今年から始めようと思っていることがまだ始められていません。朝ちょっとずつでも進めないとなあ、習慣にしないと。その前に毎晩酒飲みすぎる習慣から断ち切らないと朝動けないんだよなあ。
デジタルブックトピックス:
オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係
Amazonオーディブル、黒柳徹子さんの声+合成音声で「続 窓ぎわのトットちゃん」(Impress Watch)
1章本人朗読、以降をAI合成ということで、1章分の音声で学習させて2章以降は学習データを使った本人の声ベースの合成音声、という作り方なんでしょうかね。さて次は美輪明宏だったりして。
米・オーディオ出版協会と英・出版社協会のAudio Publishers Group、AI音声のオーディオブックを表す名称に関するガイドラインを策定
デジタルボイスとかAIナレーターとか、誰の声を取り入れた合成音声、とかですね。
日販、オトバンクと共同で児童書の音声コンテンツ制作を開始(日本出版販売株式会社)
ラインナップの感じでは、結構漢字で意味をとる内容であるような気もします。ともあれ間口が広がることはいいことですね。
Spotifyの収益化プログラム「Spotify Partner Program」が開始。米国など4か国にて(Audio Marketing Insight)
広告を挟むということで仕組みとしてはYouTubeとかと同じ仕組みでしょうか。ずっと不思議なのですがなんでこれもっと早くやらなかったのでしょう。ブログって早いうちから自分で広告埋め込めましたけどね。
エヴァランドが読書状況レポートを発表/Everand releases State of Reading Report(Good E Reader)
紙・電子書籍・オーディオブックを組み合わせて読書を楽しんでいる人の割合が多い。読む本の情報はSNSから入手している事が多い、とのこと。私は普段の読書は極端にオーディオブックが多いですが、マンガは基本電子だし仕事で読む本は紙が多いのでそういう意味では混ざっているのかも。
オトバンク、インパクトスタートアップ協会に正会員として参画(オトバンク)
スタートアップとは。
電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ
2025年出版関連の動向予想(HON.jp)
図書館の役割が重要化、については私もこれまでほとんど知識がなかったところでもあるので、紙デジタルあわせて注視し「やりよう」を考えようと思っております。
電子出版としての紙の本作りは、1990年代に見た夢の実現かもしれない(HON.jp)
リフロー型電子書籍のアクセシビリティと、印刷デザインFIXの版面の読みやすさ、という2項も立てられるかもしれませんね。一周回って電子書籍に最適なデバイスが注目されたりも、あるのか?カラー化はどちらに転ぶでしょう?
テレグラムがZライブラリーとアンナのアーカイブのアカウントを停止(Good E Reader)
メッセンジャーアプリテレグラムから、違法アーカイブサイトといわれているZライブラリーのアカウントを停止したとのこと。これはLINEの公式サイトにあたるようなものなのでしょうかね。違法でいかんのだけどもうインフラになっているから、などと傍からはわかりにくいややこしい話題を聞きますが、ここでも泥仕合になっていくのかな。。
13インチ大型モノクロ電子ペーパー搭載のANdroid13タブレット【BOOX NoteMax】発売のお知らせ(SKT株式会社)
特定の電子書籍プラットフォームに成約されないアンドロイドベースの読書タブレット。いいなあと思うけど、いい値段ですなあ。
出版とAI
著者のためのAI権利:「Created by Humans」が開始/AI Rights for Authors: ‘Created by Humans’ Launches(Publishing Perspective)
”Created by Humans”は以前にも記事をご紹介した記憶がありますが、AI学習に使わせる際にも著作権を守り報酬も払う仕組み、というような理解でいいのかな。解読に少し自信がないのですが、AI学習のジャスラックみたいな役回りを担う機能なのかな。
米FTC、生成AIによる書籍出版を支援する企業の調査を開始か(BUSINESS INSIDER)
