デジタルブックトピックス:
オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係
Scribdは無制限サブスクリプションモデルを廃止します/Scribd is discontinuing its unlimited subscription model(Good E Reader)
Scribdは無制限サブスクリプションを終了し、クレジット制プランに移行します。「Standard」(月額$11.99で1冊)と「Plus」(月額$16.99で3冊)の2プランで、雑誌やポッドキャストなどへの無制限アクセスは維持されます。新プランではニューヨーク・タイムズのベストセラーも即時提供され、既存ユーザーは2025年更新時に新プランへ移行が必要です。記事の中ではアマゾン・kobo・Spotifyとの比較もありますが、読書時間、オーディオか電子書籍をどちらのボリュームが多いか、サブスクコンテンツの数や好みで決めることになるのでしょうが、結構判断難しそうな気がします。
デジタル音声広告は「認知」、「興味関心」に期待。日本インタラクティブ広告協会(JIAA)調査(Audio Marketing Insight)
デジタル音声広告は「認知」や「興味関心」の向上に効果が高いとされています。今後は、費用対効果の明確化や効果検証の精度向上が期待されています。ということはつまり、世知辛くなってくるということであっていますか?
小学館『日本の古典をよむ』シリーズ(全20冊)のオーディオブックを11月1日に配信開始! 古事記から芭蕉・蕪村・一茶まで。美しい朗読で古典を身近に。(小学館)
2007年から09年にかけて刊行した小学館『日本の古典をよむ』(全20冊)シリーズは、主要な古典文学作品三十数作品を小学館「新編日本古典文学全集 全88巻」よりセレクト、それぞれの著名な場面を抄出して「現代語訳+原文」で構成したものです。
音声で聴くことによって、日本語の美しい響きにふれながら古典の魅力を再発見できる小学館オーディオブック、2024年11月1日(古典の日)に配信スタートです!
すごい、読むのが難しいコンテンツもあるかと思います。原稿の用意も、収録時間も相当かかるのではないかと推測いたします。古典の日にしっかりリリース、すごいことです。
電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ
Amazon が Kindle Unlimited で必読シリーズ トップ 10 を発表/Amazon Shares the Top 10 Must-Read Series on Kindle Unlimited(Good E Reader)
出版社がアイテムの読み放題オンオフを決定するKindle Unlimitedで、必読シリーズの発表、とは珍しいですね、事前の握りが前提となるでしょう。熾烈なサブスクのつばぜりあいの中でこのようなリリースも生まれたのでしょうか。
講談社と絵本ナビ、デジタル絵本コンテストを新設(新文化オンライン)
絵本、動画、テキストの3つの部門を設け、来年1月31日まで特設サイト内で作品を募集している。
テキストってお話ってことなのでしょうね。講談社で出版できるチャンスです。
マンガ配信サイト「マンガ図書館Z」停止を発表 決済代行会社からサービス停止、作家への収益還元困難に(ねとらぼ)
漫画図書館Zを見ていないのに無責任にいうのですが、このクレジットカード信販会社NGの件、アダルトがメインのサービスが刺されているのかと思ったら広く網をかけているのですね。こうなってくるとアプリ内課金の方がリスクが低いみたいな話になってくるのかもしれません。あるいは、そのような大きな意志が?
出版とAI
「すべての人に創作の喜びを」…“電子コミックのYouTube”目指す韓国のスタートアップ(Korea Wave)
電子コミックのトピックですが、AIによる制作支援ということでこちらに置いておきます。収支が云々の話もありますが、制作コスト軽減で変わっていくのか、AIの作品になってしまうことはないか。
グローバル・各国事情
[レポ]フランクフルト・ブックフェア2024:マンガの行方と「ニューアダルト」の台頭(COMEMO)
現地在住とのことで定点観測ならではの生の声です。
ボドゥール・アル・カシミがシャルジャ出版者会議を開催/Bodour Al Qasimi Opens Sharjah Publishers Conference
ウィキペディアによると「シェイクハ・ボドゥール・ビント・スルタン・アル・カシミ氏は、シャルジャ・アメリカン大学の理事長兼学長、シャルジャ研究・技術・イノベーション・パークの理事長兼学長、シャルジャ投資開発庁の理事長、シャルジャ起業家精神センターの理事長」とのことで、お名前も肩書きも長いですね。フランクフルトより日本の参加社も情報も少ないと思われるのでご紹介。
国際的な権利をナビゲートする:マテス&ザイツ・ベルリンのマーレン・メンツェル/Navigating International Rights: Matthes & Seitz Berlin’s Maren Mentzel(Publishing Perspective)
ドイツの出版社インタビュー。展示会きっかけの取材かと思いますが、版権に関しても、このようなアプローチの記事あまりないので新鮮でした。
シャルジャ出版社会議: 30 の円卓プログラム/Sharjah Publishers Conference: 30 Round-Table Programs(Publishing Perspective)
アラブ出版界におけるバサム・シェバロの誇りある役割を回想する/Remembering Bassam Chebaro’s Proud Role in Arab Publishing(Publishing Perspective)
もう気づいてる? BLから百合からビッチ(?)まで、いま、台湾マンガがめちゃくちゃ熱い!(
海燕(オタクWebライター))
今週東京版権説明会という出版業界のイベントがありましてズッポリと参加していたわけですが、その一角に台湾マンガPR企画がありました。おそらく台湾当局も補助して台湾コンテンツの海外進出をサポートするような形なのかなと思います。マンガも国境は関係なく混ざりながら発展するのでしょうね、AIも交えて。
その他のトピックス:
魅力的なサービスを“実質無料”で 『Nintendo Music』に見た任天堂のブレない姿勢(Real Sound)
switchのサブスクに入っている人は実質無料でNintendo Musicに入っている音源データが聴けますよという話。任天堂はamazon primeになれるか。いけるような気がしますが。
読書メモ:
読書メモ:ただの人にならない 「定年の壁」のこわしかた(マガジンハウス新書)(audible)
読書メモ:キャリアをつくる独学力(audible)
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