2023年の23万6270人分のデータをもとに、「個人的な目的で毎日読書している人の割合」と「子どもと一緒に毎日読書している人の割合」の推移を分析しました。

日本とかは世代人口減と掛け算だぜどうする?


広告ブロッカーはページを改変するから著作権侵害の疑い? ドイツ最高裁が衝撃的判決、高裁での再審理へ(internet.watch)

こういうね、頭の体操みたいなニュースはありがたいですね。もうさ、どういうこと?って思いますけど模範解答とかそういう問題ではないですし。話題についていくことと、自分ごとだったらどう考えるだろうっていう練習問題ですよ。


誰でも自由に憧れの作家デビュー! ZINE制作から販売・発送まで、無在庫でトータルサポート「しまうまマルシェ」が本格始動(しまうまプリント)

プリントパックなどでも冊子の小ロット印刷は以前からやっていましたが、こちらはPODの発想ですね。そして、印刷と販売をドッキングしている。きれいに、流れに乗っているサービスですねえ。

読書メモ:

『すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法』
楠木 建 (著) 文藝春秋

コメント

タイトルとURLをコピーしました