読書メモ:頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方

オーディオブック読書メモ

オーディオブック向きの本とそうでない本があると思います。よくいわれるのは図版が多い本はいちいち参照するのが大変なので向きではないと。よくわかります。でも私はあまり気にしていません。途中で図の何番を参照といわれても全く見ることなく進めてしまいます。散歩の途中に余計なことをしたくないというだけなのです。複雑な図はスマホで拡大したりして、足を止めて読むことになるのでNGです。そして読む前か読んだ後に参照すればいいと頭の中では思うんですけれども、読む前はそもそも図版のあるなしなど気にしておらず、また読み終わったらすぐ次の本にいってしまうので、いずれもほぼやったことがありません。

そういう意味でコンピューター関係の書籍というのは、画面のキャプチャーがあったり、プログラムコードが入っていたりで、先入観としてはオーディオブック向きではないと考えるのが妥当だと思います。なので私も本書をポチっとしておきながらいうのもなんですが、一体どういう風になるんだろう?実際頭に入るのかな?成立するのかな というのを試すのも含めて聞いてみたというところがありました。

結果からいうとありでした。ポジティブなところから申し上げますと、ChatGPTが基本コードが必要なく、自然言語でやりとりできるサービスであるところが大きいと思います。キャプチャの画面等はあると思いますが、それはいい感じに出力できているという情報かと思うので、飛ばしてもあまり気になりませんでした。またサービスのインターフェースなどはいずれにしても今後変わっていってしまうものなので、そこも気にしなければいいかなと思います。というか僕は気にしないと決めているだけで、あと気にならないタチなんですね。気になる人は気になっちゃいますよね。ネガティブなところとしては、使った方ならご存知かと思いますが、ChatGPTの返答は非常に丁寧なちゃんとしたいい方となります。そのまま返答例を掲載されているところがいくつかあるのですが、多分紙の本でしたらさらっと流すところかと思いますが、オーディオブックなので全部朗読してくれるわけです。そこはやや冗長に感じました。まぁ致し方ないところかなと思います。

本書に関しては、ChatGPTがどのような仕組みでこたえを紡ぎ出しているかを紐解き、プロンプトの段取りと指示の仕方についての指南をしている部分がポイントだと思いますので、ChatGPTが進化してより賢くなり、変わっていっても古くなるという事はないのではないかと思います。 上司が部下にうまく仕事をやってもらうために上手に指示をするのと同じという例えはとてもしっくりきました。部下のくせや特徴、強みを生かすような仕事をさせるリテラシーが必要になるということがよくわかりました。逆にプロンプト検定で上司としてのリテラシーがジャッジされるんではないかとすら思いましたよ。戦慄ですね。まさか人工知能にそのような配慮する時代が来るとは思いませんでしたけど。

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