デジタル・海外・AI出版ニュースまとめ:2025/10/11

デジタル書籍・AI・海外版権

今週のピックアップ

文章の太字と改行のみをタグ付けするツール

前にお知らせしたツールなのですが、ちょっと改良しました。具体的にいうとアマゾンの内容紹介とか著者紹介、既刊本を更新するときにウェブからコピペして編集できた方が楽だよね、とか。

文をいじる時も見ながらできた方がいいよね、みたいな感じでメモ帳みたいに使えるようにしました。よろしければ使ってくださいませ。

毎週何かしら作るぞ、を目標にしていますが、今週は自分用のダッシュボードを作っています。手帳との棲み分けをどうするか悩みつつ。。

デジタルブックトピックス:

オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係

【オーディオブック10月人気ランキング】“耳で学ぶ秋”。人生・お金・休み方を見直す作品が人気! 1位は『人生の経営戦略』、『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(オトバンク)

単品購入は、投資やお金が入るんですねえ。聴き放題は自己啓発とフィクションとバナナ。バナナ?


Google「NotebookLM」、音声解説に新形式「概要」「⁠評論」「⁠議論」が登場!(audiostart)

使ってないものが進化している、とな。そもそもgeminiすらほとんど触ってない、ましてやこのLMくんは誰の何をするために便利なツールなのでしょう。使い分けて試す自信がないですが、copilotとGPTとsoraとbingはねえ、つながってますからねえ。それをもって使い分けということでいいですかね。。


「オーディオブックがあってよかった」を広げたいーー「読書、諦めなくてもいいかも展」を開催する理由

先週ご紹介したイベント「読書、諦めなくてもいいかも展を、開催する理由について書かれています。私とかもそうでしたが、老眼でもう無理って諦めちゃうものなんですよね。もう無理文庫なんて一生読めない、と。だから「目の読書を諦めてしまったあなたへ」、ということですよね。そのあなたは僕なんですけど。

電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ

note株価が4日続伸でストップ高 会員1000万人突破、株価3倍超で人気銘柄に(セブツー)

有料記事好調+新サービス「tales」ローンチで期待、とのこと。googleと資本提携のニュースは色めきだちましたが、今回のニュースは足下の売上に関してですのでしっかりと上がっているということですね。クリエイターへのAIからの還元はどうなるのかなあ〜。


Amazonはケースと無料電子書籍が付いた新しいKindleバンドルをテスト中/Amazon is testing a new Kindle Bundle with a Case and free e-books(good E Reader)

限定ケースと無料電子つきのバンドル。kindleのbandle。にくいところは、この電子書籍の小説(?)は映像化されていてprime videoで見られるんですって。広げますなあ内部リンクですなあ。


kindle の蔵書一覧を取得するツール kindle-tilte-exporter を作りました(Mac専用)

55の手習いでウェブアプリやDBみたいのを作っているとこういう記事にピクンときます。ピクンとくるだけで、プログラムがわからない私は内容はピンとこないわけですが。世の中の人がどのような目的でどのようなことをやっているのかについて、興味は出てきますね。やっぱり、たとえやっていないとしても何かやることはだいじですね。日本語的に破綻していますがそう思います。


Freedia comics『ストロベリームーン』紙&電子単行本 10月3日同時発売~映画公開記念!電子無料話増量キャンペーンも実施~(トーハン)

株式会社トーハン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:川上浩明)は、オリジナルコミックレーベル「Freedia comics(フリーディアコミックス)」で配信中の『ストロベリームーン』コミック単行本を10月3日に発売します。

映画の公開直前に単行本発売+最新話配信 無料増量も、とリリースの要素が詰まっていますね。分業調整かなりのものかと思います。

出版とAI

米パープレキシティ、収益還元プログラム「Comet Plus」の参加パブリッシャーを公表(Media Innovation)

ものすごく広がった記事だと思いますのであらためて、もう別にないです。AIサービスっぽいのかウェブメディアっぽいのかあくまでブラウザなのか、どうなのかな。見ればいいんですが使わないとなんともいえないですよね。


マイクロソフト主導の AI マーケットプレイス 本当にパブリッシャーの収益になるのか?(DIGIDAY)

そこはどうか、よろしくお願いいたします。

グローバル・各国事情

DXと「仲間づくり」で出版業界を変える KADOKAWA夏野社長が語る海外M&A、ソニーGとの連携で目指す未来(japan innovation review)

ライセンスアウトではなくて現地法人で販売。ソニーとの連携以降に海外拠点の新設がペースアップしているとのことで、さすがの規模感。国内の制作と流通がとかくクローズアップされていますけど、海外も現地販売拠点作りは長いことやっておられたわけですしね。こういうのがシナジーっていうんだろうなあ(記事最初しか読めないけれど、多分)。