AI生成書籍出版のハウツー講座とツールを2000ドルで販売している情報商材企業が目をつけられているという記事です。荒稼ぎしてKindleのAIコンテンツを溢れ返されているのに貢献しているということですが、そこに目をつけられたのではなく購入のさせ方や返品ポリシーとかそのへんみたいです。とほほ。生成AIでクローン書籍が無限増殖する?:2025年の大ピンチ図鑑2 でも書きましたが、これが流行って100万人がAI書かせる著者で毎日新作をアップしたらどうなりますかという話です。儲からなければ消滅するとは思いますけど。
海外企業、AI学習目的で日本の画像触手(日本経済新聞)
大量購入で価格交渉は商習慣としては当たり前・・ですがそれぞれのクリエイターへの戻しが大きく減るのは確かですね。このようなストックフォトは2次利用の価格設定があり、2回め3回め以降も規定されていることが多いですが(昔使っていた頃の記憶です)AI学習も繰り返し素材として使われると言う前提で買い叩かれないような交渉ができたらいいですね。どうでもいいけどこの見出し、文字制限でもあるかのような。ところでこの見出しこれでいいのですか。
クリエイター権利同盟の議長は、英国政府はAIに関して「大手テクノロジー企業に騙されている」と語る/Creators’ Rights Alliance chair says UK government has been ‘beguiled by big tech’ over AI(The Bookseller)
残念ながら記事制限で本文がほとんど読めないのですが、国に対して!?例えば国会図書館とグーテンベルクプロジェクト(でしたっけ)みたいな話が機械学習と絡むとそのような座組での議論になり得ますね確かに。見出しだけでおしゃべりしちゃってますが。すいません。
AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」、2月より3,300 冊超の法律書籍や法令・ガイドライン・判例等収録の業界最大級リーガルリサーチプラットフォーム「Legalscape」と機能連携(LegalOn Technologies)
テック会社が書籍コンテンツをAIに食べさせてクライアントにキュレーションサービスを提供する、っていう形ですかね。IT発か出版社発かで見え方は結構変わってきますね、会社四季報が後者になりますけど。提携の条件とか知りたいなあ。
グローバル・各国事情
「変な絵」(双葉社)、世界30カ国で翻訳出版へ(新文化オンライン)
30カ国すごい。そうか、YouTuberのコンテンツはまず動画の各国語PRから入るわけですね。字幕で解決するのかは内容にもよりますが、身軽にできるなら動画を先に仕込んで版権販売に持っていくという手もあるのかも。
ワシントンポストのスタッフ400人以上がジェフ・ベゾスに緊急嘆願書を送付「私たちは深く懸念しています」/More than 400 Washington Post staffers send urgent plea to Jeff Bezos: ‘We are deeply alarmed'(Business Insider)
経営悪化・退職者が続くやな状態でベゾス氏に嘆願書とのことで、穏やかではないですね。
KADOKAWA社長「出版作品9000点に」 ソニーと海外展開(日本経済新聞)
日経電子版に中間プランがあればいいのに、と思いますが振り切っているから100万契約なんですよね。
その他のトピックス:
アンバウンド社はキャッシュフローの問題により、著者やフリーランサーは報酬を受け取れない/Unbound Cash Flow Issues Leave Authors, Freelancers Unpaid(publishers lunch)
イギリスのクラウドファンディング出版社ということです。お金が集まったところで出版や宣伝をGOするモデルでしたらそもそも資金がショートすることはなさそうにも思えるのですが。
KADOKAWA、100部からマンガ印刷 多品種戦略を支える(日本経済新聞)
文庫新書などのDSR(デジタルショートラン)を早くから取り組まれてきたことは有名ですが、マンガまで。とにかく品切れさせず在庫を余らせずをやっていくということですね。
日本の出版業界で多分近いうちに起こる小さいけれどもとんでもなく大きな変化について(高島さんnote)
少なくとも広告をうって仕入れてもらい、市場在庫が増えたら広告をうって売上を上げるという、一定以上の規模が前提になるモデルはもう一握りの対象に限られたものになっていると思います。
読書メモ:
『老化と寿命の謎 (講談社現代新書)』
『「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる! 続ける思考』
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