ChatGPTの突然の登場は驚きしかありませんでした。そしてこの技術の登場で世の中はどう変わるのか、妄想が膨らませました。今後どのようにアップデートしていき既存の技術やサービスと繋がっていくのかワクワクしながら注目していました。
そして、慣れました。最初の頃のiPhoneは新商品で何が変わったか、iOSの進化でどんなことができるようになったか発表を楽しみにしていましたが、いつからかあまり気にしなくなったのと同じでしょうか、多分そういう感じではないでしょうか。OSもあ、アップデートきたかーと受け入れつつ、何が新しくなったかとかはチェックしなくなりました。かといって使わなくなったわけではなく、肌身離さず持ち歩き使ってはいるのです。ChatGPTはそこまでべったり一緒にいる感じではありませんが、AIの恩恵を受けたサービスはべったり裏側で使われていると思います。
本書は堀江氏の著書ではありますが、章ごとにテーマを設定して深津貴之氏、緒方憲太郎氏、佐藤航陽氏、茂木健一郎氏が登場します。といっても会話ではなく、往復書簡的な尺でやりとりが交換されるような感じです。技術的な話、ビジネス的な話の両方が専門家によって語られるわけですが、変わることはわかった、それでどうなるというその先の感覚が面白いです。語る側にすれば試されているわけでそれもヒヤヒヤな部分があるのかもしれませんが、未来予知クイズではなく、それにより生き方やビジネスが変わるわけなので、うまく流れに乗ることは大事なことです。いや、乗れないで読み違えてあちゃー、は避けたいところですね。本書の構成案・問題提起の導入・そして編集にも挑戦的にChatGPTが使われていることでしょう。それがどこからどこまでか、私たちは推測することしかできませんが、それぐらいのレベルでまさに自然言語処理されているわけですね。

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