読書メモ:ビジネスエリートがなぜか身につけている 教養としての落語(audiobook.jp)

オーディオブックについて

子供の頃見ていたNHKだったかの演芸番組では、漫才やマジック、モノマネや切り絵など色々な見せ物を混ぜてプログラムにしていたのがあって、そこには落語も入っていました。ビデオに録画なんてできない頃でしたから選り好みせずに流れるままに見ていました。若い人は少なく、ベテランのおじさんが多かったように記憶していますが、実際どうだったかは曖昧です。でも新人は新人なりの勢いを、ベテランや師匠みたいな人はそのように立てながら紹介されていたので、そうなのかとのせられながらぼんやり見ていたのではないかと思います。落語の内容の面白さが理解できていたのかも怪しいです。桂枝雀が出てきた時はすぐに好きになった記憶がありますが、多分に外見や動きだったような気もします。

そんな感じで毎週のようになんとなく見ていましたし、笑点もありましたし結構見ていたと思うんですよね。演目によっては繰り返し聴いていた話もあるはずなんですが、これが覚えていないんですよねえ。熊さん八つぁんみたいな言い回しとか、長屋の風景みたいなイメージはなんとなく残っているんですけどね。

大人になって、それこそ音楽アプリやオーディオブックサービスで検索すると、落語もヒットしてきます。音楽サービスで芸能が出てくるのは不思議な感じもしますが、確かに音声で完結しますもんね。で、有名な演目をいくつか聴いてみたりしました。というわけで触れてはきたものの、落語に関して何を知っているわけではないし、面白さをちゃんとキャッチできているのかも自信がない。

というわけで気になってはいましたが読んでいなかった本書がオーディオ化されていたのでありがたく読みました。落語の歴史や他の芸能との違い、名人たちのエピソード、代表的な噺のストーリーや背景、楽しみ方などウンチクもたっぷりで楽しめました。

落語のくだりも随所に入っているのですが、ナレーターさんも落語の内容を朗読とはいえ読まされるのは大変ですよね。お疲れ様でした。

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