今週のピックアップ
巨大IP「NARUTO」は約26年で何億円を稼いだ?“異常な海外人気”が生む収益構造の裏側(ビジネス+IT)

なんかね、漫画の話題って「すごいなーっ」て棒読みになり始めているんですよね私。
毎週どんどん記事が長くなっている気が致しますが気のせいでしょうか。これまでは基本土曜日に全部リンクさらって、書いてをしていたのですが、最近朝時間のスキマにRSS更新とちょこちょこ貼り付けをするようになって、絶対数が増えたというわけなんですが。キュレーションはせず(できない)仕分けしているだけなんで。どうしたもんかな。
*この記事は私が業務上のチェック用にRSSで集めている記事を週いちコメントつけているものです。コメントは業務とは関係ございません。
デジタルブックトピックス:
オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係
YomiFixがオーディオブック制作を進化させる新機能を発表 (note(ノート))

オーディオブック制作エディタの「YomiFix」が、音声AIプラットフォーム「Fish Audio」との連携機能をリリース。作家は自作のキャラクターに合った声を選び、自身の声をクローンしてナレーションを行うことが可能に。となるとやはり販売プラットフォームの幅が必要になってくるですよね。
音声連動の旅行ガイド『旅×Scope』を発売 (AUDIO MARKETING INSIGHTS)

JTBパブリッシングは音声読み上げサイトと連動した旅行ガイドブック『旅×Scope』シリーズを発売。各地の観光スポットを専門家が解説し、音声聴取を通じて旅の質を高めるスタイルを提案。シリーズ第1弾は6点。リンク先の付加価値創出という意味もあるでしょう。あと、フロー情報をリンク先のコンテンツとする、という戦略でもあるのかも。
オーディオブックでITパスポート取得に挑戦した結果 (audiobook.jp)

audiobook.jpが実施した「耳で合格!オーディオブックでITパスポート取得チャレンジ」の結果が発表され、参加者15名中10名が合格しました。こういうの読むとどうしても運営側の気持ちになってしまいざわざわしますね。専門用語が多い資格は言葉を目に焼き付けてから耳、がいいような気がします。
「audiobook.jp」初のクレジットカード会員優待、ダイナースクラブ会員向けに提供開始。聴き放題プラン初回60日無料、毎月3,000ポイント進呈(ダイナーズクラブ)
ほほう。
著作権切れの文学を金脈に。ElevenLabsで「名作オーディオブック」を自動生成し、聴く読書市場で印税を稼ぐ朗読ハック (AIハックラボ|K)

これをビジネスモデル、というのかはよくわかりませんが、目利きが力になるとしても、誰でもできることではあるので、時間の問題な気はしますけどね。だからノウハウの販売も含めてビジネスにしたいわけなんでしょうけど。
Audibleにない本を自分でオーディオブック化する方法 (Akira Ishikawa)

聴きたい本がオーディオブック化されていない場合、自分で電子書籍をオーディオブックにする方法を紹介。0秒読書に引っかかって以来関連記事が引っかかってきてます。全自動のアプリでなくてもこのようにできますよという話。私はというと発想が違って、「置かれた場所を、探しなさい」つまりあるものの中で選んでいます。手間かけてまでつくらないなあ。
電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ
出版とAI
「AIが書いた本ですか?」…日本出版業界、生成AIガイドラインを策定へ (KMJ)

作家と出版社が締結する標準契約書にAI関連条項を追加することで、著者が原稿作成時にAIを使用したかどうかを記載させることや、著作権の保証を盛り込む。出版社が内部業務にAIを導入する際の基準も整備される。コメントしにくいですが、ここは本当にさ、各社方針が分かれるようなところで雛形コピペじゃないよな考えなきゃなと思うです。「AIが書いた本ですか?」というアプローチはねえ、Yes/Noじゃないようにね、思うわのよね。
フランスの法案、AI利用からクリエイターの著作権を保護 (The Bookseller)

