デジタルブックニュースまとめ:2025/2/9

デジタル書籍・AI・海外版権

デジタルブックトピックス:

オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係

オトバンク 「読書家」MLB・菊池雄星投手らの新トーク番組スタート(文化通信)

読書家で、その中でもオーディオブックのヘビーユーザーとのことで、楽しみですね。トレーニング中のおすすめとか、移動中何を聞いてるとかもききたい。


PC、Mac、スマートフォンに最適なオーディオブックプレーヤーとマネージャー/The Best Audiobook Players and Managers for PC, Mac, and Smartphones(Good E Reader)

米国の話かと思いますが、日本より数多くのバラエティ豊かなオーディオブックサービスがあることはこれまでも記事をご紹介させていただいておりましたが、それらサービスを串刺しでコンテンツ管理できる本棚サービスみたいなものが、こちらもいくつかあるみたいなんですね。問題ないのかなあ、データは購入サービスから移すのかなあ。これは詳しい人に教えてもらいたいですね。


Spotify が Crooked Lane と Podium のオーディオブックを追加(Publishing Perspective)

「Spotifyが通年で初めて黒字を計上」なんだそうです。コンテンツ数35万アイテム突破で会員数も四半期で12%増加したと。絶好調じゃないですか。オーディオブック参入が大成功っていう理解でいいのかしら。


電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ

1100万部編集者が考える電子書籍の現在(長倉顕太(作家/著者専門プロデューサー))

長倉さんがポッドキャストからのnoteをされているんですね。電子書籍のすごさ、というよりAmazonのすごさといっていいかもしれませんね。私は今アンリミテッドを契約していないのでザッピングみたいな読み方はしていないんですけど、一つあるのは「カバーだけは紙の書籍と同等のクオリティにしたほうがいいですよ」ということです。これ大事。


Amazonは2月26日にハードウェアイベントを開催する/Amazon is having a hardware event on February 26th(Good E Reader)

alexaAIと連動した音声デバイス発表か?とのことですがどういうのかなあ。私が所有しているechoの第二世代はAI対応してくれるのだろうか、無理だろうな。。ところで、私はこういうのあったらいいなあと思う読書端末イメージがあるのですが、このイベント発表の前に記事書いてみようかな。いや、発表されるものとは全然違うと思いますけど。


Bookshop.orgがAmazonに対抗する電子書籍ストアを立ち上げる/Bookshop.org is launching an ebook store to take on Amazon(The Verge)

bookshop.orgというサービスは、日本でいうところのe-honとか本屋タウンみたいなサービスのようです。ディストリビューターが運営しているのかどうかはわかりませんが、ユーザーが登録したリアル書店で買ったことになる、というような仕組みとのことです。


50代以上には懐かしい“ゲームブック”をプレイ可能な電子ペーパーデバイス登場(Internet Watch)

ゲームブックって40年前ぐらい前ですかねえ、私も文庫版を何冊か持っていましたよ。まだ実家にあるかなあ、ないだろうなあ。懐かしいなあ。この本から、D&Dなるものを知り、ウィザードリーやりたいなあなんて思っていたけど、実際ウィザードリーの日本版が出たころには日本のアクションRPGに夢中でスルーしていたのでした。なんて誰もわからないような話をしていますが、今専用端末でやるかなあ?復刻版なのかなあ。

長い歴史を持つ雑誌「薔薇族」がKindleのポリシーにそぐわないと配信停止&売上も剥奪されてしまう→Amazonの方針転換?(togetter)

これは米国のトラ様による台場シティがらみのあれ?一時的ではないのか。

出版とAI

OpenAIとソフトバンクGが合弁会社設立、企業向けAI「クリスタル・インテリジェンス」発表(Enterprise zine)

出版社もグループに入っていますからね。どうなるでしょうか。

グローバル・各国事情

海外のマンガ出版社は紙で生き残る?ドイツ編(Kataho@フランクフルト)

日本のマンガとアニメ、テレビ産業の関係は日本独自に培われてきたものなんでしょうね。エージェントさんに聞いたのですが、フランスやイタリアなどは日本のコミック版権を買う時も紙だけで、電子書籍の契約はほとんどないといってましたねえ。電子書籍でコミックを読む文化がない、とのことでしたが、じわじわ変わってくるのかな。


学研HD、ポプラ社中国法人に出資契約 書籍販売で連携(日本経済新聞)

学研とポプラで業務提携をするという数年前のニュースには驚きましたが、今回は中国法人ポポランとの出資契約ということでより踏み込んだものになりますね。絵本に加えて学参を参入?中国独特の営業ルートを築いてきた地盤をどのように協業されるのでしょうか。


学研HD ポプラ社中国現地法人と資本業務提携 コンテンツ・IPの海外展開を加速(文化通信)

Gakken、ポプラ社のコンテンツだけでなく、他社も含めた日本の良質な出版物やIPコンテンツを、中国および海外へ広げるオールジャパンでの取り組みについても検討する。

中国オリジナルの刊行物も出していたと思います。出す義務があったんだと思います。国内作家保護。


ロンドンブックフェア2025:セミナーシリーズのハイライト/London Book Fair 2025: Seminar Series Highlights(Publishing Perspective)

欧米は本当に社名も人をみてもピンとこないですねえ。


欧米&オセアニア19カ国の「読書・本の購買調査」でトップになった「意外な国」の名前(現代ビジネス)

意外というのも失礼なぐらい、欧米でどこが本読み国かの先入観がないですけどね僕は。日本の漫画が受け入れられているフランスとかはありますけど日本絡みの情報ですしね。フィンランドのオーディオブックもなぜだろう、最近話題のStorytelはスウェーデン発だしなあ。


【ソウル通信】46 非常戒厳で揺れる韓国政治と出版市場に与えた影響(白源根)

憲法関連本が売れた、と。しかし戒厳令での言論の自由がぶっ壊れる可能性などを考えると納得か。


文化通信社セミナー2024 トーハン海外事業本部部長・五十嵐正孝氏「拡大する海外出版ビジネス—日本出版物海外展開の現状と可能性」(文化通信)

こちらはオープンで開催していただきたかったなあ、と思います。VIPOと絡める形でもいいのですが。記事には数字もいくつか紹介されていますよ。


K MANGAがインドとメキシコに進出/K MANGA Expands into India and Mexico(Good E Reader)

サービスはフィリピン、タイ、ベトナム、香港、台湾、インド、メキシコ、ブラジルに拡大しています。

素晴らしいペース!

その他のトピックス:

「フライヤー」のIPO情報総まとめ! スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のサブスクリプション型コンテンツサービス企業との比較や予想まで解説!(ZAI online)

んー上場後の値動きについてはあんまりポジティブな感じではないですが、本体にはポジティブな材料ですよね。見出しでハッとしたんですけれどフライヤーをサブスクリプションサービスとして認識していなかったなあ、確かにそうですね。


読書教育のオンライン習い事サービス「ヨンデミー」を手がける「Yondemy」が1.2億円調達(創業手帳)

オンライン習い事サービス、っていうことになるんですね。資金入ってどうなるか?


年間2桁万円を超えるのは?カテゴリ別で見る「オタクの支出額」矢野経済が調査報告(オタク総研)

「オタク」市場に関する調査を実施(2024年)(矢野経済研究所)

この数字の見方、結構感覚的にわかりにくいというか、イメージしにくい感じがします。ペルソナにしていかないと浮かんでこないかなあ。周りにそういう人が多ければ相場感とかもわかるんでしょうけど、いないんで。

読書メモ:

『消費される階級』酒井順子

コメント

タイトルとURLをコピーしました