海外トピックだけ抜き出したら読む人いなくなってしまうのではないかと先週書きましたが、一番アクセスが多かったのがこの海外トピックスでした。わからないものです。アイキャッチは香港ブックフェアのイメージです。あくまでイメージです。
海外版権・各国ブックフェア・翻訳
新刊情報:2026年7月27日週の書籍契約/Book Deals: Week of July 27, 2026(PublishersWeekly.com)

Judy ClainがMadhuri Vijayの小説『The Festival』の北米権を取得。物語は、神秘的な「青い死」が男性を狙う都市を舞台に、4人の登場人物が魅力的な裁判官と関わりながら、残虐性や復讐、臆病さに向き合う様子を描く。Christine Plattの『Keepers of Random Things』は、アフリカ系市民が全国的な宝くじに強制されるディストピア小説で、2027年秋に発売予定。
文芸が中心で、英語版への版権取得案件です。私が疎すぎるのですが、オリジナルがどこの国の出版社か見てもわからないのですね。多分ね、知ってて当たり前のことも多いと思うですよ。こういうところだなあ。
イタリア、2026年グアダラハラ国際ブックフェアのゲストオブハナー計画を発表(publishingperspectives.com)

イタリアの公式発表によると、2026年のグアダラハラ国際ブックフェアには61人の著者と33の出版社が参加する。テーマは伝説的なイタリアの作家ウンベルト・エーコにインスパイアされたもので、彼の死から10周年を記念して「世界は私たちに大きな本のように語りかける」というもの。
主賓国であるのはわかるとしてもちょっと仰々しくないですかと思ったら、イタリアからの輸出はスペイン語圏が一番ボリュームがあるとのことでした。なるほど。
バース児童文学フェスティバル、来年は多様性向上に努める/Bath Children’s Lit Festival to ‘try harder next year’ after line-up criticised for lack of diversity(The Bookseller)

バース児童文学フェスティバルは、ラインアップの多様性不足について批判を受け、来年はより努力することを表明しました。フェスティバルの運営側は、参加者の多様性を高めるための具体的な取り組みを検討しているとしています。業界関係者や参加者からの意見を反映し、より包括的なイベントを目指す方針です。
ペイウォールの手前で読めるところより、キノコちゃんのまとめ文の方が長いのはなんでだろう?だけど情報量は一緒というミステリー。
《36》ソウル国際図書展2026へ【前編】|高瀬美菜|韓国在住ライター(note(ノート))

2026年6月24日から28日まで、ソウル・江南のCOEXでソウル国際図書展が開催され、18か国から538社が参加。約15万人が来場した。チケットはNAVERで販売され、アーリーバードは争奪戦だった。作家たちのトークでは、子育てと執筆の両立についての悩みが語られ、特にキム・ナヨンさんが自身の経験をシェアした。ファン・ボルムさんの新作小説が来年日本で翻訳出版されることも発表された。
すごい、後からですが挟みます。
[香港]ブックフェア、来場者99万人 大雨影響も24年並み:時事ドットコム(時事ドットコム)

香港最大規模の書籍関連見本市、第36回香港書展が7日間の日程を終え、来場者数は延べ99万人に達した。初日から大雨に見舞われたものの、前年の89万人を上回り、2024年と同水準となった。また、同時開催された香港スポーツ&レジャーエキスポやワールド・オブ・スナックも来場者数に寄与した。
香港ブックフェアが愛される文化イベントとして続く/36th Hong Kong Book Fair continues to be a beloved cultural event(エキサイトニュース)

第36回香港ブックフェアが開催され、多くの来場者に愛される文化イベントとしての地位を確立しています。漫画やウェビナー、企業の新たな取り組みなど、多彩なコンテンツが紹介され、参加者は新しい知識や体験を得ることができます。
これを読むと、かなり B2C 向けのイベントだったということがわかります。展示会というよりも、購入と触れ合いの場みたいなところが大きいのかなと思います。2年連続大雨と台風って、ちょっとそこは何とかならないのでしょうかね。。関係者の方々はお疲れ様でしたですね。
香港ブックフェアと同時開催のスポーツ・レジャーエキスポで、日本の「体験型」消費や地方観光をPR(香港、日本) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース – ジェトロ(ジェトロ)

第36回「香港ブックフェア」が7月15~21日に開催され、同時に「香港スポーツ・レジャーエキスポ」も行われた。日本からは19社・団体が出展し、地方自治体は観光資源や特産品をPR。来場者参加型の企画を取り入れ、訪日観光客の誘致を図った。特に広島県世羅町はログハウスを紹介し、Jリーグも出展して観戦客数の増加を目指す。香港からの訪日客は2025年に251万人を超える見込みで、体験型消費への関心が高まっている。
こちらは同時開催のスポーツ・レジャーエキスポのレポート。記事が多いのは複数テーマの同時開催だからなのかなあ。出版業界的には香港は緊張感が走っているタイミングで開催する雰囲気なのかな、と思いましたけど無事に盛り上がったのはなにより。
世界各国の出版ニュース
【北米エンタメニュースまとめ番外編】「読書の時代の終わり」は来ているのか、来ないのか|libro(note(ノート))

