デジタル・海外・AI出版ニュースまとめ:2025/11/01

デジタル書籍・AI・海外版権

今週のピックアップ

再掲です。更新しました。


出版物流 運賃・料金適正化が課題 他業界では価格値上げも(輸送経済新聞社)

前回、出版取次側からのコメントをご紹介しましたが、今度は運ぶ側の記事。途中までですが。。

デジタルブックトピックス:

オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係

Spotify、オーディオブックリスナーが過去1年で36%増加 サービス開始から2年(musicman)

オーディオブックリスナー増加、聞かれているのはありがたや、なのですが一方で音楽側からすると「食われている」という印象になるわけですね。そして日本は数字で比べると、やっぱりまだまだ。


AI生成された「声の権利」守って商機に NTT西がライセンス事業

声優さんなどの声を学習して再現する技術はしばらく前から進化を遂げているニュースが続いていますが、権利をしっかり守ってビジネスに活かす取り組みを始めるとのこと。ここまできてはじめて「本当に本人の声に聞こえるか?」がシビアに問われそう。そういう意味では私まだちゃんと聴き比べたことないんですよね。楽しみです。


ElevenLabsが新しいプラットフォーム「Studio 3.0」を発表(audiostart news)

AI音声のリーディングカンパニーElevenLabsが、音声編集に関わる複数のソフトを統合したプラットフォームをリリースしたニュースです。動画編集のソフトウェアもあったんですね。AdobeのCCみたいな感じなのか、ブラウザベースなのかな。そういえば関係ないですけどフォトショもブラウザで相当の機能を実装していますよね。昔、立ち上げ画面をずーーと眺めていた時代を知るものとしては、頭が機能停止しちゃいますね。

オーディオブックは間もなく二極化する/Two-tier audio is imminent(The Bookseller)

ハリーポッターのオーディオドラマのリメイクの話が ありましたが、そのようなリッチなヒューマンによる制作と、合成音声で、スピード感を持って作られるラインと2つの方向に分かれていくであろうという指摘であろうと思われます。ペイウォールの前に立たずんでいるので推測です。ただ前者はほんとにお金かかるんで、限られたタイトルになってしまうかなぁとは思います。

電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ

「タダ読み」年間換算8.5兆円超に 海賊版913サイト調査(文化通信)

インドネシアで922億円タダ読みされている(2位は日本の834億)とのことで、えらいこっちゃ。人口多いしね・・有料だったら922億円金が落ちるか、というとまた違うとは思いますが。913ものサイトが認識されている、という事実にまた驚きです。


動画配信サービス「Hulu」が電子コミックサービスを 本日10月15日(水)からスタート(Hulu)

電子コミックサービスですね。ああ、U-NEXTみたいな感じになるのかしら。Hulu未体験なのですがTverとどう違うのとか、その辺の感じがもうすっかり覚える気がなくなってしまって、いやいやいかんよなあ。


クレカ表現規制か DNPなどの海外向けマンガ配信、オンラインサービスを終了へ

大日本印刷(DNP)とファンタジスタが運営する、海外向けのマンガ配信サービス「Manga Planet」が2026年3月31日にサービスを終了すると発表した。

あれ、それってメディアドゥとやってたやつではあれあれ、って思ったらそれはエブリスタ。もう普通の記憶がボケみたいになっちゃってる。困ったもんだ。そしてクレカ表現規制も、恒久的なものになってしまうのでしょうか。


【最新米メディア報告】日本のMangaサイトは米国でどこまで成長できるか(大原ケイ)

米国でドラゴンボールやワンピースのようなタイトルはもう当たり前に読まれてるという現実はあるものの、自国オリジナルコンテンツの成長や、第三国の成長、そして米国の国内規制などの事情も。その辺を睨みながらのポジションどりはばちばち走っているわけですね。


朝日新聞社 デジタル版教材コース新設 1人月額33円で使い放題(文化通信)

むむ、そうきましたか。先着100校ですって。これ、大人が取り合いにならないだろうか??いや、茶々を入れてはいかんな。でも、「いいなあ」って一瞬思ってしまったのは事実です。うちはとっているんですけどね。


「めちゃコミック」のアムタス SBクリエイティブと新会社を設立(株式会社アムタス)

