今週のデジタルブックトピックス:
Amazon が「Metis」チャットボットを開発中/Amazon Working on ‘Metis’ Chatbot(Good E Reader)
AmazonもAI自然言語処理のチャットエンジンを作ってますよ、という話です。open AIと比べられても私たちはピンとこないわけなんですが。むしろalexaがChatGPTかまされて頭良くなってもらえたらうれしいんだけどなあ、と思うわけです。やはりgoogleのサーチエンジンの向こうをはってA9を開発したamazonですね。MSのオフィスアプリ群にGPTを組み込んだように、本業的にはAWSなんだろうけど、どうなんでしょうそこは書いていないですね。
Amazon、生成AIで「Alexa」大改良か ChatGPTに対抗(JB PRESS)
primeとは別枠のサブスクになる方向だとのことで。上の記事とも繋がるんですけど、何に金を払うか、ということがはっきり見えれば全然いいと思うのですが、そのあたりはどうなんでしょうかね。買い物アシストメインだったらお金払わないんじゃないかしら。alexaにサブスク時給分の何をしてもらえるのか?amazon Ads の管理とか、AI投資みたいなロボならイメージわくんですけど。続報が楽しみです。
AudibleとSiriusXMでオーディオブックの抜粋を聞く/Hear Audiobook Excerpts with Audible and SiriusXM(Good E Reader)
SiriusXMというのは米国・カナダで展開する衛星デジタルラジオ局のようです。オーディブルと提携して、オーディオブックの抜粋や、著者インタビューなどのコンテンツを配信するということで、これは確かにお互いにとってメリットがあるような提携のように思えます。オーディオブックの導線としてはポッドキャストが相性がいいのだろうなと思ってはいましたが、既存媒体たるラジオの格も魅力的でしょう。
AI漫画翻訳のMantra、小学館・集英社などから7.8億円を調達(Media Innovation)
資金を出したのは株式会社小学館、株式会社KADOKAWA、株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスなどということで、海外進出への期待度がひしひしと感じられますね。もちろん海外への展開はすでにされていますが、スピードアップとコストダウンと、海賊に先んじること、あ、スピードアップでいいのか。
若手社員の半数以上は社内コミュニケーション不足。今後重視したいのはメールやチャットより「音声」【20代の若手社員500人に調査】(オトバンク)
感情面を伝えるのには音声を、情報とログはテキストも、という感じでしょうか。ボイスメール懐かしいなあ。チャットと電話の使い分けが上手い人は「できるな」と感じますよね。メールの書き方、声での伝え方はいくら投資してもいいと思うんですよね。ツール以前に、です。
総勢38名の芸人の12の風景にまつわるエピソードトークが楽しめる新感覚の没入型 Audible オリジナルポッドキャスト番組『風景のはなし~どこでもエピソードトーク~』配信開始(吉本興業)
YouTubeもそうですけどポッドキャストも「個」が強いなというか、個の力や味を出すのに最適なツールという認識でいました。チェックせず無責任にいいますと、吉本ちゃんねるよりもタレントちゃんねるでしょ、みたいな意味で、です。ですのでこのような切り口ものがどう受け止められるか、出演?するそれぞれの芸人さんの相乗効果になるのかは興味あります。
その他のニュース
日本のコンテンツの世界展開を目的とした新会社「株式会社MAG.NET」設立/小学館
新しい商流を作るということなのか、手のあまりついていないIPを開拓するのか、こちらもどうなるものか楽しみでございます。ああ、IPまわり、まとめないとな。。
情報爆発の時代、図書館はどこへ…シンガポール、デジタル化とAIで革新 たった1分で物語を生成したり、3Dプリンターを使えたり(47NEWS)
デジタル書籍の話かどうか、境界線ではございますが。ただ図書館が、アーカイブからラボに転じるという発想はなかなかに、本当になかなかに素晴らしいものではないかと。二つの方向に分かれてもいいんじゃないでしょうか。
今週の読書メモ:
『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』
コメント