「スイングジャーナル」の編集長を務め、その後、ジャズ/ポピュラー音楽の評論家として活躍している岩浪洋三さんの『村上春樹とジャズ』。私はタイトルを見て、なんとなくポチっと再生してみたのですが、再生時間が20分程度と知って、少し面食らいました。
どうやらこれは、企画ものとして音楽レビューを紹介するシリーズのひとつだったようです。
村上春樹の作品は、最近のものは少しご無沙汰していますが、過去に読んだ作品の中で、ちらほらと出てくるジャズの名曲からとったであろうフレーズや、よく言われますがビールには、やはり引っ掛かりつられるものがありました。
このレビューでは、村上作品に登場するジャズの楽曲を手がかりにしながら、村上春樹とジャズの深い関わりや知識について掘り起こしていきます。ご本人も、村上春樹に親交があるようで、ジャズ談義をしたエピソードも語られていました。
私自身は普段、ジャズをBGM的に聴くことはあっても、作品と深く向き合うことはなかったので、「たまにはその気で聴いてみるのもいいのかもしれない」と思わされました。
ちなみに私は、ジャズとしては少し変化球かもしれませんが、ファンクと融合したような曲がとても好きで、自分用のプレイリストも作っています。ハービー・ハンコックの「スライ」などは、本当によく聴いています。サディスティック・ミカ・バンドの「ワカチコ」などもここに入ります。
本作品はオーディブルで聞きました。
『村上春樹とジャズ』
岩浪 洋三 (著, ナレーション)


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