むむ、めちゃコミも文字ものに力を入れていくという話か?と思いきや同社のラノベなどのコミック化・IP化を進めるとのことでそりゃそうよね、という話でした。ストアオリジナルコンテンツを追跡していくのも大変になるのかなあ、とも思ったり、それがオタク的喜びなのだったような、とも思ったり。


企業向け電子書籍「Sharelot」、コンテンツ5000点突破で無料プレゼントキャンペーン(新文化オンライン)

いや、Sherelotさんと新文化さん、どういう流れで記事化したのかな、リリースかな、とちょっと思っただけです。コンテンツ5000点突破おめでとうございます。

出版とAI

【デジタルトレンド】78 OpenAIのAIブラウザ 「Atlas」登場 メディア・コンテンツビジネスへの影響を探る

まだ落としても触ってもいないんですけど、ChatGPTのデスクトップアプリとの違いとかですね、ブラウザと定義していいのか問題とかもね、ありますよね。この辺のことが英語でチャチャっとできると早いんだろうなあ、って思います。


生成AIの権利侵害、出版社などが声明 学習と生成時に許諾を求める(朝日新聞)

はい、そうなりますね。IPの伸長がニュースで流れてきますが、一方で防衛費も必要なのですね。出版でIPに携わる人の数、多くなっていると思います。販売部門は人つけてやるぞ、になっていると思いますがこの、防衛面についてはみなさんどうしているのかしら。

グローバル・各国事情

TOKYO RIGHTS MEETING(TRM)11月5・6日に開催へ 世界に向けた出版ビジネスの場 国内外から108社出展(文化通信)

いよいよ来週でございます。毎年のことなのですが、連休がある週に開催なので気忙しい感じがしますね。今年は会場も豪華なのでどんな感じになるでしょう、楽しみです。私もぼーっと座っておりますので見かけたら指差して笑ってください。


[レポ]フランクフルト・ブックフェア2025:ロマンタジーはマンガにたどり着くのか(COMEMO)

フランクフルト在住の方のレポート。そうかヤングアダルトって和製英語じゃないんだ?

その他のトピックス:

【最新米メディア報告】図書館御用達取次ベイカー&テイラー倒産が伝える「学び方の変化」(大原ケイ)

アメリカでは大手出版社が巨大な流通倉庫を持ち、自社の本だけでなく、その倉庫のスペースと注文受注システムの両方を中小出版社に売り出すという取次業を広げている

見出しの、記事本題の文脈と違いますが、目が止まったのがここ。そうなんか、これはインプリントとはまた別の話なんかね。シェアしているのに全然わかってない(ということもシェアする目的ではあるんだけど。。)


「いい本は読まれてほしい」 想いを発信し続けた『伊野尾書店』店長・伊野尾宏之が築いた“絶大なる信頼”(週刊実話)

これが後半ということでいいのかな。発信することも早かったと思いますけど、読ませるのがね、本当にSNSであんな長い文読むのって伊野尾さんぐらいだもんなあ(プロレスが多いけどね)。


「1万円超え」高額本が続々登場する背景は? 物価高騰だけではない出版社の戦略(Real Sound)

卑近な例で恐縮ですが、私先月来日したWWEの興行、特に女子があれだけキラキラ輝いている時を見れるなんてチャンス!ストーリーラインも全然知らないけど、メイン誰かも知らないけど行こうかなとチケット代みて断念しました。払う人がいるものを作る。払わせたいと思う。というだけなのはわかっちゃいるけど。。ラーメン1,000円の壁みたいのも破壊されているでしょうし、何より米が主役ですし、ってただのお喋りですねすいません。


Amazonが「ロボットで業務の75%を自動化し50万人の従業員をロボットに置き換える計画」を進めていることが判明

物流現場もデスクワークもDX化プロジェクトが恐ろしい項目の数走っていると聞きました。そして人を削減する話も出ていましたね。

読書メモ:

あの国の本当の思惑を見抜く 地政学
社會部部長 (著) サンマーク出版


PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来
サイボウズ式ブックス オードリー・タン (著), E・グレン・ワイル (著), 山形浩生 (翻訳), Community (その他)


『世界の一流は「休日」に何をしているのか 年収が上がる週末の過ごし方]』
越川 慎司 (著),クロスメディア・パブリッシング

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