先日、Googleが「Expert Intelligence」という機能を発表したというニュースを見ました。Google Play Booksで買った電子書籍を、Gemini Notebook(旧NotebookLM)に取り込んでAIに質問できる、というものです。インパクトがあったので昨日更新したニュースブログでも筆頭でご紹介しました。

正直、かなり驚きました。そして、怖いなとも思いました。
出版に関わる仕事をしている身としては、これは他人事ではありません。何が起きているのか、どう受け止めればいいのか、自分なりに調べてみた・・正直にいいますと調べてもらったので、そのメモを残しておきます。まとまった結論というより、「これはどういう意味なんだろう」と考えながら調べた過程でございます。
まず、何が発表されたのか
「Expert Intelligence」とは何か。Google Play Booksで購入した電子書籍を、Gemini Notebookに「情報源」として取り込めるようになりました。
取り込んだ本には内容について質問ができて、回答には本文中の該当箇所への引用がつきます。それだけではなく、Gemini Notebookが持っている出力機能——音声概要(Audio Overviews)、インフォグラフィック、クイズ、マインドマップなど——を、その本を素材として生成できます。
さらに面白い、というよりここが本命に見えるのですが、本の内容と自分の手元の情報を混ぜられるんですね。Googleの公式ブログに挙がっている例がわかりやすいので引いておきます。
- マネジメント本『Radical Candor』とチームの議事録を同じノートブックに入れて、面談の準備をする
- 更年期に関する専門書と自分の日記を組み合わせて、専門知識を自分の状況に引きよせて理解する
- 冷蔵庫の中身を撮った写真とマイケル・ポーランの『Food Rules』を組み合わせて、一週間の献立を作る
本が「通読するもの」から「自分の課題に合わせて随時参照するレイヤー」になる、という発想です。読み方が変わる、という言い方をしてもいいのかもしれません。
対応タイトルはスタート時に10万冊以上。Penguin Random House、Macmillan、Bloomsbury、O’Reilly Media、Johns Hopkins University Press、De Gruyter Brillといった英語圏の大手出版社が並んでいます。多くはノンフィクションのようです。加えて、スティーブン・ピンカーやマイケル・ポーランら15人以上の著者と組んだ「Featured Notebooks」も用意されています。
使う条件、といいますか権利の仕組みとしては、その本をGoogle Play Booksで買っていないと使えません。ノートブックを他人と共有しても、相手はその本を自分で買わないとその部分には触れられない設計です。対象書籍かどうかは、Play Booksの商品ページの「Tools」バッジから確認できます。米国では、キャンペーンとして対象書籍1冊が無料で配られているようです。

今後はGemini Notebookだけでなく、GeminiアプリやSearchのAI Modeにも広げる予定で、対象ソースも第三者のサブスク、ビジネスレポート、教科書などに拡大していくとのことです。
メディアはどう報じているのか
海外の記事をいくつか読んでみたのですが、論調は総じて淡々としていて、どちらかというと好意的でした。
9to5Google、Android Authority、Android Police、Chrome Unboxed、Thurrott、Slashdotといったテック系の媒体が発表当日から翌日にかけて記事にしていて、多くは「便利な機能が増えた」という枠組みで扱っています。図書館業界向けのLibrary Journal infoDOCKETも取り上げていました。
どの記事にも共通していたのが、次の三点を必ずセットで書いている点です。
- 10万冊以上・大手出版社が参加しているという規模感
- 音声概要やクイズ生成といった出力機能の面白さ
- 「買っていないと使えない」という権利保護の設計
ただ、もう少し踏み込んだ視点を出している媒体もありました。Android Authorityは、この発表のタイミングがGoogleが著作権侵害訴訟の渦中にあることに注意を促しています。
2026年7月、Hachette Book Group、Cengage Learning、Elsevier、作家スコット・トゥローらが、GeminiのAI学習に数百万冊の著作物を無許諾で使用したとしてGoogleを提訴しました。原告側の主張の核心は、もともとGoogle Books(検索用)やGoogle Play Books(販売用)、Google Scholar(研究用)といった限定された目的のために提供した著作物を、Googleが無断でAI学習に転用したという点です。この訴訟は、Anthropicが同じような主張に対して15億ドルの和解に至った件とも並べて語られています。
