人文

オーディオブック読書メモ

読書メモ:あの国の本当の思惑を見抜く 地政学

地政学の話に入る前に、まず私自身のことを少し。私は方向感覚が弱く、よく迷います。地図を理解するのも苦手です。「地図がこうだから、こうだ」といった視点で物事を見る力がそもそも弱く、位置関係を捉える感覚にも乏しいのだと思います。さらに残念なこと...
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読書メモ:すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

荒俣さんの本には、学生の頃に触れていましたね。当時読んでいたのは、どちらかというと図鑑や図録のようなものが多かったように思います。パルコ出版のシリーズをコツコツ集めていたら絶版になってしまい悲しんだ記憶があります。小説は読んだことがないので...
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読書メモ:日本語界隈

本書のアマゾンの内容紹介をそのまま貼り付けちゃいます。「ちょっとした日本語の言い回しでモヤモヤしているふかわさんと気鋭の言語学者・川添愛さんが、「言語学」という枠を超えて、日本語のユニークさと奥深さを楽しむ、異色の対談集。」本当に、その通り...
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読書メモ:村上春樹とジャズ

「スイングジャーナル」の編集長を務め、その後、ジャズ/ポピュラー音楽の評論家として活躍している岩浪洋三さんの『村上春樹とジャズ』。私はタイトルを見て、なんとなくポチっと再生してみたのですが、再生時間が20分程度と知って、少し面食らいました。...
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読書メモ:なぜ悪人が上に立つのか: 人間社会の不都合な権力構造

なぜ、悪人が上に立つのか。上に立つと、悪人になるのか。悪人になりたいから、上に立ちたくなるのか。上に立っても悪人になる人と、ならない人がいるのか。それはどういう違いなのか。権力によって違うのか。権力が好きな人は上に立つと悪人になって、そうで...
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読書メモ:俺の文章修行

パンクロッカーとしての町田康に、私はまったく接点がありませんでした。私が音楽を聴き始めたのはもう少し後の世代だったこと、そして何よりも洋楽ばかり聴いていたため、日本のパンクロックという存在自体を重視していなかったというか、もう少し率直に言え...
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読書メモ:僕には鳥の言葉がわかる

すごくいいタイトルですよね。「僕には鳥の言葉がわかる」。ちょっと何をご冗談を、と思うような突飛な言い切りですが、読んでみると冗談ぽさは一切ない。では、どういうことなのか。つまり、著者は本気でそう言っているのです。真顔で。さかなクンですら「魚...
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読書メモ:はじめてのクラシック音楽 (講談社現代新書)

久しぶりに手に取った社会見学的なテーマの本は、「クラシック音楽」。これはもう、中学生?音楽の授業以来の知識となります。大作曲家の名曲は、同世代の人たち同様、音楽の授業で聴きましたし、作曲家と曲を結びつけるようなテストも受けた記憶があります。...
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読書メモ:失敗学のすすめ

畑村洋太郎さんの『失敗学のすすめ』は、「失敗は必ず起こるもの」として正面から受け止め、その構造を分析し、次にどう活かすかを考えるという、実践的な一冊でした。工学者として多くの現場に携わった著者が、失敗事例の記録や「顛末フォーマット」などのフ...
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読書メモ:絶対悲観主義

楠木建さんの本を最初に読んだのは『ストーリーとしての競争戦略』でした。当時はちょうど電子書籍というものが世の中に出始めた頃で、発売から少し経ってからだったと思いますが、私は電子書籍で購入して読んでみました。紙のほうはとても分厚くて重たく、「...