アトランティック誌のコラムが話題になり、米国の活字メディアにおける書籍や新聞記事の読書率の低下が「読書の時代の終わり」を示唆していると指摘しています。NPRでは、ニューヨーク公共図書館の貸し出しリストを分析し、ヤングアダルト小説の人気や、NYTimesのベストセラーが短くシンプルになっていることが報告されています。
読書離れをいいたいメディア側、みたいなポジションは各国共通なのでしょうか。とは言っても、ヤングアダルトが読まれているというのはポジティブにしか感じられませんけどねえ。YA。
アフリカ文学賞の受賞者発表と出版業界の動向(publishingperspectives.com)

今週の主なニュースとして、先週ダルエスサラームでアフリカ文学賞の受賞者が発表されたこと、ロシアの攻撃がウクライナの出版業界を再び標的にしたこと、ヨーロッパの出版団体がオランダの書店への二度の攻撃を非難したこと、S&Sが自費出版作家向けの新しいインプリントを立ち上げたこと、そしてブルームズベリーが15億ドルのAnthropic和解からの収益見込みを初めて公表したことが報じられています。
カルロさんが夏休みでPPの編集長さんがしばらく執筆するとのことでございます。
第10回 韓国・ブラジル・アメリカ・日本/世界のトレンドは参加・体験型読書、日本での広がりを期待する – 新文化オンライン(新文化オンライン – 出版業界唯一の専門紙)

国内外で参加・体験型の読書が広がっており、韓国では「書写」が流行し、ブラジルでは大人向けの塗り絵が人気を集めている。デジタルデトックスとしての効果も注目されているが、日本では手を動かすアクティビティが少なく、イベントは主に読書や売買に集中している。アメリカでは公共図書館でのコミックやグラフィックノベルのワークショップが増加しており、日本の出版社に対しては翻訳や教則本の要望があるが、反応は鈍い。
公共図書館でコミックやグラフィックノベル制作のワークショップですか?出版社の人が出張っているんですかね?
カナダの電子書籍購入動向に関する新研究(publishingperspectives.com)

新たなBookNet Canadaの研究によると、カナダでは電子書籍の購入が安定した数で行われていることが示されています。この研究は、カナダの電子書籍読者の購入および借りる習慣についての詳細な分析を提供しています。
デジタルブックのまとめの方にも掲載させていただきました。購入動向もそうなんですけれども、図書館等で無料で手に入れるという使い方も、かなり浸透していることがわかります。
中国の自動運転バスが「走る読書空間」に 電子書籍100万冊|Science Portal China(Science Portal China)

中国貴州省貴陽市観山湖区では、自動運転の小型バスがデジタル読書サービスを提供している。車内ではQRコードを読み取ることでオーディオブックや児童向けコンテンツを楽しめ、AIによる図書推薦も受けられる。この取り組みは貴州省図書館が公共サービスを拡充するために始めたもので、移動中に手軽に読書や音声コンテンツを利用できるよう工夫されている。貴州省図書館は、電子書籍100万冊、オーディオブック150万本を無料で提供している。
こちらもデジタルブックのまとめに掲載させていただいています。その時にも書いたんですけれども、すごいのは自動運転の小型バスが市内をぐるぐる回っているということですよね。公園でで停めて「みんな集まれ」とか言っているんですかね?その風景が見たいです。
ゲアン省の病院における読書文化の促進。(vietnam.vn)

ゲアン省保健局は、地域の公立および私立病院に対し、読書文化の促進を強化するよう求める文書を発行しました。病院内に図書館や読書スペースを設置することで、患者のストレスや不安を軽減し、精神的な健康を支えることが期待されています。特に、ゲアン肺病院では「子ども向け図書館」が開設され、1000冊以上の書籍が寄贈されました。保健省はデジタル技術を活用した読書文化の醸成も奨励しており、医療従事者や地域社会に対する読書の重要性を広めるプログラムも展開しています。
即動いて実施させるのはすごいですね。デジタルも取り入れ、寄贈も募るなどのマネジメントもされているようです。
翻訳者が読者体験を形作る/It’s not all Greek to them: translators are shaping reader experiences(The Bookseller)

翻訳者は読者の体験において重要な役割を果たしており、その影響は多岐にわたる。翻訳の質やスタイルが、読者の理解や感情に直接的な影響を与えることが強調されている。記事では、翻訳者の仕事がどのように読者の体験を豊かにするかについての洞察が提供されている。
同意です。ペイ壁で読めないけど。



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