このブログでも書いたことはあったかと思うのですが、私自身は特段のスキルや専門的な知識というものは特段持ち合わせていません。ですので、本書のターゲット層には含まれるだろうとは思います。ただ、今の私は月収+10万円を得るために時間を使う、ということは現実的には考えていません。むしろ、これからサラリーマン生活が終わった後のお金や時間の稼ぎ方や使い方について、イメージトレーニングや準備をしていこうと考えています。そのため、中高年向けのキャリアやリスキリングに関する本、さらには世の中的なその周辺のの動向や就労・ビジネスをサポートするサービスの存在などにも目を向けていこうと思っています。そんなわけで、正直なところ本書のターゲットはおそらく30代くらいの女性がメインだろうな〜、と思いつつも、ついポチッとしてしまった次第です。
本書のタイトルには「こっそり副業術」とありますが、その内容は会社に勤めながらも、副業をしている素振りを一切見せずに、無理なく自然に、自分の好きなことや得意なことでビジネスをしようという提案です。簡単なワークを繰り返すことで、自分が「楽しい」と思えること、自分が「深堀りできること」、さらに「自分の好きなことが他人から求められているか」、そして「お金を払ってでもやってほしいと思う人がいるか」という棚卸しを進めていきます。
もちろん、メインの仕事先でもこのように「やりたいこと」を見つけることは可能かもしれませんが、配属先の部署や直属の上司、その後の異動の可能性を考えると、大きな組織の中で自分の本当にやりたいことを続け、実現し続けるのはなかなか難しいことです。その点、個人ビジネスであれば、自分でコントロールすることができます。
そちらの切り口では同じ著者のこの本が参考になるかもしれませんね。

副業を「敷居低く始めて、コツコツ展開するためのノウハウ」も含めて、非常に親切かつ親身な1冊でありました。

『特別なスキルがなくてもできる 月収+10万円 こっそり副業術』
土谷 愛 (著) 日本能率協会
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