この文脈で読み直すと、Expert Intelligenceは「Googleが著者・出版社に歩み寄って、許諾に基づくデータ利用のモデルを示した」というメッセージとして機能していることがわかります。ITechPostなどは、汎用の学習データではなくユーザーが所有する本の本文にのみ回答の根拠を限定する設計こそが、参加した著者・出版社側が評価したポイントだと報じていました。
「著者はみんな許諾したのか?」という疑問
ここが、私が一番引っかかったところでした。
Googleは公式ブログで「過去数カ月にわたって著者や出版社と協議してきた」と説明しています。ただ、特別なFeatured Notebookを一緒に作った著者は15人以上、という規模にすぎません。10万冊という数字は、PRHやMacmillan、Bloomsbury、O’Reillyといった出版社が、一定の条件を満たすカタログをまとめて対象にした、と考えるのが自然だと思います。
そう考えていたところ、Publishers Weeklyにかなりはっきりとした記述を見つけました。
著者がExpert Intelligenceについてオプトイン/オプトアウトする必要があるかどうかは、各著者と出版社との契約による。
つまりGoogleは、「全著者から個別に許諾を取っています」とは言っていないんですね。出版社が持っている契約上の権限の範囲で入れたタイトルと、著者の追加同意が必要だったタイトルが混在している可能性が高い。実際そうでしょうね。ここは、日本の実務を考えるうえでも重要なポイントだと思います。
Authors Guildの立場が、少し面白いことになっている
ここに、なかなか興味深い緊張関係があります。
今回、Authors GuildのCEOであるMary Rasenberger氏は、Expert Intelligenceを「合法的な書籍利用に向けた前向きな一歩」と評価しています。読者・出版社・著者のいずれにとっても良い方向だ、というトーンです。PRHのCEOであるNihar Malaviya氏も「AIの使い方が責任ある形で開発されうる一例」と歓迎のコメントを出しています。
ちなみにAuthors Guildの説明です。
Authors Guild(作家協会)は1912年設立、米国で最も古く最大の作家団体です。出版社ではなく著者の側に立つ団体で、出版契約のモデル書式の提示、会員への契約レビューや法的助言、著作権をめぐるロビイングや訴訟を行っています。公式サイトによれば会員は1万8千人以上。
ただしRasenberger氏は同時に、Googleと出版社の間の契約内容は知らない、とはっきり留保を付けています。この留保の付け方が、私にはとても正直に映りました。
というのも、Authors Guild自身が2026年4月に出した最新のAI契約モデルでは、
- AI training(学習)
- RAG(検索拡張生成)
- AI book summaries(AIによる要約)
- Chat with a book(本との対話)
- その他のAI利用
を、それぞれ独立した、個別に許諾可能な権利として扱うべきだとしているからです。「AI-enhanced eBooks」のようなものについても、著者と出版社の合意で改めて追加すべき、という立場を取っています。
この基準に照らすと、Expert Intelligenceがやっていることは、まさに「Chat with a book」であり「AI book summaries」そのものです。Authors Guildの理想からすれば、本来は著者ごとに個別許諾されているべき利用形態ということになります。
なのに、実際の運用は「各著者と出版社との契約による」。しかもAuthors Guildはその契約内容を知らない。それでも「前向きな一歩」と評価している。
この矛盾を、私はAuthors Guildの無責任な感じと捉えるか、なのですが。むしろ、無断で使われ続ける現状よりは、許諾のある枠組みが先にできる方がマシだという、現実的な判断なのだろうと思います。ただ、その判断が「著者の個別同意」という理想を一段譲ったところで成立していることも確かで、そこに緊張関係が残っているのだと思います。いやわかんないですよしっかり許諾しているのかもしれないんですけどね。
Authors Guildは2024年のHarperCollinsのAI契約のときにも、「著者にオプトアウト権があること」「一回限りの取り決めであること」を評価しつつ、既存契約が出版社にAI契約の権限を与えるものではない、とはっきり釘を刺していました。今回も、その延長線上にある姿勢なのだろうと思います。そこで一回話をしているので今回の件も「処理済み」になっている契約も多かったということかもですね。
これは「学習」の話ではない、ということ
ここまで書いてきて、整理できてきたことがあります。
Expert Intelligenceがこれまでの「AIと本」の話と決定的に違うのは、これがAIそのものの学習の話ではないという点です。
この数年、AIと書籍をめぐる議論は、ほとんどすべて学習についてのものでした。無断で本を読ませてモデルを賢くした、という話です。Googleが訴えられているのもそこですし、Anthropicが15億ドルで和解したのも同じような話です。だから業界側の対応も、学習を止める・許諾を取る・対価を払う、という方向で組み立てられてきました。