フランスで、クリエイターの著作権をAIの利用から保護することを目的としたプライベートメンバーズビルが提案。この法案は、著作権を侵害する可能性のあるAI技術の使用に対抗するためのもので、クリエイターの権利のためのもの。ぐるぐる回るなあ。なんというか、もう「保護」って言葉が有効であり得るか、って感覚になっているように思えるのです。
音楽出版社がAnthropicに対する訴訟で支援を求める声明を発表 (Publishing Perspectives)

音楽出版社がAnthropichへの訴訟で、著作権侵害の主張を行い、AIモデルClaudeのトレーニングにおける著作物の無断使用が公正使用として認められるべきではないと警告。こちらもですね。なんかね、Anthropichの存在悪が議題を次々に炙り出しているようにも見えてきて。これも一つの仕事なんじゃないかなあ、とすらね。いや、当事者は大変だろうから本当に無責任な話なんですけど。
アンソロピック、AIツールのコードがまた漏洩 原因は「人為的ミス」(日本経済新聞)
出版とは全然関係ないんですけど、全方位的にやってくれてるなあ。
AIを巡る議論が続く中、出版業界は疑問を抱える (PublishersWeekly.com)

シャイなガールの話から。Hachetteは「オリジナルの創造的表現とストーリーテリングの保護」を理由に中止を発表したが、業界研究者は市場の要求が反映されていると指摘。多くの出版社はAI支援の著作権についての対応を公にしていない中、PRHは著者とのコミュニケーションを重視していると述べた。だんだんね、哲学的な課題にすら思えてきます。いや、哲学的な話に実際なっているわけなんですけどね。哲学問答をAIとするのは楽しい、話が転がるんですよね本当に。ラーメンの化学調味料問題に近いのかなあ、なんて思ったり、思わなかったり。何があるのか、どこへゆくのか。
思い立って書いちゃったやつ
AIによる著作物の検出に苦しむ出版界 (the Guardian)
著者のミア・バラードはAIを使用していないと主張しているが、作品の78%がAI生成である可能性が指摘され、出版業界はAIによる著作物の検出に苦慮している。さあ何発コンボかわかんなくなってきましたが、これだけ続々出てくるのは本当に話題になっているんだな。日本だとどうでしょうね。フィクションに詳しくないんですけど、slopにも寛容なんじゃないかなあ、って気がするんですよね。面白がっちゃうような気もするんだけど、どうかなあ、案件によるかなあ。
編集者が機密原稿をChatGPTにアップロード? (The Bookseller)

一部の編集者が機密性の高い原稿をChatGPTにアップロードし、迅速に内容を確認していることが発覚。それだけではなく原稿の扱いにもAIが絡んでいることを懸念。どういう角度で機密性の高い原稿かはわかりませんが、論点が盛りだくさんで大混雑。AIの創作はこんなにも嫌われているんだなあという空気が伝わってきます。この記事は読んでみてほしいです。
AIを活用したオールドメディアの新たなオールドメディアがAIを活用して何が起きたか、合成オーディエンスへの壁打ち、記事は読者ごとに変化する時代に試み (JBpress(日本ビジネスプレス))

小林さんの記事でした。英国のThe Timesの実例です。AIを活用して64万人の購読者データを基に「デジタルの読者」を生成。AI読者は新しいポッドキャストの番組名決めなど編集方針決定に使用、実際の読者と約92%の一致率。これまで蓄積してきた読者の声をAIに学習させて、AIによる読者ボットというか、ペルソナを生成するということですね。活用のカテゴリで分けると「コスト削減」ということになるかと思うんですけれども、一方で「読者の声を食べさせ続ける」というのも必要でしょうね。でないと、読者像が固定してしまいます。マーケティングの判断としては精度が高いのは素晴らしい。しかもコスト減る。生の読者のエンゲージメントに結びつくかというと、そこはどうだろう、やりようかとは思いますが。
読書家たちがAI小説を好むようになったら? (WIRED.jp)

