今週のデジタルブックトピックス:2024/07/14

デジタル書籍・AI・海外版権

今週のデジタルブックトピックス:

あらゆる本を、好きな声でオーディオブックに–AIスタートアップSpeechifyの挑戦(cnet)

以前Speechify Review: The Ultimate Text-to-Speech App in 2024? という記事をご紹介しましたが、あらゆるテキストを合成音声で読み上げるTTS(text to speech)技術を持っていて、chromeの拡張機能で提供しているのがいいなあ、と思ったのでした。この記事を読むと、PDFをアップして読んでもらう、などもできるとのことで確かにタイトル通り「あらゆる本を、好きな声でオーディオブックに」が実現しますね。


ホリエモンAI書店「Bookflix」公開、著者AIの朗読本を観る第三の読書体験がはじまります。都知事選終了まで3日間99円(ホリエモンAI学校株式会社)

ホリエモンこと堀江貴文氏のビジュアルと、本人の声を学習した声をかけ合わせて、あたかも本人がカメラの前でしゃべっているかのように合成された「朗読本」動画のサービスなのだそうです。おそらく堀江氏本人が書いたテキストをTTSで読み上げているのでしょう。そして本人Vtuber(?)のように映像も同期させているということですね。オーディオブック+映像というコンテンツなのですが、オーディオユーザーとしては、朗読本であるならば音声だけでいいのでは、と思わなくもないです。サービスサイトにこのような文言が。

お問い合わせ
出版社/著者さんへ、著者の朗読を観る本「ムービーブック」を制作/販売しませんか?

とありましたが、オーディオブックのプラットフォームみたいにしていく構想なんでしょうね、でもBookflixだしな、まあ、いいんですけど。ちょうど『ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち』を読んだところでしたので重なりました。


電子書籍のアクセシビリティ(新文化)

デジタル書籍のニュースを集めていながらなんだといわれそうですが、私は文字ものの電子書籍はほとんど読みません。記事や書評を読んで、忘れないうちにと買うことはあるのですが、多分そうやってたまに購入した本数年分がクラウド上で積読になっています。デジタルはオーディオブックと漫画、文字本は紙、が多いですね。老眼のアクセシビリティ。


YouTubeオーディオ広告とは?音声ならではの特徴3つを紹介!(union media)

Youtubeオーディオ広告という文字面だけを見ると混乱してしまいますが、動画に音声広告をかけることもできるのですね。私はほとんどYoutubeを見ないので気づいていないだけかもしれませんが。毎週聞いているラジオCMなどはこの干からびた脳でも染み付きますもんね。


Amazon、Alexa搭載スマートアラームクロック「Echo Spot(2024年発売)」を販売開始(amazon)

prime dayに合わせて新商品投入ですね。部屋用のスピーカーとしてもお手頃な値段でいい感じ。ディスプレイも当たり前になってきているんですね。そう、曲名を再生中に聞くと一旦中断されるので文字で表示されるのはありがたいことです。このブログではあまり新商品がでたというだけのリリースは採り上げないんですけど、先週alexaの記事が続いたのでひろってみました。

その他の出版ニュース:

書店の振興プロジェクトチ-ム」を作って下さった経済産業省の齋藤健大臣に会いに行きました。(二村知子 隆祥館書店 note)

経済産業省、「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」を公開

今週の読書メモ:

ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち』堀江貴文 (著) サンマーク出版

対立構造。

コメント

タイトルとURLをコピーしました