今週のデジタル書籍トピックス2024/5/26
シェア型書店+オンデマンド出版の可能性(Insight NOW!)
私のSNSのタイムラインにも幾度となく流れてきた記事ですが、ようやっと読みましたよ。シェア型書店もオンデマンド出版も、あり・なしではなくビジネスとしての存在感を持つことができるかということだと思います。マスが疲弊しているからニッチに芽ありの構図もねえ。。しかし斬られっぱなしでいいんですか?いいんじゃないですかねえ。
講談社運営の電子書籍ストアがサービス終了、購入済み書籍はQUOカードで返金(Internet watch)
ありましたね。リリース、覚えています。このストアが開店するリリースを見て、こんな感じで横展開していって、ひょっとしたら日本の出版社のウェブサイトはこのような形になっていくんじゃないかと思ったんですね。そう思ったことはすっかり忘れてしまっていましたが、今はアマゾン内ストアが外部カタログページみたいな使われ方をしているところもありますよね。出版社の意図にズバッとハマるサービスがあればある程度広がるかも。メディアドゥさんは海外の出版社向けサイト構築サービスも買収してましたが、さて。
図書館使いこなす 電子書籍や「聴く」本、ビジネス支援も(日本経済新聞)
ニューウェイブ系図書館の新しいサービスなどを紹介しています。電子書籍については過去記事でも思うところを書き散らしてしまいましたが、この記事ではそれだけではなくはじめてきくサービスもありました。ボードゲームとかは個室があるのかなあ、紙芝居ルームみたいな感じかな。ビジネスサポートに力を入れているところもあるとのことで、今運営が民間になっているところも多い中で、逆に自社のブランディングのために図書館を運営するという発想もあるかもしれませんね。やっぱりないかもしれませんね。
歩きながらオーディオブックを楽しむ、「耳活ウォーキング2024」開催中(BCN+)
audiobook.jpを運営するオトバンクさんの企画です。梅雨になる前のお散歩日和にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。プレゼントもあるとのことです。耳活かあ、なんかしみじみするなあ、美食は口活になるのかな。
メディアドゥ、FanTop初の「全文朗読NFT」付き書籍を河出書房新社と制作・発売(Media Do PRTIMES)
カンザキイオリさんのデビュー小説『あの夏が飽和する。』の文庫化のタイミングで、豪華ナレーター陣と特典が付いた完全朗読オーディオブックをNFTとしてセット販売するということです。紙+電子ではなくて紙+オーディオブックですか、確かに付加価値はつけやすいかも。お値段も豪華版なので売れ行き、気になりますね。
英国全土にTikTokの本棚がオープン/TikTok Bookshelves to Open Across UK(Good E Reader)
TikTokの本棚がオープン?どういうことかというとTikTokが英国の約10都市に約100冊の本が並ぶBookTok本棚を設置するという試みです。公共のスペースなのか、レンタルなのかその場でよむ形式なのか、詳細は分かりませんが文学に親しめる環境がないところに読書の機会を提供するという試み、とのことで本とTikTokの相性をブランディングする狙い、があるのでしょうねえ。
Spotifyはオーディオブックのための新たなパートナーシップを構築中/Spotify is forging new partnerships for audiobooks(Good E Reader)
オーディオブックに本格参入したスポティファイですが、これからも素晴らしいコンテンツを持っている出版社と新規提携していきますよ、という話です。出版社サイドからの熱い期待コメントも入っています。音楽がメインのサービスなので、シェアがどのように見える化されるのかは不明ですが、オーディオブックのシェアがどのぐらい変化するのかには興味があります。
今週の読書メモ
「人生の道しるべになる 座右の寓話」
「寝る脳は風邪をひかない」
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