デジタルブックニュースまとめ(2024/12/22)

デジタル書籍・AI・海外版権

デジタルブックトピックス:

オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係

オーディオブックの未来をAIで加速するスマートブックス、出版業界関係者50名と議論したイベント動画を公開

私実はこの場にいたのですが都合があって中座したのでした。こんな集合写真も撮っていたとは。海外展開についても話が及び、確かにAIは翻訳とグローバルの強さがあるよなあ、と。果たして。


Kobo Books が PodToo のオーディオブックをホスト/Kobo Books to Host Audiobooks From PodToo(Good E Reader)

Koboが、オーディオブック配信プラットフォームPodTooと提携し、新たなオーディオブックを提供する計画を発表しました。PodTooというサービスは知りませんでしたが、audibleにおけるACXのように、著者や出版社がオーディオブックやポッドキャストを制作配信するサービスのようですね。記事では、PodTooのもう一つのリリースも紹介しています。

PodToo は、オーディオブックを Podcast 2.0 プレーヤーで直接販売できるようにする、新しい革新的な SecureRSS テクノロジーを開発したことも発表しました。購入者は、従来の支払い (FIAT) または Bitcoin (Sats) を使用してオーディオブックにアクセスしたり、購入したりすることができます。

こっちのほうがインパクト大きいかも。


2024年10月のデジタルオーディオブックの売上は18.7%増加/Digital Audiobooks Sales Increased by 18.7% in October 2024(Good E Reader)

今年はこのようなニュースを何回も見ましたね。毎月ここで追っかける必要もないと思いますが、欧米各国はオーディオブックの伸長著しい、日本はどうだみたいな話をよくします。いやー何が違うんでしょうね、なんていってるわけですが、考えてみたら文字物の場合、電子書籍はアラカルトが中心、オーディオブックはサブスク中心ですから単純比較もできないですね。


YouTubeに自動吹き替え機能が実装。日本語やヒンドゥー語も試験運用を開始(AUDIO MARKETING INSIGHTS)

国を超えたYouTubeのザッピングができると思うとワクワクしますね。私普段YouTubeを見ないのですが、実用レベルでいけてるようなら年末年始のお休みで試してみようかと思います。


Edison Research「13~34歳の音声リスニングが劇的に増加」(Audiostart News)

それよりも上の世代に近づいてきた。牽引しているのはポッドキャストとのこと。若者はどういうの聞いているんでしょう?


人気男性声優出演!“シチュエーションドラマ”ד朗読”で癒しを提供する安眠朗読プロジェクト「今夜も眠らNight」の配信開始

“シチュエーションドラマ”ד朗読”というのが今ひとつどんなものかイメージできないのですが、聞きながら落ちる設定になっているのでしょうか。関係ないですが私が気をつけている数少ない注意事項のひとつが「寝落ちしそうなときにはTikTokを見ない」です。寝たあとも飽きずにループ続きますからねこわいこわい。本当に関係なくてすいません。


【声優×レシピ】推しボイスで新たな料理体験。学研の音声付きレシピ本『ボイレピ』とは

書籍に音声がついているのですが、コンテンツとしては音声のレシピが先なんですね。なるほど、すべてのいけそうなコンテンツのマルチ活用がどんどん始まっているわけだ。


ElevenLabs、テキストからポッドキャストを自動生成するAI機能「GenFM」を発表

TTSはわかるんですけど、ポッドキャストを自動生成するというのがどういうことなんでしょうね。ポッドキャストのファイルフォーマットの形式に書き出す、ということなのかおしゃべりっぽく生成するということなのか、ダイアローグ化するみたいな話なのか。


「にじボイスAPI」が正式公開 ~入力テキストに応じて感情表現を変化、“空気を読んだ”音声生成が可能に(窓の杜)

小説やエンターテインメント作品のオーディオブック化のシンギュラリティは来るのか!?


LegibleとACCESS Europe、電子書籍とオーディオブックのコネクテッドカーへの搭載に向けて提携(ACCESS)

LegibleとACCESS Europeは提携し、電子書籍やオーディオブックを車内で楽しめる「コネクテッドカー」への搭載を推進します。この提携により、移動中でも読書やリスニング体験を提供することを目指します。LegibleのコンテンツとACCESSの技術を組み合わせ、車内エンターテインメントの新たな価値を創造することが狙いです。

電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ

株式会社コミチ 出版社のマンガビジネス拡大・参入を支える「コミチ+」(文化通信オンライン)

webマンガ雑誌をワンストップで作れるサービスを提供する感じですね。店がどんどん増えることはユーザーにとってはどうなんでしょう、どこで何を連載とか把握できるんでしょうか。


『かまいたちのミライサロン』に「コミックシーモア」が登場!オリジナルコミック制作などを通し電子書籍業界の「ミライ」を作るNTTソルマーレに密着(エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社)

すごいですね、メジャー感。


韓国の文化・サブカルチャーが国際的に注目された一年だったが、では「ウェブトゥーン(縦読み漫画)」は?

ウェブトゥーンなど失速の話は韓国の方からも聞きますが。映画の事情は映画の事情であるらしいけど。プラットフォームも含めてもう一回りあるのでしょうか。


【12/18 13時更新/重要なお知らせ】R18対象作品および一部の作品に対する決済方法の変更について(BOOK WALKER)

この話ちゃんとおいかけていないんだけれども、どうなんですかね。白と黒2色なのかなぁ。カードに紐づいた年齢で判断じゃダメなのかな?どうしても陰謀論が頭をめぐってしまいます。

出版とAI

英国のAIに関する協議について出版社協会が語る/The Publishers Association on the UK’s AI Consultation
(publishing perspective)

グローバル・各国事情

韓国、台湾で2024年に読まれた日本の本は? 変わるトレンド(日経ブックプラス)

ぺーちゃんのインタビュー。


グアダラハラ国際ブックフェア2024、好調な数字を発表/Guadalajara International Book Fair 2024 Posts Strong Figures(publishing perspective)

米国フェアにもいってみたいなあ。


生成AIによる著作権侵害を防ぐ法整備を 新聞協会が意見公表、記事「寄せ集め」を問題視

報道をどう学習させるかはAI側でも継続的な課題になるでしょうね。


ハーバード大が100万冊の本を公開。読むのはAIですけれど(GIZMODE)

ハーバード大学がAIモデルのトレーニング用データセットとして約100万冊のパブリックドメインの書籍を公開したと話題になっています。

記事にもありますけど、内容が古い本を大量に食わせると「拙者」とかいいだしたりはしないだろうか。技術的なことなどは時代錯誤のハルシネーションを生み出したりはしないのだろうか。時代の設定とかまでメタデータとして整理されているわけではないでしょうし。

読書メモ:

『サイゼリヤの法則 なぜ「自分中心」をやめると、ビジネスも人生もうまくいくのか?』


『サイゼリヤ元社長が教える 年間客数2億人の経営術』

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