デジタル・海外・AI出版ニュースまとめ:2025/3/9

デジタル書籍・AI・海外版権

内容にあわせてタイトルを変えてみました。

デジタルブックトピックス:

オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係

OverDrive が Podium のオーディオブックを北米以外でも配信/OverDrive Distributes Podium’s Audiobooks Outside North America(Publishing Perspective)

Spotifyで同社オーディオブックの扱いを始めたという記事をご紹介したばかりでしたが、overdriveでも。日本でもオーディオブックの図書館の扱いは増えるのかなあ、アプリ次第か。CDの蔵書は増えていないですよねえ。


3月8日「3(耳できく) / 8(目でよむ) スマートブックスの日」制定プロジェクト始動!(スマートブックス)

3月8日を「3(きく) / 8(よむ) スマートブックスの日」とするプロジェクトを始動しました。

あいてる耳で「ながら読書」と目でも字を追ういわば字幕付きオーディオとどちらに時間を使っていくんでしょう。私はゲームをしているので前者が多いと思いますが。


「Smartbooks」 オーディオブックAI活用し最短3日で作成 スマートブックス株式会社(文化通信)

「東洋経済『業界地図』をオーディオブック化」これはすごいチャレンジ。地球の歩き方以来のインパクトです。攻めるなあ。


オトバンクと日販、児童書の音声コンテンツ制作を共同で開始(audiostart news)

既報ですが発売開始されたんですね。


TOPPANクロレが日本語長文AI音声制作システムを開発。オーディオブック市場に革新(audio marketing insight)

LINEヤフーはハードウェアのclovaは記憶にありますがAI音声の開発も続けていたのですね。印刷会社としてワンソースマルチユースをワンストップでアウトプットするソリューションを・・ってカタカナ多すぎー。


第30回オーディ賞:28部門受賞者/The 30th Annual Audie Awards: 28 Category Winners(publishing perspective)

オーディオブック協会のアワード発表の記事です。映画で監督・俳優・技術などが受賞されるようにオーディオブックもナレーターや演出が対象になるのはいいですね。


小学館のオーディオブック配信数が2000点突破、「本屋大賞2025」候補作もラインアップ(新文化)

2000点すごい。ペースがすごい。サブスクサービス主流なので点数も重要ですね。

電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ

マンガミライ – 米国で新たなデジタルマンガプラットフォームがスタート/Manga Mirai – New Digital Manga Platform Launched in the U.S.(Good E Reader)

電子コミック配信サービス「MANGA MIRAI」を米国で提供開始 ~日本のマンガ作品780タイトル以上を提供!~(Media Do)

NTTドコモがMy animelist、メディアドゥ、あかつきグループと組んで開発したマンガ配信プラットフォームをスタートさせるとのことです。これまで未翻訳の作品もラインナップされるとのこと。


デジタルパブリッシャーはGoogle DMCA削除要請の最も多くの件数を占めている/Digital Publishers represent the largest number of Google DMCA takedown requests(Good E Reader)

海賊版サイト一つでも何千点何万点と申請しなくてはならないということになると、数は増えてしまうのか、、システム的に違法アップされてシステムがクロールして削除依頼を入れてって未来いそっぷな匂いがしますね。


出版とAI

Amazonプライム・ビデオで「映画やテレビシリーズをAIで吹き替えるシステム」のテストが開始(GIGAZINE)

おっと、さりげなくも刺激的なニュースが出ましたよ。英語とスペイン語でライセンスの話がついているタイトル。そしてYouTubeの字幕のように完全に自動でついていくシステムとはまた違う仕組みのようです。

グローバル・各国事情

台湾のオンライン学習プラットフォームが日本進出。共同創業者にその理由を聞いた(Life hacker)

台湾発のC向け学びのプラットフォームが日本でも展開を始めました。マナーや占いなど間口は広そうな感じです。日本のコンテンツの海外展開も目論んでいるとのことで、出版とも相性は良さそうですね。


テンセント、カドカワ株を追加取得 ソニー迫る保有比率に「資本業務提携の一環」(オタク総研)

アニメ方面なのか、ゲームなのかな。


学術と貿易:中国におけるプリンストンとWWノートン/Academic and Trade: Princeton and WW Norton in China(Publishing Perspective)

中国の販売ということで現地企業との合弁の話かと思いましたがさにあらず、英語版の書籍・電子・教材等の販売を委託するというお話でした。学術系コンテンツは、日本でもそうですが独自のルールや流通ルートがありそうですね。

その他のトピックス:

ChatGPTからのアクセス数が急増、これからどうなる? 【Media Innovation Weekly】3/3号

うーんこのあたりの話は注目していきたいと思うんですが、AI学習されることはコンテンツSEOというこれまでのアクセス獲得手段とは違い、食わせるか、食わせないかだけの話になることなのでしょうか。SEOに代わるものとし踏み絵になっていくのかなあ。


BookTok の書籍: ソーシャル メディアが読書に与える影響/Books on BookTok: social media’s impact on reading(The Bookseller)

単にいい書籍がある、ではなくイベントやグッズなどでより魅力的にすべきであるというお話です。全くその通りだと思います。ミュージアムショップにいつまでもいることができる私もそっちの人です。


中国在住の日本アニメ海賊版サイト運営者を逮捕 摘発までに700万円の広告収入を得ていた(オタク総研)

本件は、2024年5月にCODAの北京事務所が、日本の権利者に代わり公安局へ刑事告発を行ったことを受け、捜査が進められていた。刑事告発を要請したのは、アニプレックス、KADOKAWA、キングレコード、講談社、小学館、スクウェア・エニックス、テレビ東京、東映アニメーション、東宝、日活、ハピネットファントム・スタジオ、フジテレビジョン、ポニーキャニオンらアニメ製作業務に関わる計13社。

読書メモ:

「ブレイン・マッピング 最新科学が導く正しい脳の使い方」

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