Expert Intelligenceは、そこではありません。この機能でモデルが賢くなるわけではない。Googleもそう説明していますし、おそらく本当だと思います。
代わりに何が起きているかというと、買った本が、その都度AIに素材として渡される。ユーザー一人ひとりが、自分の本を、公式のルートで、AIに読ませる。学習とは別の行為です。
しかも厄介なのは、「学習には使いません」という説明が、学習の軸では完全に誠実な答えだという点です。聞けば安心します。でもそれは、読書を代行しないという意味ではまったくない。学習の話をしている限り、この機能がもたらす一番大きな変化は視界に入ってきません。
Authors Guildが2026年4月のモデル契約で、AI training・RAG・AI book summaries・Chat with a bookを、それぞれ独立した権利として扱えと言っていたのは、まさにこれを見越していたのだと思います。学習と素材投入は違う、要約と対話も違う、だから別々に許諾されるべきだ、と。目的別に腑分けした細かさは、今回のような事態を予期していたからこそのものだったのだろうと、腑に落ちました。
そして、Geminiにつながっているということ
もうひとつ引っかかっているのが、接続先です。
この機能があるのは、Kindleでも書店アプリでもなく、Gemini Notebookです。読書とは本来なんの関係もない、仕事の道具の方です。
Googleの公式ブログに載っていた例を、もう一度並べてみます。議事録と一緒に。日記と一緒に。冷蔵庫の中身を撮った写真と一緒に。
つまりこのサービスの中で、本は「作品」ではなく「ソース」として扱われます。会議の議事録や冷蔵庫の写真と、形式上まったく同じ棚に並ぶ。読み終える対象ではなく、参照される情報の一種になります。冷蔵庫にソースも常備しているかと思いますが、別の話です。
これはインターフェースの話ではなく、本の位置づけの話だと思います。書店で買った本が、そのままAIの作業台の上に載る。しかも公式の、正規のルートで。
しれっとつながってしまった、という感じが、私にはいちばん怖いところです。訴訟や許諾の議論には、少なくとも「本を本として扱う」という前提がありました。ここには、その前提がありません。
それでも引っかかる、「1冊分の売上」のこと
この機能で出版社が得る収入は、いくらなのか。電子書籍1冊分です。それだけのようです。
現時点でGoogleが公表している情報を見る限り、「Expert Intelligence対応版は割高」といった価格設定は見当たりません。ユーザーは通常価格で電子書籍を1冊買い、その本を音声概要にもクイズにもインフォグラフィックにも変換できて、自分の日記や業務資料と混ぜて何度でも参照できます。
考えてみると、音声化はオーディオブックという別商品として売られてきたものです。要約や図解は、学習ガイドやサマリーサービスとして値付けされてきた領域です。それらが電子書籍1冊の代金の中に、まとめて付いてくることになります。

一方、Google側の収益の入り口は二つあります。
| 収益の源泉 | 出版社への還元 | |
|---|---|---|
| Google Play Books | 電子書籍の販売 | あり(従来通りの配分) |
| Gemini Notebook | サブスクリプションの継続・エンゲージメント向上 | なし |
Gemini NotebookはGoogle One AI Premium(月20ドル前後)やWorkspaceのプランに組み込まれた機能です。Expert Intelligenceは、この二本目の柱をより魅力的にして、解約率を下げ、Googleのエコシステムへの定着を強める働きをします。そのための材料として使われているのが、出版社と著者が作ったコンテンツ、ということになります。
Googleの言い分は公式ブログに書かれています。この取り組みは長期的にコンテンツの発見につながり、著者がより熱心な読者に届く助けになる、という趣旨です。つまりこれは収益源ではなく販促装置です、という位置づけですね。
ただ、この論理にはどうしても既視感があります。音楽のストリーミングサービスが「聴かれることで知名度が上がる」と言い続けてきたのと、構造がよく似ています。実際にそれで潤ったのは誰だったのか、という問いは、今も決着していないように思います。
しかも書籍の場合、もう一つ気になることがあります。Gemini Notebookでどれだけ使われたかを、出版社側が把握・検証できる仕組みが、今回の発表からは読み取れないのです。再生回数という(不十分ながらも)交渉材料を持てた音楽業界と比べても、出版社の立場は情報の面で不利かもしれません。
そして、機能が優秀であればあるほど、自己矛盾が深まっていく気がします。購入制限があるので海賊版的な意味での複製は防げます。でもそれは、「その本の価値が、要約や音声に代替されない」という保証ではありません。「本文を読まなくても、この本から得られる知見は手に入る」状態に近づいていくとしたら、それは出版社にとって何を意味するのか。
参加した大手出版社がそれでも合意した理由は、想像するしかありません。訴訟が続く中で「無断で使われるくらいなら、許諾のある枠組みを先に作らせた方がマシ」という判断だったのかもしれませんし、単に販促効果への期待が上回ったのかもしれません。
