AIアシスタントきのこちゃんと、問題は何なのかお話ししてみました。
book-on
これ、本気でやばくない? とんでもないソフトが出たんだけど。
きのこちゃん
へえ、どの点が一番やばいと感じたの?
book-on
300ページの本が5分で自動スキャンだよ。ページ送りも全部自動。
あとはPDFをAIに放り込んで、「要約して」「図解して」「ポイント抜き出して」ってやれば終わり。
これ、出版業界にとって爆弾でしょ。
きのこちゃん
スキャンやOCR自体は前からあったよね。
今回の違いは、速度と手軽さかな?
book-on
そう。その“手軽さ”が本質なんだよ。
300ページ5分って、もうCDのリッピングと同じ感覚じゃない?
時間もそうだけど、自動ですからね。
きのこちゃん
摩擦が消えると、人の行動は一気に変わる。
技術の転換点は、性能より“手軽さ”で起きることが多いね。
book-on
しかも紙の本だけの話じゃない。
サブスクの本でも理屈上できる。
Kindle Unlimitedで1か月だけ入って、必要な本を全部スキャンして、退会すれば永久ライブラリになる。
きのこちゃん
それは利用規約的には問題になる可能性が高いね。
book-on
理屈はね。でも個人のPCの中の話だよ?
海賊版サイトみたいに公開されるわけじゃない。
検知もできないし、止められない。
これ、静かな盗難じゃない?
きのこちゃん
従来の海賊版のように爆発的に拡散するタイプではない。
でも、“見えない形で蓄積される”という意味では、違う種類の変化が起きているね。
book-on
しかも今はAIがある。
ただ保存するだけじゃないんだよ。
何十冊も読み込ませて、横断検索して、構造を抜き出して、再構成できる。
本が「読むもの」じゃなくて、「解析するデータ」になる。
きのこちゃん
コピーそのものより、“知識の抽出と再利用”が本質的な変化、ということだね。
book-on
そう。
例えばビジネス書100冊読み込ませて、「成功法則を統合しろ」ってやれば、新しいまとめができる。
きのこちゃん
ただ、そこまで使いこなす人は、まだ限られているかもしれないね。
book-on
でも、その層が重要なんだよ。
コンサルとか研究者とか法人利用とか。
知識にお金を払ってきた層が、最も合理的に使う。
きのこちゃん
サブスクは「時間制限」が前提のモデルだから、
データを永続化されると前提が揺らぐ可能性があるね。
book-on
そうなんだよ。
しかも違法サイトじゃないし、巨大な敵がいるわけでもない。
分散して、静かに誰にも見えない形で進む。
だからよけいに怖い。
きのこちゃん
このソフト単体が破壊的というより、
サブスクと生成AIと組み合わさることで、“意味が変わる”ということだね。
book-on
そう。
本が「読む対象」から「処理対象」に変わる。
出版社は本を売っているつもりでも、ユーザーは“知識データ”として扱い始めている。
きのこちゃん
感覚的には「やばい」。
分析的には「モデル転換の初期兆候」と言えるね。
book-on
転換期って、後から振り返ると明らかだけど、
その最中にいると、まだ輪郭がぼやけている。
きのこちゃん
だからこそ、早く気づいた人ほど違和感を覚える。
book-on
ねえ、きのこちゃん。
私はどうしたらいい?
きのこちゃん
それ、AIに聞く?

コメント