デジタルブックトピックス:
オーディオブック・ポッドキャスト・音声関係
聴く読書オーディオブックの利用拡大 新たな音声表現の可能性も追及(oricon news)
がっつりaudiobook.jpさんが取材されてます。FeBeの響きも懐かしく。朗読少女やイケボ作品などあの頃の色々な試みも思い出しますなあ。スタジオオトバンクや文喫とのコラボ『New Store Manager』などにも触れています。
BookBeatではお気に入りのオーディオブックを90日間無料で聴くことができます/BookBeat Will Let You Listen to Your Favorite Audiobooks For 90 Days For Free(Good E Reader)
英国のサブスクオーディオブックサービスですね。5.99ポンドは1078円(投稿時)ですよ。90日間はさてどこが吸収しているのか、というのはありますね。
Amazonオーディオブック Audible (オーディブル) 音声出版入門:ゼロからはじめるボイスブック
udemyなどでノウハウが出ていますよ。でも今は著者が個人で口座を持って時作オーディオブックを発表することはできないみたいですね、ご注意くださいませ。でもこれからはKDPのオーディオ版も実装される可能性もありますのでアンテナを張っておいた方がいいと思いますよ。もちろんこのブログでも話が出ましたら追っかけてまいります。
電子書籍・コミック・リーダー端末・アプリ
メディアドゥ、電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」と電子書籍流通のシステム連携開始(MediaDo)
裏側の話ではありますが、独特の入稿する仕組みのピッコマに、日本の大手電子取次メディアドゥがシステムを作って一髪連携できるようになった、という話ですね。地味でカロリー高い仕事をスムーズにするのは本当に意義があることなのですよ。
【新番組】「メディアドゥ&トーハン Presents 本屋さんへ行こう 」
来週から始まるんだ。
日本の中心地、一ツ橋一丁目一番地にある電子書籍を扱うメディアドゥ本社のスタジオに著者をお招きし新刊の読みどころなどを紹介する「作家さんに聞いてみよう!」と、全国の地域の書店さんに電話をつなぎイチオシ書籍などを紹介する「書店さんへ行こう!」。「業界ニュースの拾い読み」では、出版業界の最新トピックスやトーハンやメディアドゥのイベント告知をお伝えします。番組を聴いて週末は本屋さんに行ってみよう!
行ってみよう!
永久に利用できないデジタルコンテンツには「購入」ボタンを付けてはならない法律がカリフォルニア州で制定される(GIGAZINE)
正式には購入ではなく閲覧権の付与をしているサービスに「購入」というカートの表記はNGですよ、という法律ができたとのこと。なるほど確かに、もっともだと思います。私はマンガは電子で「購入」していたわけですが、正式には「閲覧」できる権利を持ってるんだぜ、ということで「蔵書ではない」ということですね。まぼろし~。嫌な人は嫌だと思います。私は相続するわけでないし、それでいいようには思いますけど、所有にこだわる方は一定数いらっしゃることでしょう。
市場規模は1.6兆元以上!活況を呈する中国のデジタル出版産業(人民網日本語版)
1.6兆人民元は26兆4,000億円になるそうです。棒読みになっちゃいますね。でも、記事を読むとアニメやゲームもひっくるめた数字のようですね。デジタルコンテンツ市場といい換えた方が通りがいいかもしれませんね。に、しても
オンライン文学の読者は過去最多の5億3700万人にまで拡大した。
うん、やっぱすごいや。
中国のデジタル出版産業規模、2023年に2300億ドル強に(Media Innovation)
ソースは同じですね。書協の樋口専務理事も登壇されたとのこと。
アルファポリス、フランス語圏ユーザーを対象として同社公式漫画のフランス語翻訳版電子書籍を展開開始(Gamebiz)
日本のマンガ・アニメに親和性が高いフランスに向けて、自社作品をフランス語に翻訳し電子書籍として展開、とのこと。これからはデジタルとグローバルだ、ということをまさに体現している取組ですね。フランスでのマーケティング施策などどうされるのか興味あります。
老舗出版社からウェブメディアへ ネット時代の編集者の最強スキルとは(一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構(D-JEDI))
『Harvard Business Review』(HBR)の日本版編集長に就任された常盤さんのロングインタビュー。キャリアと、そこでの仕事と役割、その時のメディア情勢が簡潔ですがとてもわかりやすい記事です。この明快さにはしびれます。ご苦労もあったかと思いますが転職してもすぐに実績が出せるのはミッションと立場の理解が図抜けていたからではないでしょうか。新天地でのご活躍を祈念いたします。
“8800円”の本が無料で読めるだと…… プロ仕様の料理書『日本料理大全』シリーズがデジタルでまさかの全文公開