ひとつ気づいたのは、報道に出てくる出版社・著者の声が、すべて「協力に応じた側」のものだということです。Googleの公式ブログにはPRHのCEO、キム・スコット、メアリー・クレア・ヘイヴァーらの好意的なコメントが並んでいます。でも、交渉に応じなかった出版社、条件が折り合わなかった著者、そもそも声をかけられなかった書き手の視点は、この一連の報道にほとんど出てきません。米国の論調がポジティブに見えるのは、そういう構造もあるのかなと思いました。
日本に来たら、何を考えなくてはいけないのか
さて、ここからが「こちら側」の本題です。
まず、契約が追いついていない
日本にこの機能が来た場合、最初にぶつかる壁ははっきりしていると思います。日本の出版契約に「AIサービスでの利用」を許諾する条項は、ほとんど入っていません。
日本の出版権設定契約は、通常「電子書籍としての複製・公衆送信」の許諾範囲を定めるにとどまります。生成AIのソースとしての利用や、要約・音声化・図解といった二次的な出力の生成は、多くの契約書が想定していない利用形態です。そもそも、そういうサービスが存在しなかったのですから、当然といえば当然です。
契約に明記のない利用については、そのつど著者に確認して追加合意を取るのが日本の実務慣行です。米国のように出版社レベルで包括的に処理する、というやり方は、日本ではそのままでは通りにくいだろうと思います。Authors Guildが「既存契約は出版社にAI契約の権限を与えるものではない」と釘を刺していたのと、実は問題意識としては近い話です。
誰が窓口になるのか
日本展開があるとして、許諾処理の経路は二通り考えられそうです。
取次経由:日本の出版社の電子書籍を集約して各プラットフォームに配信している事業者が、配信契約にAI利用条項を追加する形で窓口になる可能性。多数の中小出版社を効率的にカバーできる反面、条件交渉の主導権は取次側に集約されます。
Googleとの直接交渉:大手出版社が個別にGoogleと契約する形。条件を自社でコントロールできますが、交渉体力のある社に限られます。
おそらく両方の形が並存することになるのでしょう。ただ、どちらの経路を通っても、著者との間の許諾処理という部分は出版社に残ります。ここは誰にも代行できません。
実務として、何を準備しておくか
考えられることを並べてみます。
- 既存契約の棚卸し——自社の電子書籍契約が、AIサービスでの利用をどこまでカバーしているか(していないか)の確認。おそらく大半は「していない」という結論になると思いますが、それを確認しておくこと自体に意味があります。
- 契約書の雛形をどうするか——今後の新規契約に、AI関連の条項をどう盛り込むか。ここは慎重にいきたいところです。「包括的にAI利用を許諾させる」条項を入れれば、著者からの信頼を損ないかねません。Authors Guildのモデルのように利用形態を分けて列挙する、オプトイン方式にする、対価は別途協議にする、といった選択肢を持っておきたいです。
- 著者への説明の準備——何ができるようになるのか、対価はどうなるのか、断ることはできるのか。この三点に答えられる状態にしておきたい。
- 対価条件をどう考えるか——「電子書籍1冊分と同額」を前提として受け入れるのか、AI利用分の上乗せを求めるのか。個社では交渉力に限りがあるので、業界団体レベルでの議論が現実的なのかもしれません。
- 利用実績のデータをもらえるか——どの本がどれだけAIソースとして利用されたか。これがなければ、適正な対価かどうかを判断する材料すら持てないことになります。
プラスなのか、マイナスなのか
正直なところを書きます。今わかっている条件のままなら、日本の出版社にとってはマイナスに傾くのではないかと、私は感じています。
ユーザーができることは飛躍的に増えるのに、出版社の収入は電子書籍1冊分から増えない。しかもGoogleは、出版社が関与できないサブスク収益の側でも得をする。この非対称性は、販促効果という検証しづらい期待だけでは埋まらない気がします。
ただ、拒否すればいい、という話でもないとも思います。この種の機能は、いずれ他のプラットフォームも追随するでしょう。日本市場だけが対象外であり続ければ、日本語で書かれた本の相対的な使い勝手が下がって、読者は英語の本や、AIが要約した二次情報に流れていくかもしれません。それはそれで長期的な損失です。
だとすると、考えるべきは「やるかやらないか」ではなくて、「どういう条件でならやるか」を、今のうちに言語化しておけるかなのかなと思います。米国の大手出版社は、訴訟という圧力の中で、交渉のテーブルに着くことを選びました。日本にはまだ、そのテーブルすらありません。テーブルがないうちに条件を考えておけるというのは、実は数少ない有利な点なのかもしれません。
そして、もっと根本的なところで引っかかっていることがあります。読者が「本を読む」のではなく「本に質問する」ようになったとき、本という商品の価値はどこにあるのか。これは契約実務では答えの出ない問いですし、私にもまだ答えはありません。
次の回ではgoogleきたよ、アマゾンどうなる?か、ついに読書までAIにやってもらうことについてか、そっちらへんをまとめます。
