デジタル・海外・AI出版ニュースまとめ:2025/11/08

デジタル書籍・AI・海外版権

今週のピックアップ

【ビルボード】総合書籍チャート“Book Hot 100”がローンチ 第1週目の首位は雨穴『変な地図』

ローンチおめでとうございます。こちら気になりつつまだ全くみられていないので、いいところでまた取り上げたいと思います。まずはシェアということで。

デジタルブックトピックス:

オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係

オーディオブック制作のための…(note)

ひそかにフォローさせていただきました。この領域での現場レポートは貴重です。


ジーアングル、高校生がAI音声の収録や編集を体験できる「読み上げ音声」の授業を開始

DXの授業の一環で、とのことですごいですね。パソコンも携帯電話すらもなかった高校時代でした。持ち歩くデバイスはwalkmanのようであって非なるもの、でした。風に吹かれてハードロックを聴いていました。記事とはなんの関連もありません。


「audiobook.jp ギフトコード」、Amazon.co.jp・セブン‐イレブン・ファミリーマートで発売開始(インコム・ジャパン)

ほおほお、いいではないですか。裾野が広がる露出は、いいですね。どれぐらい、ああなるのかにも興味がありますが。

電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ

1986年生まれの私にとって、同年創立のJEPAは「同級生」

JEPAの理事に就任されたメディアドゥ苅田さんの寄稿です。そうなんですねタメなんですね。前半の投資家からの「なぜ電子書籍に取次が必要なのか」の件は生々しく読ませていただきました。


また1つ、電子書籍販売サイトがサービス終了。購入済みの本に対するケアは一切なし(やじうまWatch)

やじうまWatchらしい見出し。

出版とAI

「著作物を食うAIは違法か」に実証的な証拠か “著作物を学習したAI” vs. 専門作家で文章生成能力を検証 米国チームが発表

著作権で保護された書籍で訓練されたAIが、専門作家よりも読者に好まれる文章を生成できることを明らかにした研究報告

実証的な証拠になるのかなあ?それはともかくとして興味深い研究ではあります。つまり、漫画ばっかり読んでないで字の本を読みなさい、というやつが蒸しっ返されてきたってことですかね。違うか。単純にLLMの話なのか知識も入っているのかわかりませんが。


フランクフルトでフランスの出版社はAIと古本の脅威に直面At Frankfurt, French Publishers Face AI and Second-Hand Book Threats(Publishing Perspective)

AIと古本市場が並列で挙げられているのは珍しいですね。

フランスにおける古本市場は現在、書籍販売の15~20%を占める可能性がある。

日本はどうなんだろう。たまにベストセラー本をメルカリで検索する悪い癖があるのですが、いつも「みなければよかった」と落ち込みます。すごい数なんだもん。かつ、割といい値段なんだもん。このような個人取引まで含めたセコハン市場の調査はできないですよね。。


AI 読者が編集の「相棒」に? タイムズが企画精度92%を実現したリサーチ(DIGIDAY)

この話はAIと社会を解説したいくつかのごっつい本にも紹介されていた記憶があります。読者の輪郭をはっきりさせるためにペルソナを設定し、該当のモデルにヒアリングをしたりモニタリングをしたりアンバサダーを立てたり、なんてことはメディアではよく使われるマーケティングだと思います。それを、AIにやらせてしまおうというんです。確かにプロンプトで「あなたは典型的なZ世代の若者です」ってなりきらせたこと僕もあったよ!

グローバル・各国事情

「TOKYO RIGHTS MEETING 2025」、海外から182社来場(新文化)

参加された皆様、お疲れ様でした!


【TOKYO RIGHTS MEETING 2025特集】株式会社トーハン 出版社の海外展開を新たなステージへ 契約実務を効率化する「TORAS」と新たなマーケット戦略(文化通信)

せっかくなので、フランクフルトの時みたいに記事をまとめようかと思います。ので、ここではそのまま一旦流します〜。


【TOKYO RIGHTS MEETING 2025特集】株式会社パピレス 電子書籍配信のパイオニアが挑み続ける世界戦略 翻訳から現地書店への配信・プロモーションまでサポート(文化通信)


ハーパーコリンズ、ベーカー&テイラーの閉鎖と「特定顧客」からの注文により第3四半期の売上減少を報告/Harper Collins Reports Third Quarter Declines on Baker & Taylor Closure and Orders from “Certain Customers”(Publishers lunchi)

これは・・インパクトある数字ですね。Baker & Taylorの影響がどれぐらい波及するものなのか、これはしばらくザワザワしそうだなあ。そして、厳しいニュースも出るんだろうなあ。


次の日本発ヒットは本? 海外の「紙需要」根強く、DNPが現地印刷支援(日本経済新聞)

イングラム提携案件ですね。確かに間違いなく「エコ」ですし合理的な話です。A社のPODも使えるってことか。この場合関税とかGDBR的にはどうなんだろうなあ?記事の続きに載ってるかな。


アマゾンがインディーズ作家向けAI翻訳サービスを開始 Amazon launches AI translation service for indie authors (The Bookseller)

Amazon、自費出版電子書籍向けAI翻訳を開始/Amazon Launches AI Translation for Self-Published Ebooks(Publisher lunch)

これも「出るべくして出た」サービスですね。最近はACXのオーディオが話題になっていましたが、今度は電子のグローバル配信ということですね。まあ、自力で読める言語以外は、AIを信じてえーいよろしく、ってなってしまうのだろうなあ、などと推測いたします。

その他のトピックス:

書店数激減のなか図書館蔵書数は20年で倍増。「書籍リユース」は出版業界を殺すか

上のフランスの記事で、中古とAIが敵だ、という論点がありましたが、こちらは図書館と中古についてです。数字が入っておりますのでぜひチェックを。書籍リユースが出版業界を殺したら、書籍リユース業界は後で死ぬ・・いや、リユース業界は書籍と心中していないですねそもそも。


「記事を整える人」から「読者を理解する人」へ  AI 時代に変わるメディア編集長の役割(DIGIDAY)

これも一つの価値観だと思います。媒体が媚びるように受け止められると読者も居心地悪くなりそうですしね。いずれにしてもスタンスがはっきりしていることは必要だろうなとは思ったり。


こりゃ図書館に行きたくなる…大人も欲しがる「読書通帳」の魅力とは(Diamond Online)

通帳って、貯まっていく感じが知識ともちょっと通じる感覚があったりして確かにいいかもしれませんね。コツコツ感もいいですね。図書館か。。書店カバーの通帳とかオシャレじゃないですかね。今僕何冊目なんだよねとかね。


阪神コンテンツリンク、「Billboard JAPAN Book Charts」公開(新文化)

TRMのセミナー聞けませんでしたのでまたこちらは収集します。

読書メモ:

西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか

エマニュエル・トッド (著), 大野 舞 (翻訳)

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