記事をまとめていたら6月になってしまいました。やろうとしていたことがいくつか手付かずです。どうしたらいいですか。
今週のピックアップ
韓国政府、KコンテンツAI転換「全面的支援」…165億ウォン追加投入(KORIT)
韓国のドラマがNetflixなどで全世界で話題作として連発していた頃の勢いは今ないように思えるのですが実際はどうなのでしょうか。もう当たり前に定着していて私が話題についていけてないだけかもしれませんが。いずれにしてもAI採用でテコ入れ、コンテンツの世界展開を国をあげて後押しするスタンスに関しては変わらずはっきりしていますね。
デジタルブックトピックス:
オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係
出版界の救世主に?「通勤・家事中に聴ける」耳で楽しむ“オーディオブック”が急成長(ピンズバ)
オトバンクさんのエビデンスからの、オーディオブック読書普及の記事です。私は朝余計に一駅歩いて電車でも聴いて約80分。倍速なので160分*平日5日で13時間。そこそこ長いコンテンツでも週2冊は読めるかなという感じです。帰りの電車でもいければさらにいいんですが大体酔っ払っているので。。たまたま先月オーディオブックで読んだ本をリストアップしてみました。結構読めるんですよ。
audiobook.jpが菊池雄星投手のシーズン初勝利を祝福!50%オフの特別キャンペーンを開催(オトバンク)
初勝利おめでとうございます。どのような基準で今後祝福していくのでしょうか。楽天市場が楽天イーグルス勝利でポイントアップ、とはまた話が違いますもんね。
中国オーディオブック業界に激震!ヒマラヤ買収報道の真相と今後の展望(Sabrina)
ヒマラヤも日本でのローンチ、アプリの統合などの変遷がありましたがすっかり静かになってしまいました。中国ではユーザー数も圧倒的でしたのでなんだかんだいっても強いでしょ、と思っていましたが新たな動きがあるのですね。
ビジネス映像メディア「PIVOT」、アプリで音声版と記事版を提供開始(Audio Marketing Insights)
新規コンテンツではなく、AIでそれぞれ切り出すような形のようです。ワンソース、受け取り方法はそれぞれ。
ジュリア・ウェラン、オーディオブック業界での人間ナレーターの重要性を強調/Julia Whelan Is the Voice in Your Head: Meet the Narrator Behind Everyone’s Favorite Audiobooks (people)
著名なオーディオブックナレーターであるジュリア・ウェランは、AIナレーションの台頭に対して、人間のナレーターが提供する感情的な深みと個人的なつながりの重要性を強調。AI生成のナレーションをファストフードに、人間のナレーションを家庭料理に例えて、その違いを説明しています。特に、フィクションですね。
電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ
電子書籍リーダーはこれからどこへ向かうのでしょうか?/Where do e-readers go from here?(Good E Reader)
技術革新は頭打ちだしこれ以上進化できるんかねえ?っていいんですかね(笑)こういうのがちょいちょい入るのがグッドEリーダーさんのいいところ。好きです。
Publisher Price Watchの更新情報: 2025年5月/Update to Publisher Price Watch: May 2025(Readers First)
ハーパーコリンズの図書館の電子書籍の価格は、年率12.9%で上昇している。
米国の話だと思うのですが、ハーパーコリンズが図書館に卸す価格ということなのでしょう。他、オーディオブックの卸価格上昇の数字が記されていますが、公表されているんだこれ?でも確か前も統計見たような気がするなあ。図書館にすれば、予算が同じなら年間で購入できる書籍の点数が減るということになりますね。
出版とAI
NYT、アマゾンとコンテンツのAI利用で提携 初のライセンス契約(ロイター)
自社編集の記事についてamazonのAIサービスで利用する契約とのこと。新Alexaはこのようなコンテンツ提供サービスが肝になるのでしょうか。そういえば私apple intelligenceについて何もわかっていないのですがiphone12だから知らないの?みんな使っているの?っていうかもう日本に来てる?