続きを書きました。が、アマゾンどうなるなどには触れられず、リリース後の反響の続報になります。

参考にしたリンク
発表そのもの
Gemini NotebookのExpert Intelligence/Expert Intelligence in Gemini Notebook/Google公式ブログ https://blog.google/innovation-and-ai/products/gemini-notebook/expert-intelligence-leading-sources/
出版業界メディア
Googleが「Expert Intelligence」を開始、電子書籍に対話機能を追加/Google Launches ‘Expert Intelligence,’ Adding Interactivity to E-books/Publishers Weekly https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/publisher-news/article/101136-google-launches-expert-intelligence-adding-interactivity-to-e-books.html
電子書籍:GoogleがGemini Notebook向け「Expert Intelligence」機能の開始を発表/E-Books: Google Announces Launch of “Expert Intelligence” Feature For Gemini Notebook/Library Journal infoDOCKET https://www.infodocket.com/2026/08/27/google-announces-launch-of-expert-intelligence-feature-for-gemini-notebook/
Authors Guildの立場
Authors Guild、AIライセンスに関する立場を改めて表明/Authors Guild Reinforces Its Position on AI Licensing/Publishers Weekly https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/licensing/article/96745-authors-guild-reinforces-its-position-on-ai-licensing.html
Authors Guild、著者向けAIベストプラクティスを更新/Authors Guild Issues Updated AI Best Practices for Writers/Publishers Weekly https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/copyright/article/100383-authors-guild-issues-updated-ai-best-practices-for-writers.html
団体について/About the Guild/Authors Guild https://authorsguild.org/about/
訴訟の背景
Googleが大手出版社から新たなAI学習訴訟に直面/Google faces another AI training lawsuit from major publishers/TechCrunch https://techcrunch.com/2026/07/14/google-faces-another-ai-training-lawsuit-from-major-publishers/
AIモデル作成における著作権侵害の差止めを求める新訴訟/New Lawsuit Aims to Stop Google from Copyright Infringement in Creating AI Models/Publishers Weekly https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/copyright/article/100820-new-lawsuit-aims-to-stop-google-from-copyright-infringement-in-creating-ai-models.html
テック系メディアの報道
GoogleがExpert Intelligenceを発表、Gemini NotebookにPlay Booksを追加可能に/Google announces ‘Expert Intelligence’ to let you add Play Books in Gemini Notebook/9to5Google https://9to5google.com/2026/08/27/gemini-notebook-play-books/
Gemini Notebookが電子書籍を代わりに読んでくれるように/Gemini Notebook can now read your ebooks for you/Android Police https://www.androidpolice.com/gemini-notebook-can-now-read-your-ebooks-for-you/
