ベストセラーになっているのを見て気にはなっていたのですが糖質疲労を読むのに眼精疲労になりそうなので見送っていたのですね。それは冗談ですが、オーディオブック化しているのを見てぽちっとしました。「糖質疲労」とははじめて聞く言葉ですが、ニュアンスは伝わります。スポーツドリンクをがぶ飲みするとかえって体がだるくなる、とかはいわれていましたし実感としてもわかります。また、私は平日ほぼ昼は軽いお弁当を作ってきているのですが、たまに外食でがっつり食べると露骨に眠くなることもありました。疲れもそうですけど、ここ数年健康診断でHbA1cの数値が悪いので、糖質に関しても対策はしなくてはいけないんだよなあ、という自覚はあったのですがそっちの内容なのかはわからないまま読み始めました。そっちの内容でした。
カロリー量とダイエットは関係ない。脂質で太るというわけではない。糖質を控えそれ以外はしっかり食べるロカボ=ローカーボンが体を正常に保つ鍵である。これがエビデンスと共に展開されます。この論調やケースの紹介、既視感がありました。糖質制限・ケトン体ダイエット、プチ断食、オートファジーなどの健康法・ダイエット法も紹介しながらロカボの優位性を説いているのです。この説明も聞きおぼえがある気がします。調べてみたら、
同じ著者の本でした。どおりで。過去2冊読んでいました。というわけで復習をさせていただきました。人によって悩みや問題は違うところはあると思いますが、私のように糖尿病まではいっていないけれど成人病にかかわる数値が毎年じわじわと悪化しているような方は、むしろ救いがあると思いますので一読されるといいと思います。
『糖質疲労』山田 悟 (著)サンマーク出版
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