AIによる小説生成が進化し、読書家たちがその作品を好むようになる可能性、といいますかどっちがいいかのブラインドテストでは判断がつかなくなっているという話です。しっかり通読してしまった(普段全部読まないで紹介してんのかい?はい。)。興味深い記事です。実際にハン・ガン作品の一部を読ませて創作させたり、筆者本人の未発表小説を読ませて、その文体でAIに書かせて知人に読んでもらったり。AIの文体模写の精度に驚き。なので、これはShy Girlと対立、矛盾する話ではなくて、いかにシャイガールがシェイムフルな話か、つうことになりますね。
グローバル・各国事情
メディアドゥ、Seven Seasを買収し海外展開を強化 (株式会社メディアドゥ)

説明会では、メディアドゥの藤田社長が、海外展開の必要性や紙書籍流通の課題について語り、Seven Seasとの買収がその解決策であると強調。参加者こんなにいるんだすご!紙書籍を追うという方向性には正直意表をつかれたのですね、いや評論家気取り目線みたいなにみえるかもだけど素の反応。そっかそういう実の取り方でくるかとね。
【北米エンタメニュースまとめ】「中国発IP、映画の成功で収益化」「実写BLドラマ大国、タイの書店事情とは!?」「『コンテンツは日本の石油です』サウジのアニメ人気、仕掛け人に聞く」(北米漫画市場ニュースなど)

「羅小黒戦記」は私の職場にもファンがいて熱心に追っているんですよね。ファンダムみたいなのもあるんですね。中国での映画の封切りにツアーが生まれたりとかあるみたいなんです。熱量すごいな、でもこれは本当に国がどうとかではなくコンテンツに真っ直ぐ向き合って好きってことでしょう?こんなにピュアなことはないですよね、尊いです。
ブックワールド情報:2026年3月30日(月) (Publishing Perspectives)

香港で独立書店「Book Punch」のオーナーが「扇動的」な出版物を販売したとして逮捕され、EIBFが独立した声と知的自由の抑圧を非難。デンマークでは、GyldendalがTukan Förlagの80%を約21.3百万ドルで買収し、教育出版を強化。ブラジルでは新たに300万人の書籍購入者が増加し、特に18歳から34歳の若者に成長が見られる。アルゼンチンのブエノスアイレス書籍フェアは50周年を迎え、国際的な注目を集めている。さらに、タイの出版業界は5%から8%の成長を見込んでいる。はい、以上はAIのまとめなんですけどすごいですよねこの網羅感つうか全体の感じ。
【BL小説大国・中国!?】ネット小説が主流の中国、規制の実態とは (腐女子マーケティング研究所)

中国ではネット小説が主流で、BLが人気。作家の逮捕事件が影響し、規制が強化。中国最大の小説サイトでは50万以上のBL作品が掲載されており、講談社との提携も進行中。規制はAIによる審査だが比喩や暗示的な描写を用いて規制を回避しているということです。ここでもAIと人間の表現が戦っているわけか。日本の好事家はその規制をすり抜ける表現が新鮮で逆にたまらんとかね、聞いたことありますがそのような符牒はどうやって翻訳しているんだろうか。
ODAを活用したコンテンツ輸出拡大と海賊版対策 (日本経済新聞)
外務省は日本のコンテンツ産業の輸出拡大を目指し、政府開発援助(ODA)を活用する方針特に東南アジアに焦点を当て、知財保護に向けた法整備や人材育成を支援。海賊版の流通を防ぎ、日本企業が進出しやすい環境を整えることが目的で、知財保護制度の確立には監督官庁の設立や関連法の整備、知財権の審査システムの構築などが挙げられています。構えの大きな予算が入るということは好ましいことでございます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
ライプツィヒ・ブックフェア、過去最多31万人の読者が集まる場でマンガは何をすべきか(日経COMEMO Kataho@フランクフルト)