Gemini NotebookがGoogle Play Booksの蔵書を取り込めるように/Gemini Notebook now imports your Google Play Books titles/Android Authority https://www.androidauthority.com/google-gemini-notebook-lm-play-books-3704207/
「Expert Intelligence」でGoogle Play Booksの本を丸ごとGemini Notebookに読み込めるように/You can now load full Google Play Books into Gemini Notebook with ‘Expert Intelligence’/Chrome Unboxed https://chromeunboxed.com/you-can-now-load-full-google-play-books-into-gemini-notebook-with-expert-intelligence/
Gemini Notebookで本を参照し、別の形式に変換できるように/Gemini Notebook now lets you reference books and turn them into different formats/Digital Trends https://www.digitaltrends.com/computing/gemini-notebooks-will-now-let-you-reference-books-and-turn-them-into-different-formats/
Googleが電子書籍をGemini Notebookに持ち込む/Google Brings E-Books to Gemini Notebook/Thurrott https://www.thurrott.com/a-i/google-gemini-a-i/340803/google-brings-e-books-to-gemini-notebook
Googleの「Expert Intelligence」、Play BooksとGemini Notebookを起点に横断的なコンテンツ利用を可能に/Google ‘Expert Intelligence’ Allows Cross Content Access Starting With Play Books, Gemini Notebook/ITechPost https://www.itechpost.com/articles/237158/20260827/google-expert-intelligence-allows-cross-content-access-starting-play-books-gemini-notebook.htm
Google Expert Intelligence、信頼できる本をGemini Notebookへ/Google Expert Intelligence Brings Trusted Books Into Gemini Notebook/Techgenyz https://techgenyz.com/google-expert-intelligence-gemini-notebook/
Gemini Notebookで本を参照し、別の形式に変換できるように/Gemini Notebook Now Lets You Reference Books, Turn Them Into Different Formats/Slashdot https://news.slashdot.org/story/26/08/27/2358220/gemini-notebook-now-lets-you-reference-books-turn-them-into-different-formats



コメント
想像通りの展開ですね
▼
①そもそもAI企業は、なぜ「本」を欲しがったのか
②次に「本そのもの」がAI商品になった
③「読む権利」は、「AIに使わせる権利」へ分離した
④「本に質問できる」のは、既に出版社の差別化にならない
⑤「読後」が把握できない出版社
⑥出版社は「知識のAPI」ではなく「知識利用の版元」になれるか
⑦つまりAI正本化が出版社に必要になる
⑧そもそもGoogleのExpert Intelligenceは、何を変えたのか
⑨本(パッケージ)を売る会社から、「知識利用の版元」へ
⑩「紙プラットフォーム」の優位性は分解された
・本を作る:出版社
・知識を提供:著者・出版社
・質問を受ける:AI企業・Amazon
・利用データを持つ:AI企業・Amazon
・ユーザーとの関係を持つ:AI企業・Amazon
・課金/サブスク:AI企業・Amazon
・告知する:AI企業・Amazon
ではでは
良い日を
池松さん、早速みていただきありがとうございます!
読書主体が人間からAIに移るのは、結構大きいと思います。