AI利用を巡る編集部と経営陣の対立、Business Insiderは「ChatGPTの使用量を監視」(media innovation)
経営陣と社員の、AI利用に関してのコンセンサスに関する合意について。各社ルールをどう設定しているか、そもそもAI利用に関するスタンスは明示されているのか、など全然他人事ではない話。でも利用量の話か。会社で自分のケータイ充電するなよ的な話?ちがいますよね、ふかわりょうじゃないですよね。
グローバル・各国事情
アマゾンは法律で禁止されているにもかかわらず、書籍の無料配達をテストしている/Amazon tests free book delivery despite law designed to ban it(connecxion)
フランスではアマゾンの無料配送が法律で禁止されているんですね。だけどアマゾンロッカーで受け取ると送料が無料になるという取り組みを始めていて、こりゃどうなんだと物議になっている模様でございます。別件うちの近所のサミット入口にAmazonロッカーができたときは頭が混乱しましたね、なんでそんなこと受け入れたんだと。考えればそうかと思うんですけどね。
第31回北京国際ブックフェアに先駆けて、新しい学術出版会議とハブを発表(ALPSP)
カクテルパーティは鼻が効くんですが、海外のブックフェアに合わせて開催される諸々の勉強会やカンファレンスなど、全く眼中になくこれまでスルーしていましたが、調べてみた方がいいかもしれないな。。
その他のトピックス:
【直近3年で開催数が約2倍に増加!】大人の読書離れが進む中、オンラインコミュニティ内で開催数が増加する「ブッククラブ(読書会)」の実態を調査(株式会社オシロ)
プレスリリースなんであれなんですが、数字も主催社も掲載されており、なるほどと。そうですね、フィクションとノンフィクションでは読書会も目的が違うとはおもいますが、どちらが増えているんだろうな。最近はティール組織の読書会が印象に残っていますが、あの巻き込み力はすごいなあと思いましたです。
Spotify、2024年度の音楽業界への支払いや還元をまとめた年次レポートを発表。昨年国内のアーティストがSpotifyで生み出したロイヤリティは250億円以上に(Spotify)
アーティストへの支払額が主役になったプレスリリース。海の向こうでは「支払いが悪い」と叩かれたり、そんな中で上位プランにオーディオブックも入れたりという流れの同社ですが、そんな中で「ガッツリ支払ってますよ」ってことなんでしょうかね。日本アーティストも海外で聴かれている、などの数字は興味あり、この辺は色々知りたいなあ。
著作権切れ名画、名ばかり「パブリック」 画像利用に制限・料金(日本経済新聞)
名ばかり「パブリック」か、早口言葉みたいですね。「はばかりながらパクリの名ばかりパブリック」なんちゃって。
「TikTok Shop」運用支援・運用代行サービス 関連情報まとめ 【Vol.01(~2024年5月前半)】
先週【デジタルマーケティングの真価】03 本格化する日本のライブコマース市場 TikTok Shop一強時代は訪れるか(文化通信)という記事をご紹介して、中国のアプリは物流とガッツリ提携していますからねえ、なんてコメントしたのですが、日本でも着々準備が進んでいるようですね。やはり推し活に絡んだところからスタートするのかな。なんていうんだっけ、ライブの配信専門アイドルみたいなところあたりから。
実業之日本社が初のオウンドメディア「実日オンライン」開設・・・書籍を起点とした情報発信(Media Innovation)
普通に、大きくて老舗な出版社さんがなにか新しいことされる、ということに関してはまずすごいなあと思います。本当に敬意を表します。
改正著作権法、26年4月施行に 著作権者が不明な作品も利用可能に(Asahi.com)
文化庁、「著作権法施行令の一部を改正する政令案」に関する意見募集を実施
著作権法改正のニュース2本です。いわゆる実務的に非常にめんどくさい領域の話ですね。
読書メモ:
『婚活マエストロ』
『言語化力』
『サボタージュ・マニュアル』
キャッチ画像が3様でいい感じ(これが楽しくてやっている説)
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