デジタルブックトピックス:
オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係
AIコピーライター「AICO2」が音声広告にも対応 音声広告市場の拡大を目指す「AICO AUDIO AD PROJECT」発足(電通)
電通が開発したAIが、同社が蓄積した思考プロセスなどを学習し、コピー生成から音声制作、編集までを一貫して作れるワークフローを提供するとのニュース。「当社のコピーライターが長年培ってきた思考プロセスを人工知能(AI)に学習させた広告コピー生成ツール」ですか。これは、色々思うところ出てくるなあ。社員やOBの方々にどのように理解を得たのか、その辺のプロセスがあったのか、どうなんだろうなあ。
「オーディオブック大賞2024」を発表! 『成瀬は天下を取りにいく』、『汝、星のごとく』、『JUST KEEP BUYING』が各部門大賞に輝く(オトバンク)
聴き放題部門の大賞、準大賞は私も読みました。どちらも小説で、大賞の「成瀬」は登場人物をそれぞれの声優さんが担当するなどラジオドラマのように楽しめる作品で、労作だなあと感じながらも軽快に聴いていました。徳川家康も、歴史エンターテイメントといいますか、設定は現代なんですけれど映画化されたのも納得な軽妙で痛快なお話でした。メジャー感なセールスとエンタメな作り込みが今後も牽引していくんだろうなあ、と思いました。
Spotify、オーディオブックをフランス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクに拡大/Spotify Expands Audiobooks to France, Belgium, the Netherlands and Luxembourg(Publisher’s lunchi)
SpotifyのオーディオブックサービスがEU各国にじわじわ広がっています。それぞれの言語のコンテンツはそもそも充実しているものなのかな。
LGの新サービス、AIクローンの親の声を使って子供たちに物語を読み聞かせる/New LG Service Will Read Stories to Kids Using AI Cloned Voice of Parents(Good E Reader)
これも考えさせられるやつですねえ。親は親が時間がある時に読み聞かせ、朗読は朗読のプロのコンテンツを提供すればいいじゃないか、みたいな話も出そうです。私はどちらでもいいんじゃないかと思いますが、たとえばむずかる子どもも親の声のお話が流れるとおとなしくなる、ということだと実用的だな、などとも思ったり。しかしこの技術は色々横展開できそうですねえ。
グーグルの「Notebook ML」のポッドキャスト生成機能が凄いと世界中で話題【Media Innovation Weekly】10/21号
元のテキストを解析してポッドキャストの掛け合い解説みたいのを作ってくれるサービスとのことですけど、すごいのはわかるんですけど普通の人は使わないですよねこれ。試してみたくはなりますけどね。
電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ
ドコモ、電子書籍サービス「ひかりTVブック」を終了へ–購入書籍は「dブック」で閲覧、12月から(CNET Japan)
コミックシーモアの景気のいい話が毎週リリースされていましたが、サービス終了の話もあります。事業者が一緒なら、そうですねえ、そういう選択肢になりそうですね。
「Webtoonは創作性が足りない」読者調査から観る、縦読み漫画の課題とファン層の乖離(KAI-YOU)
Webtoon業界から名作クリエイターが誕生するのか、大物漫画家が参入してすごい作品を作っていくのか、はたまたアニメ業界からくるのでしょうか。どうなんだろう、現状は時間つぶし感が強いのかな、なんとなくネットニュースを見るような感覚で作品を読む感じでもないのかなあ。
技術書の電子書籍を PDF/EPUB で配信しているサイトまとめ(qiita)
kindleでも買うけどやっぱり汎用ファイルとして持ちたいという感覚がエンジニアっぽい、のですかね。コードとかのコピペはPDFの方がいい、みたいなことは聞いたことがありますけど。先日ご紹介した永久に利用できないデジタルコンテンツには「購入」ボタンを付けてはならない法律がカリフォルニア州で制定される(GIGAZINE)という記事にもありましたけど、一方で、ファイルを売るんですよという形式と分かれていくのかもしれませんね。例えばNFTは所有を明確にするルールだったりするわけですし。
新しいKindle電子書籍リーダーはコンピューターに表示されなくなりました/New Kindle e-readers no longer appear on computers(Good E Reader)
英語のタイトルと、g先生が訳した日本語のタイトルを比べると、正しい直訳であろうことはわかりますね。でもこれ意味わかります?PCにKindle端末を繋げても、finderあるいはエクスプローラに表示されなくなったということなんですね。少し前にsend to kindleが廃止されたという記事もありましたが、あまりepubファイルをやり取りできない方が諸々リスクは少ないとは思います。
出版とAI
「出版業界存亡の脅威ではない」 米タイム誌COOが語る、AI 企業との契約に積極的なワケ(DIGIDAY)
出版社にとってのポイントは、出版社本体の持ち物が何か、ということだと思います。何を所有していて、なにを預かっているか、ということではないかと。
俳優労働組合SAG-AFTRAや世界最大の出版社が「AIをトレーニングするためにクリエイティブ作品を無許可で使用してはならない」とする公開書簡に署名
それぞれに考えがありますね。
その他のトピックス:
丸善ジュンク堂書店ネットストア、「書籍のお取り寄せ」などサービスを拡充(丸善ジュンク堂書店)
hontoの書籍EC終了、アプリhonto with終了で次のアクションを待っております。
読書メモ:
読書メモ:休養学 あなたを疲れから救う
休養学: あなたを疲れから救う 片野 秀樹 (著) 東洋経済新報社
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