日販IPS ドイツに現地法人設立 欧州で日本コンテンツ市場拡大(文化通信)

そういうことだったんですね。こちらも、拠点。ああ、私は日販IPSのことをやはり全くわかっていないようです。うーん、台湾もなんか動きがあるようですし、話うかがわなきゃ。


第41次日本出版友好訪中代表団を派遣─6年ぶりの再開、文化交流と出版ビジネスの未来を拓く─

すごい顔ぶれなのと、しっかりガッツリ移動のツアーですね。


ノーベル文学賞作家の代表作『サタンタンゴ』邦訳企画が進行中(KAI-YOU)

2025年ノーベル文学賞を受賞したクラスナホルカイ・ラースローさんの代表作『サタンタンゴ』の邦訳企画が進行していることが明らかとなった。

酷暑観光界と変換されて笑いましたよw国書刊行会から出版されるとのことです。同作品は映画化されてプライムビデオでも観られるようですよ。スーパーササダンゴに空目、はしません。

フランクフルトの皆さん頑張ってねー。帰ったらお話聞かせてねえー。


2025年ノーベル文学賞受賞者がフランクフルトブックフェアの開会式で講演/Literaturnobelpreisträger 2025 spricht bei Eröffnung der Frankfurter Buchmesse

今年のノーベル文学賞受賞者、ラースロー・クラーシュナホルカイ氏が、受賞発表からわずか数日後、フランクフルト・ブックフェアのオープニングに出席すると、業界ウェブサイト「ベルゼンブラット」が報じています。

誰かがものすごい早い仕事をしたのですね。毎年恒例じゃないですよね。

その他のトピックス:

OpenAI 、ChatGPT内の「決済機能」開始 「AIコマース」はAmazonの城壁を揺るがすのか(DIGIDAY)

ChatGPTのチャットの中で買い物が完了できるようになったと。少し前に、生成AIに買い物を相談して決める人の比率がとても高いという記事をご紹介しましたが、まさに「そのまま」いけちゃうわけですね。この記事ではアマゾンの対抗馬としての存在として語られています。私の興味は、学習した情報を元に買い物の相談に対してフラットな答えを紡ぐAIが、広告やリコメンドも織り込んでいったりするんだろうか、おすすめ上手なカリスマ店員AIとか出てくるのだろうか、なんて。


「ブックカバーカプセル」10月25日より発売(Book meets next)

これ、めちゃめちゃいい企画だと思うんですけど。膝を打ちましたね。


約1,400店舗の書店と本の総合情報アプリ「本コレ」2025年10月6日に誕生(株式会社Catalyst・Data・Partners)

私はhontoアプリをうすくではありますが、長く使ってきました。店舗の在庫検索と来店ポイントと買い物ポイントぐらいでしたが、たまに開いてみるとbk1時代からの買い物履歴が出てきて懐かしくなったり。新しいアプリはどういう感じなのかな。丸善ジュンクも入っていますが、このような流れもあったのですね。


【紀伊國屋書店 府中店にて10/25(土)14:00~開催】啓文堂書店時代小説文庫大賞受賞&新刊発売記念 高瀬乃一さんサイン会決定!(本の話)

タイトルになんともいえない寂しさを感じてしまう沿線の民です。私は映画にいく時は新宿より府中にいくことが多いんですよね。駅からも近いし。次はいついくだろうな。


Sora 2がもたらすステマ天国、書籍の表紙画像と簡単なプロンプトで新刊PRのステマ動画があっという間に完成

Sore2、凄すぎて自分がやっている感が正直持てずにいます。そんなことあるんか?と思われるかもしれませんが、あるんです。なんていえばいいんでしょう。アイデアがイマイチだけど出てきた動画の綺麗さのほうが優ってる、みたいな感じになるのですよ。そしてそれはとてもつらいです。

ステマ蔓延の怖さもありますが、PRとしてはどこまで制御できるか、こちらにも注目です。


経団連、コンテンツ産業の大規模支援を政府に要請「今すぐ行うべき」緊急メッセージ発信(オタク総研)

sora2が日本でのサービス開始時にポケモンやら悟空とかがじゃんじゃん出てきて、ディズニーのように権利処理されていないじゃないかとクレームが入りましたが、まさに学習されるようなコンテンツの創造が必要とされているということでもありますよね。

読書メモ:

『村上春樹とジャズ』
岩浪 洋三 (著, ナレーション)


『すごいメタ思考』 齋藤孝 (著) かんき出版

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