今週のデジタルブックトピックス:
スキマ時間で読書家に…オーディオブック利用者が急増 ビジネス書1冊を1時間強で読破 障害者や育児の味方にも(東京新聞)
オーディオブックの存在感が複数の角度から上がっているようですよ、このような方々に、このように便利に使われているようですよ、というバランス型の記事です。そうですね。
「作品として味わうのと、効率よく情報を得るためとで目的が二分化している」
集英社は2022年、音を使った読書に関心を持つ社内有志が「OTOコンテンツプロジェクト」を結成。
社内有志か。
ロンドンの図書館が新しい読書アプリを導入/London Libraries Launch a New Reading App(Good E Reader)
ロンドン図書館ネットワークが開発した読書アプリの紹介記事です。ロンドンの図書館の司書が読書を奨励するための図書館マップやパーソナライズドされた書籍のおすすめ機能、読書の目標設定機能が実装されているとのことで、まさに読書行為そのものに向きあった図書館らしいアプリのようですね。
このアプリは、イングランド芸術評議会の支援を受け、大英図書館が促進する LibraryOn 助成金プログラムによって資金提供されました。
アプリの制作会社もブッククラブアプリを開発していたり、すそのを広げるようなモデルが考えられたのでしょうね。
その他のトピックス:
全世界のYouTube動画視聴における著作権使用料直接徴収に関するお知らせ(NexTone)
書籍でも歌詞の引用などではJASRACを通して権利処理や支払いをするわけですけれども、動画のBGMなどでアーティストの曲を利用したい場合はYouTubeに有料のライブラリがあるんだっけ、それとも専門のライブラリがあるのでしたっけ、やっぱりJASRACは通すのか?思えば何も知りません。今回リリース元のNexToneさんが使用料を徴収することになったとのことですが、これまでは誰がどうやっていたの?できていなかったの?わからないことばかりが増えていく。
Algomaticが多言語動画翻訳サービス「DMM動画翻訳」を提供開始 生成AIにより高品質な翻訳を実現し、発注から最短1営業日で納品(Algomatic)
動画の多言語配信がほぼ時差なく実現してしまうという話。このあたりは生成型AIの実力の本領発揮といったところでしょう。映画などの作り込まれたコンテンツはそうはいかないでしょうが、こと情報を伝えるという意味では主要言語に事実上の時差はもうないのかもしれませんね、需要さえあれば。
【日本の出版コンテンツ 海外流通特集2024】世界に広がる日本の出版物 ミリオンセラー生み出す動画SNSの拡散力 紀伊國屋書店・森啓次郎副社長に聞く
確かにこのような形で日本コンテンツの海外各国の売れ行き動向が捕捉できるのは今や紀伊國屋書店さんぐらいかもと思いました。もちろん出店いない国もたくさんありますし、そのコンテンツが翻訳販売されているかどうかもありますが、記事にあるような漫画のビッグタイトルなら横串でみられそうですね。そしてBookTokか。
うどんが公認漫画ライセンス ピーナッツの漫画家チャールズ・M・シュルツの伝記/Udon Licenses Authorized Manga Biography of Peanuts Cartoonist Charles M. Schulz(ANIME NEWS NETWORK)
うどんがKADOKAWAからピーナッツ作者の漫画の伝記の版権を買って発売したという話です。事実あってると思いますが意味わかりますか?
今週の読書メモ:
野口 聡一 (著) アスコム
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