デジタルブックトピックス:
オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係
「小説 映画ドラえもん」初のオーディオブック化で好評 9月の人気ランキング上位を獲得、12月に第2弾も配信予定
「小説 映画ドラえもん」オーディオブック化ってなんですかって思いましたが。絵から始まる漫画が動きのあるアニメになり、また文字にされてそれが音声化する、と。映画化の時にそこまでが当たり前に織り込まれるようになってくると面白いですね。
読書の秋に、聴いて楽しむ「オーディオブック」のススメ。老眼で活字が読みづらい人やウォーキング趣味の人にも!「あえて興味のない本を聴く」のもあり?(婦人公論.jp)
はい、全くそう思います。オーディオブックがこのような人にこういう理由でおすすめ、の部分。そして他のデバイスとのメリットデメリットが簡潔にまとめられています。
音声ベンチャー、野沢雅子のAI音声を開発「演技領域には提供しない」青二プロ協業で技術活用進める(オタク総研)
日本を代表する声優さんである野沢雅子さんが所属するプロダクションが、AI音声ベンチャーのCoeFontと協業して、声優さんの声をデジタル化、AIを使って他言語に展開したり、ナレーション他に活用するとのこと。声の盗難に関してが騒がれていますが、このような攻めの展開と揉み合いになった方が健全な解決に近くなりそうな気はします。
電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ
読者に支持される電子コミックストアは?顧客満足度で「コミックシーモア」が首位…講談社と集英社も自社サービスが好評(オタク総研)
コミックシーモア好調のニュースが多いですね。満足度調査では出版社型ストア、総合型ストアに分けてそれぞれの部門で調査したとのことです。確かにお客のロイヤリティはそれぞれ違いますもんね。しかし、漫画だなあ。。
コミックシーモア「売上高800億円超え」の衝撃度(東洋経済オンライン)
そして東洋経済でも記事となりました。直近のコンテンツの急増はストアからの動き、ということなのですね。値段も品揃えも一見大きく変わらないように見える(店頭のデザインなどは違いますが)電子書店の中でシェアを上げ続けるということはちゃんと理由があるわけですね。そうか、ピッコマ、シーモアの順になるのか。。
電子コミックの源流は“PDA”から――「コミックシーモア」が歩んだ20年、朝日代表に聞く(ITmedia)
サービス始まった頃はPDAで提供、そんな時代もあったねと、いえ、知らなかったです。記事ラッシュでまとめて読んで、いかに知らなかったかも知ることになっているわけですが、そうですか、APP課金ではないのですね。これは驚いた。
出版の未来を切り拓く! 新事業『DIYアカデミー』創設でプロデューサー&ライターの育成強化に臨む(株)DIYマーケティングラボ
「インタビューだけの丸投げ出版」スタパブが好調のDIYマーケティングラボが拡大する電子書籍市場を背景に、著者・クライアントに対するサポート力の充実を図る。
ちょっと待って、この文単体でサブタイトル的に置かれているんだけど理解できますか?結構トリッキーだと思うんだけど、集客のためのリリースなのに大丈夫なのだろうか。
粘土板から電子書籍リーダーまで: 書籍イノベーションの進化/From Clay tablets to E-Readers: The Evolution of Book Innovation(good E Reader)
粘土板まで遡るとは。一旦デジタル情報になってしまうとあとはデバイスの進化に委ねる、ということになりますかね。あのVRグラスというんですか、あのゴーグルみたいなやつ。ちょっと試してみたいのですが、いかがわしいものを見るために買うわけじゃないとちゃんと思ってもらえる方法はあるのでしょうか。どうしたって白い目で見られそうだし、買ったら買ったで、そりゃ見てしまうだろうことも事実ですし。
株式会社佼成出版社が運営する電子書店「ちえうみ」がPC版機能(アプリ/ブラウザ)を導入し、「読み放題プラン」の多様な利用スタイルに対応(佼成出版社)
「仏教を、もっと身近に。」をコンセプトに、仏教の入門書から学術専門書まで豊富なコンテンツをラインアップする「ちえうみ」。
なんか、この字面好き。カッコと体言止めが、なんかいい。コンセプトがはっきりしているからなんでしょうか、アプリ版の次にブラウザ版でも閲覧できるようにサービスを改善。コツコツいいですね。
これからの学術情報システム構築検討委員会、電子リソースデータ共有サービス「電子ブックメタデータ(国内)」を正式公開(CAポータル)
電子ブックメタデータの部分はわかるんですけど、それ以外が全然わからない。論文やDBなども串刺しで検索できたりするのですかね。出版社は新しく何かを提供するわけではなさそうなことは確認しました。
以前「縦読みマンガが世界のスタンダードだ」と言われたのは何だったんだろうな→縦読みマンガを連載するときの壮絶なハードル(togetter)
縦読み漫画はデータのフォーマットだけではなく課金対象や読ませ方も変わったので、作家も読み手も戸惑いはあったのでしょうね。しかし作家の自腹はすごいエピソードだな。。形がなじめば作品が付いてくるのだと思いますが、先行投資があまりに重いと続けたくても続かなくなるという点はあるでしょうね。
電子書籍は恐ろしいんですよ……。刊行から年単位で経過してても、家計の足しになる程度の印税がスッと入ってくるんです→家計の足しになっているなら読み手側も嬉しい(togatter)
電子書籍は恐ろしい、って「まんじゅうこわい」みたいな感じですかね。確かに計算方式も違いますし、流通在庫の経過は電子が有利なところも大きいですけどね。
その他のトピックス:
経産省PT、書店活性化の課題29項まとめる(新文化オンライン)
箇条書きを改行せず、コメントをひと言もつけていないというサイレントリアクション!?
2023年度レンタルブック貸与権使用料、約9億7000万円に(新文化オンライン)
コミック中心ですよねこれ。前年28%減少とのこと。TSUTAYAとか扱い店舗が増えているわけではないんでしょうか、それとも違う業態の話なのでしょうか。
オンライン出張編集部「モチコミonline」第5回を11月2日(土)に開催 1,800名以上の漫画家志望者、400名以上の漫画編集者が利用(セルシス)
ネットらしいサービスです。クリエイターさんが出版社を選択するという、本当に持ち込みと同じ形式ですね。常時受付ではなく日時を決めているんだ、そうなんだ。どういうことなんだ?
「Created by Humans」を宣伝する作家組合/Authors Guild to Promote Created by Humans(publishers lunch)
途中までしか読めなかったので推測なのですが、AI学習したコンテンツのJASRAC的な役割を持つ組織を作った、ということなのかなあ。でも運用イメージが湧きませんねえ(すぐ諦め)。
『ポケモンGO』×『地球の歩き方』コラボ決定 日本各地を巡る厳選“公式ルート”が登場(Real Sound)
コラボらしいコラボ。いまいち盛り上がってないように見えるポケモンGOのルート機能に刺激を与えることができるであろうか。といっても地球の歩き方で紹介されるクラスのルートは既にたくさんルートが組まれているようにも思えますが。
読書メモ:
『成瀬は信じた道をいく』 宮島 未奈 (著) 新潮社
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