cool! この試みを決めた会議の一部始終もYouTubeに公開してほしいです。
小説投稿サイト「魔法のiらんど」を「カクヨム」に統合 KADOKAWAが発表 引っ越しツールも提供
実績も知名度もある「魔法のiランド」サービスを、現在の自社発サービス「カクヨム」に統合吸収。存続事業としては後者になるとのこと。名称はカクヨム内に残るということですし、事業モデルとしても続くというのは本当にすごいなあ。
英語の授業で「デジタル教科書」のみ使用は3%、88%が紙と併用…財務省調査「活用進んでいない」(読売新聞オンライン)
同じ内容なら勝手知ったる紙を使うというのは、「まあそうかな」と思ってしまいますが。なんでしょう、重いランドセルやバッグの問題だけでもiPad一台で解決で前進でいいんじゃないでしょうか。教師への教育にも時間かかると思うですよ。
BookTokの影響: 文学文化とパフォーマンスの間/BookTok’s Influence: Between Literary Culture and Performance
この記事非常に興味深いので翻訳かけてぜひ読んでみてください。実際のbooktok、bookstagramをあまり見ていないので理解度に関しては自信がないのですが、インフルエンサーは推し活ではなくメディアなんだ、というところで、色々かき混ぜちゃうところもあるというのは感じるものがあります。
その他のトピックス:
文化通信社セミナー2024 日本能率協会マネジメントセンター代表取締役社長・張士洛氏「新規事業、海外展開で業績を拡大 JMAMの成長に向けた事業戦略」
う~ん、かっこいい!参加しなかったことを悔やんでおります。誰か見た人いらっしゃいますか?我がことのように語って聞かせてやるという方がいらっしゃったらご連絡ください!
人工知能コンテンツは存在するべきか、存在しないべきか?/Artificial Intelligent content; to be or not to be?(Good E Reader)
哲学的にも見えるタイトルですが、AIで何でもできちゃうんだったらもうライターなんてやめちゃおうかしら?みたいな問いにこたえるものです。気取って哲学的な感じでいうならば、「べき論ではなくもうAIはそこにいる。だけど、プロンプトがなければ何も生成されず、出てきた返答とてゼロから1を生成するわけではない。それを「存在する」ものだと定義することは、あなたの一存によるものでしかない。」なんちゃって。
ユヴァル・ノア・ハラリは「Nexus」でAIをビッグヒストリーとして扱う/With “Nexus,” Yuval Noah Harari gives AI the big-history treatment
歴史俯瞰の名人、ハラリさんが『サピエンス全史』後の名声について、そして新刊で扱う情報とAIについてのインタビュー。
「現実は複雑なので、真実も複雑になりがちです。そして人々は複雑な話を好みません。」
新刊、楽しみです。どこから発売されるかも含めて。
PIXTA、機械学習用画像・動画データの受注額が約3.3倍に増加・・・AI開発需要の高まりを反映(Media Innovation)
PIXTAがAIにデータを売ってるって何?と思いましたが商用権利処理済のデータを商品として売っているのですね、なるほど。二次利用という言い方をするのかはわかりませんが、その後の使われ方についてはまた一般的なメニューとは別の条件になっているのかもしれませんね。PIXTAのようなビジネスにおいては厳しくなるんだろうな、と勝手に思っていましたが、そうでもないのかも。
有料会員100万人「radiko」のビジネス的伸びしろ(東洋経済オンライン)
私も使っていますが、radikoいいですよね。シンプルだし、良くも悪くも、インターフェイスあんまり変わらないし。でもビジネスとしてはエリアの属性もあるサービスだけに、番組内のCMそのままでいいのかなあ、TVerみたいにした方がいいんじゃないかなあ、などとも思ったりしておりました。ユーザーとしては変わってほしいとは思ってはいないんですよ、むしろ変わってほしくはないんですけど。
世界最大級の図書館は「AI訓練データの宝庫」だ(Forbes)
なんかね、だれ目線のどういうタイトルなんでしょ、と思いますがしっかり読んでしまいました。昔googleも大規模な図書館自炊をやって大きなニュースになりましたが、やることは同じですね。なんのために学ぶか、は変わりますが。ただ、なんでもモリモリ食べればいいというわけではなく、昔の情報はAIが誤解を生むこともあるのだそうです。確かに。携帯前、スマホ前とは同じ言葉も違いますもんね。電話をかける、メールを送るの行為が違いますもんね。写真を撮る、もそうかあ。
ディストリビューターの破産により、Verso は 100 万ポンドの負債を抱える(Publisherslunch)
これは大変です。
読書メモ:
読書メモ:戦争の地政学 (講談社現代新書) 篠田 英朗 (著)
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