「ライプツィヒ・ブックフェア」には、過去最多の約31万人が集まり、約2,000の出展者が参加しました。特に併催の「Manga Comic Con」では、コスプレやドイツのマンガ作品の表彰が行われた。現地の日本人によるブースも存在し、マンガやグッズの多様な展開。ライツの場というよりは一般のお客様が参加して盛り上がる場のようです。毎週書いていますが、あっちこっちで途切れずに開催されているんだなあ、と思います。そんな記事を見るにつけ、やっぱり英語が話せないのはキャリアにも失敗だったなと悔やんでおります。duolingoはやってますけど1日2分ぐらいだからなあ、それじゃねえ。

その他のトピックス:
東洋経済 オンラインの再定義、130年の伝統と変革への挑戦【DIGIDAY PUBLISHING SUMMIT 2025】 (DIGIDAY[日本版])

『東洋経済オンライン』の再定義に取り組んでいる記事。現在の事業環境を『大嵐の只中にある』と表現し、ユーザー調査や競合分析を通じて新たなミッションを明確化。こういう話をシェアしていただけるのはありがたいですけどね。これをオープンに出す方針も覚悟を感じますよね。
Alexa+で購入件数が3倍に Amazon が本気で仕掛ける「会話型コマース」 (DIGIDAY[日本版])

新しい音声アシスタントAlexa+は、購入件数が3倍に、レシピ活用は5倍に達したとのこと。レシピ活用?Alexa+は複雑なリクエストに対応し、買い物リストの作成や注文が可能ということで、完全に別物感。会話型コマースと、チャットのrufusと2方向で攻めていく感じですね。商品情報の構造化とレビューはますます大事になりますね。
10人で本を書き写して読んでみたら…ほんのれんクラブ「写経会」レポート(ほんのれんラジオ)

ほんのれんラジオのメンバーが「写経会」を実施し、各自が選んだ本を手書きで書き写すことで新たな読書体験を得ました。参加者は、書き写すことで著者の意図を深く理解し、思考をトレーニングすることができたと感じています。
うつすといえばこの本も売れていますね。オーディオのようにカジュアルによめたり、電子書籍のように検索できたりという利便性とは別の、本にもっと没入する体験としても確かにありですねえ。
我々は本屋のどこに価値を感じているのか~本屋の価値分析マトリクスを作ってみた~
(本屋ライター和氣正幸(BOOKSHOP TRAVELLER 店主))

独立書店の定義が曖昧である中、様々な種類の本屋が存在することを考慮し、情報価値と空間価値に基づいたマッピングを提案。むむむ、そんな視点もあるのかあ。私はあまりこの辺無頓着すぎてダメなんですよね。あるものを見るしかできない。目的とか意識が薄いんだろうなそもそも。。
DNP、書店からの注文で本を印刷 200冊から対応で品切れ防ぐ (日本経済新聞)
書店からの追加発注に応じて200部から本を印刷する新たな流通サービスを6月に開始する。DSRの取り組みは重版ではね、始まっていると思うんですけど出版社と印刷所が握って自動補充的に始める取り組みは新しいですね。全部読みたいなあ、これ電子版だけの記事かなあ。
出版・書店「冬の時代」でも 紙の本の出版に情熱燃やす学生たち (毎日新聞)

「第21回出版甲子園」でグランプリを獲得し、自身の出版企画を進めている学生さんの取材ほか。続いてるんだなあ。
ナ・テジュの詩集<花を見るように君を見る> 100万部出版記念会製幕式/나태주 시집 <꽃을 보듯 너를 본다> 100안부 출판 기념회 제막식
詩集のミリオンすごくないっすか。
読書メモ:
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
アンディ・ウィアー (著), 小野田 和子 (翻訳) 早川書房
『営業の科学』
高橋浩一 (著) かんき出版









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