2024年にオーディオブックで読んで個人的に刺さった5冊

オーディオブックについて

今年読んだオーディオブックは多分90冊ぐらいでした。その中で特に印象的だった5冊をピックアップいたしました。内容が面白かったのが一番なのですが、オーディオブックとして相性がいいな、とか過去のこの作品を今出すのはありだな〜という感謝の念も入っております。私の個人的な面白がり方なのでご了承ください。2024年に発売されたのではなく2024年に私が読んだものです、念のため。あとランキング昇順ではないです。ライブラリに入れとくご参考になりましたら幸いでございます。


お金は歴史で儲けなさい (朝日文庫)

産業革命やインターネット登場のようなテクノロジーの大躍進、または最近の国際的な紛争や戦争、広範囲に及ぶ世界的な天災といった事象は、今後も私たちの予想を超える領域で起こりえます。それらは経済にとってプラスとなる場合もマイナスとなる場合もありますが、大事なのは「それが起きたときの対処」です。ファンダメンタルズやテクニカル分析では判断できない局面もあるかもしれません。そういった意味で、本書の「歴史で儲けなさい」というアプローチは一見地味に見えるかもしれませんが、歴史と相場の相関を丁寧に描き出し、歴史を生きいきと学ぶきっかけとなる刺激的な視点を提供してくれる一冊でした。


ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング Webマーケティングの成果を最大化する83の方法

本書については、変態的に長文の感想を書いたり、実際に会った人にも勧めたりするほど熱中していた時期がありました。特に、自分の仕事に直結していたため、とても助けられました。この分野は、類書は多いっちゃ多いのですがストレートに教えてくれる本や人が少ないため、こうした情報が得られること自体がとてもうれしく、興奮したのを覚えています。


成瀬は天下を取りにいくシリーズ

本書は数々の賞を受賞し、続編もベストセラーとなるなど、年間を通して注目を集めた作品です。ヒロインが「嫌われる勇気」を持つのか、それともただの天然なのか判然としないキャラクターですが、頼もしさは抜群です。彼女起点に痛快なストーリーが展開されます。私も楽しく読めました。また、ドラマ仕立てのオーディオブックが話題になっており、オトバンク版とオーディブル版を興味本位で聞き比べたところ、期待以上に楽しく没入できました。


フェイクニュース時代の科学リテラシー入門

「リテラシー」という言葉は本来の意味から外れて使われることも多いですが、本書で扱われるリテラシーは、現代社会においてほんとに切実に大事なテーマだと感じます。この本は、アカデミックな正確さを保ちながら、専門外の読者にもわかりやすく丁寧に書かれており、非常に読み心地がよかったです。また、著者本人の朗読も、語りかけるような口調がでたりの信頼感があり、一層深く内容に触れることができました。


ボッコちゃん

本書は比較的最近発売された一冊ですが、あらためて「良い作品を掘り起こしたな」と感嘆しました。ショートショートの名作であり、ショートコンテンツが重宝される現代において歓迎される内容です。昔読んだことがある作品でしたが、すっかり内容を忘れていて新鮮に楽しむことができ、嬉しい再会となりました。


ではよいお年を。

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